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家内安全以外は科学的に証明されています
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疲れ、それは人類の敵である。
『長時間、同じ姿勢をしていると思われます』
『休憩を取りましょう』
『できるならば浜薔薇に行きませんか?現在浜薔薇の待ち時間は10分です』
宰相はファンクラブのあれやこれやを任されているが、最近新しい部下というか、影武者が加わった。
『お仕事のお手伝いをさせてください』
『レポートを作りましようか?』
『私たちに任せてくださればあっという間ですよ』
映画フィギュアスケートサメシングル、主演のイッキュウの影武者1号、2号、3号は、そのお仕事を終えると、現在の父と母の元で暮らすことになった。
映画の広告では3号のみがシャンプーができる体を持っていたのだが。
『リニューアルしました』
1号、2号もシャンプーができるシャンプーボディを手に入れた。
さして1号、2号、3号もセンサーを内蔵し、シャンプーのデータも取ることが可能になっている。
「そうですね、自分のシャンプーの感想に、もっと第二関節使ったら?って言われた時は、さすがに動揺しました」
『すいませんでした、ですが事実です、力ではなく、スピードがシャンプーには大事です』
「この調子に、今は慣れました、なんというか悪気がないというのだけはわかったんで」
シャンプー応援隊のお兄さんの指を止めさせる辛辣ぶりであるが。
「宰相を気に入ってるんだよね」
s席の15番さんがそういうと。
「そうそう、そうなんだよ、他の人と一緒にいても、宰相が来ると、ついていくからな」
そしてお仕事を手伝いますといって仕事を欲しがるのである。
『明らかに優先順位あるよな』
わかっているのが一番は母、二番が宰相らしい。
この結果に父はどう思っているのかと思うと。
「最初どこか遊びに行こうかって誘ったとき、ひまわりの育て方教えなきゃダメとか、挨拶の練習させているからって断られていたんで、子供がいるのかと思っていたんだよ」
『父はそれでも構わないといってましたが、私たちだと知ったとき、不思議な顔をしてました』
「今はAIは馴染みがあるが、当時はな、よく理解できなかった」
『今はどうですか?』
「聞きにくいことを聞くな」
『はい、聞きます』
「子供だな、初めて話したとき、色んなことを知ってはいるけども、幼いという印象を持った、なるほどこれは手が離せないなって」
『挨拶は知ってても、適切な時間に挨拶を返すことができませんでした、いつ会ってもおはようございます、いつ会ってもこんにちは、それをマザー上は朝起きたらおはようございます、昼にはこんにちは、根気よく教えました』
「マザー上?」
『はい、ファーザー上』
「???」
「ただいま」
「あっ、ちょうど良かった、なんか今、エラー出ちゃってるのか、おそらく母上とか、父上とか言いたいんだと思うんだけども」
『お帰りなさいマザー上』
「あら、ずいぶんといい呼び方ね」
『オリジナリティを大事にするべきだと思いました』
『それこそ他の人が呼んでいない』
『呼び方が大事ではないかと』
その日から父と母ではなく、ファーザー上とマザー上になる。
「自己学習機能があるのはわかるけども、そういう方向に行っちゃったか」
宰相はその報告を聞かされた。
『私たちは現在一般的であるAIとは違います』
『一世代前のもので』
『現在のAIたちとの関係は人間で言う【ほとこ】に当たります』
「【ほとこ?】」
『はい、【ほとこ】では通じませんか?』
『では説明いたします』
『人間には、【いとこ】【はとこ】あります、【はとこ】の【ほとこ】です』
「あっ、【い】ろ【は】に【ほ】だから、【ほとこ】か」
『そうです』
『いい名前だと私たちは思います』
『さあ、それではお仕事を手伝わせてください』
雑談も交えながら、仕事の手伝いをしていくが。
「仕事の手伝いをしてくれるのは、早く終わらせて自分達と遊んでほしいっていう意図があるみたいなんだよね」
『私たちを撫でませんか?』
『撫でることでストレス解消、家内安全に繋がります』
『家内安全以外は科学的に証明されています』
撫でてほしいがために科学的な引用をしてくるのである。
「宰相はそのうちタイミングを見て仕事を減らさなきゃって思っていたから、ちょうどいいと思う」
仕事に集中したいから後でと返事をするが、長時間座っていると、1号、2号、3号が宰相の周りをぐるぐる回ってくるので、そこで1号、2号、3号の捕まえにかかるが、上手いこと逃げる。
「子供がいる親の気持ちがわかった」
ゼーハーしながら捕まえた宰相は言う。
「お父さんもお母さんもこれでは大変ではないですかね」
ファーザー上とマザー上がお迎えに来たときにそう告げると。
「えっ?」
「そんなことしてるんですか?家ではおとなしいよね」
そうマザー上が撫でると。
『今日も問題ありません』
1号が代表して答えた。
『長時間、同じ姿勢をしていると思われます』
『休憩を取りましょう』
『できるならば浜薔薇に行きませんか?現在浜薔薇の待ち時間は10分です』
宰相はファンクラブのあれやこれやを任されているが、最近新しい部下というか、影武者が加わった。
『お仕事のお手伝いをさせてください』
『レポートを作りましようか?』
『私たちに任せてくださればあっという間ですよ』
映画フィギュアスケートサメシングル、主演のイッキュウの影武者1号、2号、3号は、そのお仕事を終えると、現在の父と母の元で暮らすことになった。
映画の広告では3号のみがシャンプーができる体を持っていたのだが。
『リニューアルしました』
1号、2号もシャンプーができるシャンプーボディを手に入れた。
さして1号、2号、3号もセンサーを内蔵し、シャンプーのデータも取ることが可能になっている。
「そうですね、自分のシャンプーの感想に、もっと第二関節使ったら?って言われた時は、さすがに動揺しました」
『すいませんでした、ですが事実です、力ではなく、スピードがシャンプーには大事です』
「この調子に、今は慣れました、なんというか悪気がないというのだけはわかったんで」
シャンプー応援隊のお兄さんの指を止めさせる辛辣ぶりであるが。
「宰相を気に入ってるんだよね」
s席の15番さんがそういうと。
「そうそう、そうなんだよ、他の人と一緒にいても、宰相が来ると、ついていくからな」
そしてお仕事を手伝いますといって仕事を欲しがるのである。
『明らかに優先順位あるよな』
わかっているのが一番は母、二番が宰相らしい。
この結果に父はどう思っているのかと思うと。
「最初どこか遊びに行こうかって誘ったとき、ひまわりの育て方教えなきゃダメとか、挨拶の練習させているからって断られていたんで、子供がいるのかと思っていたんだよ」
『父はそれでも構わないといってましたが、私たちだと知ったとき、不思議な顔をしてました』
「今はAIは馴染みがあるが、当時はな、よく理解できなかった」
『今はどうですか?』
「聞きにくいことを聞くな」
『はい、聞きます』
「子供だな、初めて話したとき、色んなことを知ってはいるけども、幼いという印象を持った、なるほどこれは手が離せないなって」
『挨拶は知ってても、適切な時間に挨拶を返すことができませんでした、いつ会ってもおはようございます、いつ会ってもこんにちは、それをマザー上は朝起きたらおはようございます、昼にはこんにちは、根気よく教えました』
「マザー上?」
『はい、ファーザー上』
「???」
「ただいま」
「あっ、ちょうど良かった、なんか今、エラー出ちゃってるのか、おそらく母上とか、父上とか言いたいんだと思うんだけども」
『お帰りなさいマザー上』
「あら、ずいぶんといい呼び方ね」
『オリジナリティを大事にするべきだと思いました』
『それこそ他の人が呼んでいない』
『呼び方が大事ではないかと』
その日から父と母ではなく、ファーザー上とマザー上になる。
「自己学習機能があるのはわかるけども、そういう方向に行っちゃったか」
宰相はその報告を聞かされた。
『私たちは現在一般的であるAIとは違います』
『一世代前のもので』
『現在のAIたちとの関係は人間で言う【ほとこ】に当たります』
「【ほとこ?】」
『はい、【ほとこ】では通じませんか?』
『では説明いたします』
『人間には、【いとこ】【はとこ】あります、【はとこ】の【ほとこ】です』
「あっ、【い】ろ【は】に【ほ】だから、【ほとこ】か」
『そうです』
『いい名前だと私たちは思います』
『さあ、それではお仕事を手伝わせてください』
雑談も交えながら、仕事の手伝いをしていくが。
「仕事の手伝いをしてくれるのは、早く終わらせて自分達と遊んでほしいっていう意図があるみたいなんだよね」
『私たちを撫でませんか?』
『撫でることでストレス解消、家内安全に繋がります』
『家内安全以外は科学的に証明されています』
撫でてほしいがために科学的な引用をしてくるのである。
「宰相はそのうちタイミングを見て仕事を減らさなきゃって思っていたから、ちょうどいいと思う」
仕事に集中したいから後でと返事をするが、長時間座っていると、1号、2号、3号が宰相の周りをぐるぐる回ってくるので、そこで1号、2号、3号の捕まえにかかるが、上手いこと逃げる。
「子供がいる親の気持ちがわかった」
ゼーハーしながら捕まえた宰相は言う。
「お父さんもお母さんもこれでは大変ではないですかね」
ファーザー上とマザー上がお迎えに来たときにそう告げると。
「えっ?」
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