END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第13話「割込」

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KS「ハァァァァ」

薙刀にも結晶が覆っていき、全身結晶で覆われた。全身凶器、触ったら切り刻まれるな…。
そしてKSのHPは満タンになった。
こちらに向かってくる音と同時に結晶が擦れる音が鳴り響く。

ヘブンズ「さっきよりは強くなったか?」

結晶の薙刀を振りかざす。
ヘブンズはそれを先程と同じように止める。
だが、力は増しているようで押される。

ヘブンズ「………っ」

そしてKSの背中から結晶が複数本でてきてヘブンズの背中をとる。
剣の交わりを解けば背後から刺される、背後の攻撃を交わせば前から刺される。







「1段階スキル解放、無慈悲の鎖鎌」

後ろからの攻撃を骸の形をした鎖鎌が結晶を砕く。

集「タクト!」

タクト「私の新しい1段階です。」

チャム「いいなぁ~…貸して?」

タクト「今そんな話をしている場合じゃ…」

ヘブンズ「……ナイスだタクト!」

ヘブンズが真上にKSを飛ばす。

ヴァーチェ「よぉし、空中へようこそ」

電撃を右腕にずっと溜めていたヴァーチェ。

ヴァーチェ「サンダー…ボルト!!!」

人差し指を真下に刺しすと落雷が落ちる。
KSに直撃して地面に叩きつけられた。

クラダス「最後ですね…、アイスメイデン」

KSの体が足から凍っていく。そしてやがては頭にまで届いて、氷漬けになった。
クラダスが氷の塊に近づき、こつん、とその氷を叩くと、粉々に砕け散った。

クラダス「さて…厄介になってきましたね…」

集「僕達だけじゃなかったんだ。感染者は」

ヴァーチェ「中々面白かったぜ、楽しければ結果オーライじゃねぇのか」

ヘブンズ「今回はお前に同意だ」

クラダス「馬鹿なことを言わないでください。強くなってもう一度立たれるとは、これから先面倒ですよ」

集「ですね」

ボスを倒し反省会をしている途中。
何かが近づいてくる足音がした。
足音の大きさからして、かなり大きい。
恐竜のような叫び声も聞こえる。

花「…なに……?」

こちらに近づいてくる。
そしてその声が間近に近づいた時、
城の壁が破壊されて、外から結晶で覆われた龍が突然乱入してきた。

集「2段階スキル解放…!!」

ダークネスウイングで宙へ飛ぶ。

集「翼の剣戟ウイングリッパー

翼を振るうと羽が鋭利な刃になり、砕けた壁を砕く。

集「ふぅ」

クラダス「ありがとうございます」

集「どうも」
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