END-GAME ～第2章～【NEXT STORY】

一期

第4話「語り」

集「さて、帰る？」

花「うん」

食事を終え一息ついたところで、もう夜だ、家に帰ることにした
代金を支払い外に出る

花「しゅうは、どうだった？あの世界は」

集「僕は…」

頭の中であの世界であったことを思い返す、

集「僕はあの世界で色々なことを知ったよ、苦しみを知ったけど、喜びを知った。 守れなかったものもある、僕は一生その罪を背負うよ。二度とあの世界にはもう縁がないと思うけど、僕は忘れることは絶対しない、もう死なせたりはしない」

花「しゅう…」

やっぱり気にしてる、しゅうが守れなかった。そうしゅうは言っているけど、違う、守った。守ったんだよ？そんなに気に思わないで…

集「ごめん、変な話しちゃったね」

花「気にしないで、しゅう、私も前にも言ったようにその罪を一緒に背負うから。」

これが私のできる精一杯

集「ありがとう…」

そして家へと向かう、僕たちの住んでいる花の家はかなり広い。2人で住むのはもったいないほどだ

花「たっだいまぁ～」

ドアを開けるとひらりと花が中に入りソファーの上に飛び込む

集「はは、もうお風呂はいって寝ようか」

花「あ！じゃあ先私いい？」

集「どうぞお姫様」

花「………！！」

少し冗談半分で言ってみると花は下唇を噛み締めにやけそうになる顔を我慢している
そして花は入浴へ
とりあえず暇ができるのでテレビを見ることに、そう、最近テレビを見だした、なかなか面白いものだと感じた

集「もう今日は何も食べないしなぁ…」

歯磨きをしようと洗面台へと行く

花「しゅう？」

洗面台の隣にはお風呂場があり、洗面所に入る音がしたのか、花が気づく

集「湯加減はよろしいですか？」

花「くるしゅうないです」

泡立てる音が鳴り響く、鼻歌をしている花、ご機嫌がよろしいらしい。
そして歯磨きを終えてソファーに座る

花「しゅう、次はいって？」

まだ髪の毛が濡れていて髪をタオルで拭いているパジャマ姿の花が立っていた

集「オッケー」