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街へ行こう3
しおりを挟む「ティア?おーい、ティアー?ティアさーーん」
カチューシャの話をしてから顎に指を当てたまま動かなくなったティアの顔の前で手を振ってみるが反応はない。
とてもいい機会なので一点を見つめるようにして動かなくなったティアの顔をじっと見つめる。
か、か、かわいいいいいいいいい!!
左右で色の違う瞳はキラキラしていて宝石のように美しいし、褐色の肌は大人びたティアをやんちゃにも見せてくれる。
そして何よりツヤツヤサラサラのこのプラチナブロンド、、、はぁ、かわいい。
フワッフワな耳がたまに少し動くのがこれまたかわいい。
さ、触りたい、、、、
いや!だめ、絶対にダメだ。
パーソナルなところかもしれないし、これで嫌われたら立ち直れない、
そう思いながらも勝手に動き出す手を頭ではセクハラだぞ!!と警鐘を鳴らすがふわふわな耳に抗えずあと5センチで触れられる距離になったときだった。
「、、、できるかも!!」
そう言っていきなり動き始めたティアに驚きつつも、何もなかったフリをして痴漢がバレた人のようにさっと手を隠した。
「何ができ、、「ちょっと待っててね!!」、、、、う、うん」
痴漢ギリギリの行動がバレていないのかドギマギしながらも平静を装って、何ができるのか聞いてみたがとてもワクワクした顔をして家から飛び出していった。
え?あれ?置いていかれちゃった?
ちょっとってどのくらいなのだろうか?
あんな目を輝かせてワクワクした様子のティアを見てしまったら何時間でも待っていられる。
耳もピンってしていて可愛かったなー。
あ、耳、、、どうしよう
というか、この世界人間いないのか、、
さっきまでは、私が普通とは違うはずなのに受け入れてくれたティアがいて、もしかしたら街に行けないかもと思って焦ってたからなんとも感じていなかったけど1人になったらこの世界に人間が存在しないという事実に不安になってきた。
どんな種族がいるのかも気になるが、自分の身を守りながらティアを守れるだろうか、、
いや、絶対に守ってみせる!
いざとなったら未知の生き物怖いぞーみたいな感じで嘘ついて逃げよう!
あーでも一応この世界の種族に見えた方がいいよなー
耳がないからカチューシャはダメだとして、、あ!!嘴的な何かを作ってみよう!
バッグの中を漁って、持ってきていた日記帳を破って正方形に切って、、、
折り紙のような形に整えてから、折っていく。
子供の頃に指にはめて、カプカプーと遊んでいたものが出来上がったので、それの二か所を日記帳の予定がある日を分かりやすくするために貼っていたシールでとめる。
「できたー!!ちょっと嘴っぽくない?やったー」
そう言いながら、嘴を咥えてチェックしてみる。
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