END-GAME ～第2章～【NEXT STORY】

二期

第5話「開戦」

あれからついに残り1日になった。
クラダスやヴァーチェがとある作戦を生徒や先生に伝える。作戦というのも食料を持っていく、携帯を持っていく、などなど、役に立つものをできるだけ持って行こうということで話し合っていた。確かに、向こうで使えるのならば便利だと思う。

集「確か前は…持ち物とか無かったんだよね、地震が起きたかと思うと持ち物が消えてたっていうか…」

花「そうそう、だから今回もダメなんじゃないかな」

集「まぁ少しでも可能性があるならやってみようか」

話し合いは終わるとその日はすぐに下校となった。クラスメイトは怖がっている人もいれば興奮している人もいた。僕はどちらにも染まらずに、ただ時間が過ぎるのを刻一刻と待ち望んでいた。

集「いよいよ明日だね」

花「ゲームにログインすると初期地点はランダムなの？」

悲しげに聞く、離れ離れになるのが辛いんだろう

集「そうだよ、だから少しだけ花と離れ離れになるかもしれない、大丈夫。すぐ花を見つけに行くから」

するとさっきまでの不安そうな顔は消えて安心した表情になった。

花「ありがとう、しゅう」













Ω「さて、そろそろ、ですか。発送準備は？」

「オールクリア、準備完了しました。」

Ω「宜しい、それでは諸君。レクイエム死者に送る歌を奏でましょう。発送開始！！！！」

全国へとEND-GANEが発送され、開戦の火花が散った時だった。











ヘブンズ「…………お」

職員室で寝ていたヘブンズが突然起きる

クラダス「どうしました？」

ヘブンズ「始まったぞ」

クラダス「そうですか…」