END-GAME ～第2章～【NEXT STORY】

二期

第7話「集合」

眩い光に包まれる、思わず目を瞑ってしまう。
あの人…間違いなくΩの部下だろう
不敵な笑みを浮かべたあの女性、覚えておこう
そして目を開ける。



そこには見覚えのある世界が広がっていた。
目を開けて一番はじめに見えたのは、大きな木、どうやら僕は今倒れている。
起き上がると、どこかの山に飛ばされたらしく、目の前にある街が一望できた。

集「ぃよしっと、本部は…南だっけ」

と、南の方角を見てみる。
すると城のようなものが建っていた。
……城のようなもの？

集「…ん？……城ねぇ…」

その城を10秒ほどガン見した。

集「現世回帰団本部！！！！！」

忘れかけていた、あの城、本部だ。
間違いなく、本部だ。
壁に囲まれ、5、6階はあるだろうその高さ。
ということは今僕が見えるあの街が集合場所ということになる。
するとガサガサッという音が耳に届いた。

集「なんの…音だ…」

まさか、敵、辺りを見回してみるがどこにもいない。その音はどんどん近づいてくる。

集「上か…！」

と、真上に顔を向けた瞬間、人が落にてくるのが辛うじて見えたが、その人に押し潰されて顔までは見えなかった。

「いったたた…あ、ごめんなさい！」

軽い、すぐ上からどいてくれたが、軽かった。

集「べ…別に構いませんよ…」

起き上がり横を見てみると、1人の女性がいた。
薄桃色の髪の毛で、白い服を着て、腰にレイピアをさしていて…その人はこちらを向くと、驚いたように目を丸くした。それは僕だって同じ、だって君は…！

集「花！」

花「しゅう！」

木の上から落ちてきたのは花だった、
まさか、まさか、すぐに会えるだなんて。
花がジャンピングハグをしてくると、後ろに倒れてしまった。でも１つ、思い当たる点が

集「その姿って、前の世界と同じだね」

花「？しゅうもそうだよ？」

自分の体を見回してみると、黒い服、破れかけのローブ、黒い兜そして腰には【天冥刀】があった。