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出会い25
しおりを挟むハア、ハア、ハア、、ゴホッ、ゴッホッッ
ハアアアア、、ハア、ハア
ティアのところに向かうために先程からずっと鳴り響いている轟音の方へ走っているが、辛い。
ティアのことはもちろん心配なので足を止めるわけにはいかないが、辛すぎる。
歳をとるにつれて走ることなんて無くなっていたため、肺や心臓が運動の限界値を超えて痛い。
もっと日頃から体力つけておけばよかったと後悔しながら走っていると少し開けた場所にフードを被ったティアらしき人物と茶髪の見知らぬ男が2人いるのが見えた。
「ティ、、」ドゴオオオン
ティアを見つけたため駆け寄ろうとした時だった。
見知らぬ男の近くに木が倒れてきたため驚き呆然と立ち尽くす。
開けた場所のように見えたがよくよく見ると、周りの木が薙ぎ倒されて開けて見えただけだった。
何が起きているのか分からないがティアを助けにきたことを思い出し、薙ぎ倒され続けている木がティアに当たったらひとたまりもないと思い茶髪の男からティアを守るために2人の間に入り男を睨みつける。
いきなり出てきた私に驚いたのか、薙ぎ倒される木が無くなったのは良かったがこれからどうしよう。
何も考えずにティアの前のポジションにいるが、木をなぎ倒すくらいなのだからきっとこの人は強いのだろう。
どうしよう。とりあえず謝って許してもらう?許してくれるだろうか?お金か?ああ、でもお金ないしなーなんて考えていると後ろから声がかかり腰に温もりを感じる。
「助けにきてくれてありがとう。怖かった、。」
そういったティアの声が震えていた気がしたのでティアの方に振り返り抱きしめ返したが、男がいたことを思い出しまた正面を向こうとしたが、ティアが離してくれず危険人物であろう男に背を向けた状態になっていることを焦りつつティアに声をかける。
「テ、ティア?もう大丈夫だから一旦手を離して?怖かったら後ろから抱きついてていいから」
「いや。絶対嫌だ。ずっとこうしている」
上目遣いの可愛い顔で出会ってから初めてのわがままに可愛すぎて鼻血が出そうになる。
わがままという甘え方がこんなに可愛いなんて、やっぱり天使だ。
こんな状況じゃなかったら構い倒すのに!!
ってあれ?敵がこんなに無防備なのに攻撃とか仕掛けてこない男に不思議に思い振りかえろうとした時にまたティアに声をかけられる。
「ハナ!よそ見しないで!ちゃんと僕だけをみてて!」
ズキュン。
本当に可愛すぎてどうしよう。と思い固まっているとティアの両手にほっぺたを挟まれる。
いつもわがままなんて全然言わないし、なんなら大人びてるティアの子供ぽい姿はやばい。
これがギャップ萌えなんだろうか?
男も気になるが、もう攻撃してこなようだしとりあえずティアを撫で続けた。
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