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出会い29
しおりを挟む私が大好きな恋愛小説を紹介したときには、ヒーローにとっても興味深そうな反応をしていたのできっとそういう年頃なのだろうと思ったりもしたが、この小説の好きなポイントはちょっと天然で行動が可愛いヒロインなのだ。
違う世界の小説が興味深かったようなので、あとで読んであげることにした。
次ので最後っぽいな、何買ったんだっけ?
あ、カラコンかー。
先日、眼科まで行ってコンタクトを入れても大丈夫な目なのか検査やコンタクトの入れ方等を教えてもらい、苦労して手にしたカラコンなのに結局使う日は来なかったなー。
というのも、私は目は全く悪くないがカラコンをしている人が可愛いメイクしているのを見て私もやってみたい!と勢いで眼科まで行ってしまい、目が悪いわけでも無いのにコンタクトを入れることに反対な眼科の先生に少々嫌味を言われ勢いで来てしまったことをそれはそれは後悔した思い出があるのだ。
そんな思いまでして、やっと手に入れたカラーコンタクトであったがきっともう使う機会もないだろうと思うと悲しいな。
「これで最後だね。これはカラーコンタクトって言って目に入れて、瞳の色を変えられる物だよー」
「え、、、ハ、ハナがいた世界はすごいね、、」
「そ、そうかな?」
私が元いた世界のいろんなものを初めて見た!すごい!とめちゃめちゃテンションを上げていたティアからは想像もできないくらい、唖然とした様子にどうしたのか不安になる。
「テ、ティア?ど、どうしたの?」
「ん?あ、ごめん、何でもない。これ中ってどうなってるの?」
「あ!箱開けてなかったから、想像もつかないよね!ちょっと待ってね」
そう言いながらカラコンを箱から取り出して小分けの容器をひっくり返してコンタクトが見えるようにティアに見せる。
「ほら、こういう風になってるのを取り出して目につけると色が変わるんだよ」
「うわー。す、すごい!中に目が入ってるみたいだね」
「アハハ、確かにそう見えるかも。」
ティアのテンションが上がった様子に安堵しながら、可愛い感想につい笑ってしまう。
「これつけたら、どういう風になるの?」
「うーん。いろんな色があるんだけど、この色を私がつけたら黒い目がちょっと茶色ぽくなる感じかな?色素がティアみたいに薄かったどうなるんだろう?でも、きっとこの色にティアの瞳の色を合わせた感じになると思う」
「じゃあ僕の目だったら、左右で色が、、、ち、違うから同じにはならないってこと?」
「わかんないけど多分?あ!つけて見る?、、、って思ったけど、ベースカーブとかわかんないし、コンタクトつけても大丈夫な目なのかわかんないから、だめか、、」
「これって誰でもつけられる物じゃないの?」
「うん。眼科っていうところで眼球のカーブ具合と検査してからじゃないと、合わないのつけて目が痛くなっちゃったり目が見えなくなっちゃたりとかすることもあるらしい」
「そ、そっか、、、」
「それにティアはそんなに綺麗な目で可愛いのにこんなのする必要ないよね!」
「ハナはそう思ってくれるんだね、、僕嬉しい」
そう言いながら綺麗な目をうるうるさせて抱きついてくるティアを抱きとめて背中をトントンしながら考える。
ど、どうしたんだろう?いきなりな、泣かせてしまった?
何が気に触ることだったのだろうか?
ティアがニコニコしながら離れるまでずっと自分が何をしてしまったのか考え続けることになるのであった。
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