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これはただの妄想だ
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異世界から奪還作戦後、河川ザメに負傷したものが出たので、対応に当たる。
「サッサッ」
「木の枝みたいなので抵抗してきたから、避けずに受け止めたら、トゲがさめ肌に…ああこのYの字に残っているのがそうですかね」
照りのある黒いサメ肌こ中に食い込んでいる。
「表面は触っても?」
「サッサッ」
「痛くないと、そのままでも大丈夫ですが…」
「…サッ」
「抜きますね」
サメ肌から異物を撤去した。
フォォォォォ
異物から発する何らかのオーラ。
「先生どうしました?」
「これ、呪いで攻撃しようとしたんだろうなって」
「でも河川ザメには無効では」
「そう、河川ザメがそうだって知らなかったんでしょう、ただこの異物が何なのか調査は入るみたいだから、封印処理お願い」
「わかりました」
「はい、これで大丈夫、あとは美味しいものを、今日は特別に用意してもらって」
河川ザメが診察や治療に協力的になってもらうために、終わると美味しいものが食べれるようにした。
ガツガツ
「あれ、あのアヒージョ、マントラゴラじゃないですか?」
「そうそう」
「河川ザメってマントラゴラ嫌いでは?」
「生、未調理のくそ不味いのが嫌いであって、チキンとマントラゴラのアヒージョにするとあんな感じでガツガツ食べるよ」
『ボエォォオオオオオオ』
マントラゴラの悲鳴がうるさい場合は、オフ機能を使ってね!
『んほっ!ミルク』
「ゴットファーザー(名付け親)直々に連絡がありました」
「おお、ゴットファーザーから」
シャンパー達からゴットファーザーと言われているのは、あのメーカーのシャンプーを開発しているコンさんのことである。
「それで新しい商品の名前は…」
「朝一スライムです」
「なんという神々しいお名前」
「それでいてノンシリコン、これは今期の売上も決まったようなもの」
「ただ先行している浜薔薇では在庫限りとなると」
「いけない、我々があのシリーズの売上を支えなければ」
「そうです、でなければ、平凡で無難なものばかり並んでしまう…我々にはあのネーミングセンスも必要なんですよ!」
そうだ、そうだとシャンパー達は発売前に朝一スライムを予約したという。
『んほっ!ミルク!』
「波里…」
「あっ、はい、大丈夫です」
(大丈夫じゃないだろう)
「早く行くぞ」
「はい…あなたは私の瞳を、経歴を羨ましいと言うけども、そんないいものじゃないですよ」
モヤのような何かにそう話しかけると、そのまま東司が運転する車に乗り、車は走り出した。
自殺の報道は規制されるように、道を踏み外した外道と呼ばれる存在の報道も規制される。
異世界に憧れる男が道を踏み外し、憧れと共にKCJ波里を狙った、これはそれだけの話であった。
カリカリっ
気落ちしていたところを、浜薔薇に通う知己からシャンプーだ!と言われ、強引に連れてこられた。
「他のお客さんもいないので、耳かきもしましょうか」
そういって蘆根は職人の耳かきを使い、耳掃除を始めた。
カリカリっという音と共に、薄い、こびりついた耳垢が剥がれる、それを紙の上にトントンと落としてから、今度は深く狙う。
ゾクゾクゾクッ!
深い部分に掘り進んでいく、そこに快楽があった。
ずっと進んでいて欲しい、そう思ってしまったら、浜薔薇の耳掃除に目覚めているということだ。
ピクッ
瞼も動いた。
それぐらい今の掘りは良かったらしい。
そしてそれを蘆根は見逃すはずはなく、カリカリカリカリと力をさらに落として削りにかかる。
頬が上がった、そして下がったと思えば、元の表情ではなく、『だらしない』と言えるような顔に変わっていく。
リラックスをしている状態では色んな夢を見る、ここで悪夢の人はまだいない。
ただ心が美しい人間の話を体感しているという。
それはひねくれた心によく効く。
そこにはたくさんの優しさと希望がある。
「終わりましたよ」
「あっ、ありがとうございます、すいません、トイレを貸してもらえませんか?」
「はい、そのドアから入ってすぐ見えます」
ザザザザザ
蛇口から水が勢いよく出てくる。
涙やら鼻水やらがひどいので、まず顔を洗おう。
さっき僕は何を見たんだろうか…ただ言えることは、ここで癒されるとしたらヒドク意地悪な話だなと思うのである。
ひねくれていた自分が馬鹿馬鹿しくなるような。
(特に最後の方だよ、異世界に憧れて、異世界から帰ってきた人を襲いまくっている人間の、最後なんてなんだよ、そういう小説は読むけども、その設定どっかにあったかな?もう意味わかんないよ)
しかも店に入る前にいた人たち、KCJだっけあの人たちが夢にまで出てくるしさ。
本当、疲れているって嫌だな。
口調から、彼はいつもの調子は戻っているが…それは本当に夢?涙したのは何に?と聞いてしまいたくはなるが、これはただの妄想だ、そうした方が良いこともある。
「サッサッ」
「木の枝みたいなので抵抗してきたから、避けずに受け止めたら、トゲがさめ肌に…ああこのYの字に残っているのがそうですかね」
照りのある黒いサメ肌こ中に食い込んでいる。
「表面は触っても?」
「サッサッ」
「痛くないと、そのままでも大丈夫ですが…」
「…サッ」
「抜きますね」
サメ肌から異物を撤去した。
フォォォォォ
異物から発する何らかのオーラ。
「先生どうしました?」
「これ、呪いで攻撃しようとしたんだろうなって」
「でも河川ザメには無効では」
「そう、河川ザメがそうだって知らなかったんでしょう、ただこの異物が何なのか調査は入るみたいだから、封印処理お願い」
「わかりました」
「はい、これで大丈夫、あとは美味しいものを、今日は特別に用意してもらって」
河川ザメが診察や治療に協力的になってもらうために、終わると美味しいものが食べれるようにした。
ガツガツ
「あれ、あのアヒージョ、マントラゴラじゃないですか?」
「そうそう」
「河川ザメってマントラゴラ嫌いでは?」
「生、未調理のくそ不味いのが嫌いであって、チキンとマントラゴラのアヒージョにするとあんな感じでガツガツ食べるよ」
『ボエォォオオオオオオ』
マントラゴラの悲鳴がうるさい場合は、オフ機能を使ってね!
『んほっ!ミルク』
「ゴットファーザー(名付け親)直々に連絡がありました」
「おお、ゴットファーザーから」
シャンパー達からゴットファーザーと言われているのは、あのメーカーのシャンプーを開発しているコンさんのことである。
「それで新しい商品の名前は…」
「朝一スライムです」
「なんという神々しいお名前」
「それでいてノンシリコン、これは今期の売上も決まったようなもの」
「ただ先行している浜薔薇では在庫限りとなると」
「いけない、我々があのシリーズの売上を支えなければ」
「そうです、でなければ、平凡で無難なものばかり並んでしまう…我々にはあのネーミングセンスも必要なんですよ!」
そうだ、そうだとシャンパー達は発売前に朝一スライムを予約したという。
『んほっ!ミルク!』
「波里…」
「あっ、はい、大丈夫です」
(大丈夫じゃないだろう)
「早く行くぞ」
「はい…あなたは私の瞳を、経歴を羨ましいと言うけども、そんないいものじゃないですよ」
モヤのような何かにそう話しかけると、そのまま東司が運転する車に乗り、車は走り出した。
自殺の報道は規制されるように、道を踏み外した外道と呼ばれる存在の報道も規制される。
異世界に憧れる男が道を踏み外し、憧れと共にKCJ波里を狙った、これはそれだけの話であった。
カリカリっ
気落ちしていたところを、浜薔薇に通う知己からシャンプーだ!と言われ、強引に連れてこられた。
「他のお客さんもいないので、耳かきもしましょうか」
そういって蘆根は職人の耳かきを使い、耳掃除を始めた。
カリカリっという音と共に、薄い、こびりついた耳垢が剥がれる、それを紙の上にトントンと落としてから、今度は深く狙う。
ゾクゾクゾクッ!
深い部分に掘り進んでいく、そこに快楽があった。
ずっと進んでいて欲しい、そう思ってしまったら、浜薔薇の耳掃除に目覚めているということだ。
ピクッ
瞼も動いた。
それぐらい今の掘りは良かったらしい。
そしてそれを蘆根は見逃すはずはなく、カリカリカリカリと力をさらに落として削りにかかる。
頬が上がった、そして下がったと思えば、元の表情ではなく、『だらしない』と言えるような顔に変わっていく。
リラックスをしている状態では色んな夢を見る、ここで悪夢の人はまだいない。
ただ心が美しい人間の話を体感しているという。
それはひねくれた心によく効く。
そこにはたくさんの優しさと希望がある。
「終わりましたよ」
「あっ、ありがとうございます、すいません、トイレを貸してもらえませんか?」
「はい、そのドアから入ってすぐ見えます」
ザザザザザ
蛇口から水が勢いよく出てくる。
涙やら鼻水やらがひどいので、まず顔を洗おう。
さっき僕は何を見たんだろうか…ただ言えることは、ここで癒されるとしたらヒドク意地悪な話だなと思うのである。
ひねくれていた自分が馬鹿馬鹿しくなるような。
(特に最後の方だよ、異世界に憧れて、異世界から帰ってきた人を襲いまくっている人間の、最後なんてなんだよ、そういう小説は読むけども、その設定どっかにあったかな?もう意味わかんないよ)
しかも店に入る前にいた人たち、KCJだっけあの人たちが夢にまで出てくるしさ。
本当、疲れているって嫌だな。
口調から、彼はいつもの調子は戻っているが…それは本当に夢?涙したのは何に?と聞いてしまいたくはなるが、これはただの妄想だ、そうした方が良いこともある。
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