END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第14話「救助」

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城が崩壊して天上が落ちてくる。
私達は急いで城を出た。

集「っ…なんだあいつは」

「ウォォォォ!!!!」

クラダス「奴もウイルスに感染したんでしょう」

ヴァーチェ「どうする、やるか」

ヘブンズ「ん、団員少なくねぇか?」

あたりを見回すと確かに団員が少ない。

チャム「まさかあの城の中に取り残されたんじゃ…」

タクト「助けに行かないと」

助けに行こうとしても、目の前には巨大な龍が立ち塞がる。

ヘブンズ「…っ俺が行く」

そう言い崩れた城に走って行く。

タクト「ヘブンズ様!!」

龍が足を振り上げヘブンズを踏み潰そうとする。

花「2段階スキル解放、サポートチェンジ・モードヴァルキリー」

集「っあぁぁぁ!!」

龍の足が地面から跳ね飛ぶ。
その下には両手剣を持つ集の姿があった。
花の2段階スキルは自ら片手剣となり、武器となる。

集「僕らが時間を稼ぎます、ヘブンズさんは先に」

ヘブンズ「サンキュー団長」

龍は起き上がりこちらに突進してくる。

集「1段階スキル解放…エンチャントダークネス」

身体に闇のオーラが纏われる、肉体強化スキル。

集「勝負だ感染龍……」

ヘブンズはそのまま城に向かった。

クラダス「おそらく強さは90階級の強さです、気をつけてください」

そして感染龍が間近に迫った時。

集「天の靡風!!」

両手剣を感染龍の方向に円を描くように振るうと、そこから爆風が起こり、感染龍と衝突した。
力は五分五分というところか。
だが、爆風で感染龍から飛んでくる結晶により、体が所々切り刻まれる。

集「…っ」

チャム「団長!!」

集「大丈夫、これぐらい……!!」

みんなが心配しているのは戦闘じゃない、僕の結晶に切り刻まれた傷から発生している結晶のことだ。

集「なに…!?」

そう、僕らもウイルスに感染している。
傷ができればその場所は結晶となる。

ヴァーチェ「退がれソル、3段階スキル解放…峯雷剣イカズチ」

ヴァーチェの右腕に凄まじい電光が流れると、その中から金色の美しい刀が現れる。

ヴァーチェ「ラグナ・ブレード」

剣を感染龍の頭に向かって振るうと、剣の先から雷の柱が立ち、直撃する。

花『しゅう!大丈夫?』

集「うん…まだやれる、大丈夫」

ヴァーチェ「っ少しは効いたか野郎」

感染龍「ウォォォォ!!!」

ヴァーチェ「げ、元気じゃねぇか」
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