END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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五期

第6話「真」

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集「花!!!みんな!!」

ヴァーチェ「く…」

クラダス「………」

見るとそこには炎と瓦礫に飲まれ、団員達の胸部から見たこともない武器が突き刺さっている残酷な姿が見えた。

集「くそ…なんでこんな…!!」

地面に拳を叩きつけ

集「くそぉぉ!!!!」









花「しゅう!!」

集「あぁぁぁ!!!ぁ……」

手を伸ばし、気づくと最初に目に入ったのが花が心配そうにしてこちらを見つめる姿だった。

集「夢…か…」

花「すごく呻いてたよ…ひどい夢でもみたの?」

そう、僕達は今ダーチムを倒して本部に帰ってきた。そして今現在深夜2時にいたる。

集『酷い夢だな…』

一体何の夢だったのか、疑問に思った。

集「大丈夫、心配してくれてありがとう」

花「…うん」

集「それより起こしちゃってごめんね」

花「全然平気だよ」

すっと、花の手が僕の手を包み込んだ。

花「ここにいるからね?」

と、微笑みながら一言、先ほどの夢を見た後、この一言は僕を落ち着かせた。

花「おやすみ、しゅう」

集「おやすみ、花」








ダーチムを倒したその後のこと。

ヴァーチェ「んでどうするよ、この氷漬け」

氷漬けにされたダーチムをコンコンと叩く。

クラダス「どうしましょうか…」

花「しゅう?」

気づくと集が膝をついて息切れをしていた。
特になにも魔力は使っていないのに。

集「…っ」

「お疲れのようですね」

一同「……!!!」

聞いたことのある声につられてその声のする方向へ顔を向けてみると、一瞬にして皆の顔が強張る。

Ω「どうもこんにちは皆さん」

集「何しにきた」

Ω「直球ですねぇ…いや、ダーチムを回収しにきたんですよ、あ、もちろんダーチムは敗北したので罰を与えたいと思います、多分2度とダーチムを見ることはないと思うのでご安心を。」

Ωに挑もうとする精神はあるのだが…
足が動かない。

Ω「海道集…愚かな…実に愚かだ。」

集「……?」

Ω「まだ自分の力に気づいていないのか…それとも無意識に…まぁいい、また会いましょう」

ダーチムに手を置くと一瞬にしてその場から消え去った。







集「無意識に…か…」

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