浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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抜けていく魔法の力

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「ただいま」

「お帰りなさい…あなた、どうしたの?」

「あっ、やっぱりわかる?」

「何がかはわからないけども、何かあったのかはわかる」

「ん~ちょっと迷っててさ」

「もしも、それが私のこと、気になっているのならば、好きなことを選んでちょうだい」

「LOVE!」

「大袈裟よ、もう!」

「えっ?だってうれしいじゃん、俺のことをわかってるってことでしょう」

「あなたはその方がいいわよ」

「実はさ、一緒に仕事しないか?って誘われたのよ」

「そうなの?」

「うん、なんで俺なんだろう??って思ったからもあったんで、迷ったんだよね」

「その人にはあなたの良いところがわかったのね」

「あ~もしかして、焼きもち?えっ?嬉しいんだけども、どうしよう」






「すいません」

来客は約束通りに訪れた。

「ああ、こんにちは、ようこそお越しくださいました、主人はお見えになられるのをとても楽しみに」

「では失礼いたします」

来客は一人の男性ではある。

そう、しかし、主人は…

「お茶を三人分」

といつも言うのです。

この方というのは、それこそ主人にとっては命の恩人といえる方でして、倒れたときに居合わせ、救急車を呼んでくださったりしました。

「あっ、と思ったら、体から力が失せていた、その時頭を打たなかったことも考えると、本当に運が良かったといえる」

「見てるこっちもあっという間でしたからね、あの時間に合わせなけれやはり無理だったでしょうね」

「この話は本当に何回もするね」

「そうですね」

「ではお茶はここに置いておきます、何かありましたらお呼びください」

足音は遠ざかる。

「何回も確認するのですが、本当によろしいのですか?」

「構わないよ、それに家内には見えてないようだし、それをどうやって証明するんだい?実はこの場に三人目がいるって」

二人は視線を一ヶ所に向けた、そこにいるようだ。

「それで今日はどういう用件かな?」

「私が組む人間が見つかりそうなんですよ」

「良かったじゃないか、どんな人間だね?」

「きちんと言われたことは出来るが、疑問は感じれる、言葉にできる人間だそうです」

「彼女が見つけてきた人間ならば、そうは悪くはあるまい、なんというか、そういう点では彼女は大変に優れている」

「さすがの慧眼ですね、御見逸れいたしました」

「私の体がこうだからね、代わりに使えるものはみんな使わせてもらうよ、それが私が差し出せるものだから、…君ね、君の力を私はあの時受け入れたわけだからね、もっと自信をもってほしいね、君は私に命を時間をくれた」

「ずっと気にしてますからね、五年が精一杯だったって」

「でもその五年はただの五年じゃない、その五年先には医学が進歩し、抜けていく魔法の力の代わりに、科学が私の命を活かしてくれるだろうから、それがあるからこそ、私は君の力を受け取った、そうでなければ、死者は生きるものの重荷になるべきではないと考えている」

「まあ、この辺はこれからも課題ですね」

「もっと世界を見せてやってくれ、君の力は素晴らしく、それに躊躇うことはないと」

「わかりました、では今日はこれで」

三人目はベットの上の男性に手を降ったのか、それを返した、どうやらこの三人目というのは○○○のようだ。

ん?

あれ?

どうやらこの三人目というのは○○○のようだ。

ああなるほど、姿形、特定になりそうなものは情報を渡せないようになってるのか、なるほどこれはこれから面白いことになる。

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