浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

文字の大きさ
802 / 1,093

サメ活躍の場

しおりを挟む
ちょっとええか?
あっ、はい、なんでしょうか?
長くなりそうやから、ここに座って。
ポンポン
冷たいもの飲むか?今日はあっちちちーやし。
どうぞ、お構い無く。
ほなら、麦茶でええな。
冷たい麦茶が置かれる。
それで、本題なんやけども、おっちゃん、いや、サメの出番はもう…あるのかな?
サメですか。
いきなり長い話書いて、びっくりしたし、しかもなんかサメがいない。
これはな~おっちゃんは恐怖を感じたわ。
サメでも恐怖を感じることあるんですね。
リストラ、前にも言うたけど、おっちゃんな一回リストラされとるねん。
はい、存じ上げてます。
それがトラウマっちゅう奴や。
わかるか?
はい、すいません。
謝ってほしいわけやないねん、ただこう…もう少しサメの活躍の場をな、ここで河川ザメ出ないと、他では正直取り上げられない。
それでもっと出演させてほしいと。
そやな!
あっ、でもわかっとるつもり、話のバランスや読者の傾向とかきちんと見ているわけだから、色んな話がぎょーさんある、それがここの強味で…けど、サメはその強味の一つやないかな。

「おっちゃん!生きてる!あっ、生きとった、返事がないから干からびてるかと思ったわ」
すまんな、聞こえてはおったんやけども。
「あれ?誰か来てたの?」
テーブルには麦茶の入ったグラスが2つ、おっちゃんの手元にあるのと、その向かいに置かれていたものである。
ちょっと験を担いだってところやな。
「冷たい麦茶一杯でお願い聞いてくれるって、それはどうなの?」
お得やろ?
「お得だけどもさ…」
そこで同僚は笑っていたが、思い出した。
(そういや、前に、一斉におっちゃんとそこにいたにゃんこが同じもの見てた)
それで、どうしたんや、おっちゃんと話しかける。
でも答えない。
それがなんか気味悪くなって来て。
「そういうときは今日は終了や、好きにさせてやってくれ」
おっちゃんと長い付き合いがある所長は慣れたようにそういう。
「あれ、何が見えているんですか?」
「サメには人が見えないものが見えている」
「本当ですか?」
「独身寮で今まで何か起きたことあったか?」
「えっ?」
「あんないい場所に、広い敷地で便利なところにあるなって思ったことはないか」
「まさか出るんですか」
「…」
「やめて、沈黙が怖い」
「うちの主が話つけてくれたら大丈夫や」
「それっておっちゃんがいなくなったらどうなるんですか」
「う~ん、お引っ越しかな」
今までそんなのを寮では感じたことはないし、冗談かもしれないが、冗談にしては…その…あれな話なのだ。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BODY SWAP

廣瀬純七
大衆娯楽
ある日突然に体が入れ替わった純と拓也の話

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

処理中です...