67 / 112
三期
第21話「門」
しおりを挟む
集「ヴァーチェ」
ヴァーチェ「あ?」
集「ちょっと…手伝ってもらいたいことがあるんだけど…」
ヴァーチェに頼んだことは、トレーニングだ。
炎拳の門を開けるため、少しでも鍛えようということで。
ヴァーチェ「あー?トレーニングだぁ?」
花「お願いだよヴァーチェさん」
ヴァーチェ「副団長、俺の性格しってるか?」
花「ん?」
ヴァーチェ「戦うことなら、いつでもこいってな、構わんぜ」
集「じゃあ…!」
ヴァーチェ「外でな、なんでも相手してやる」
というわけで、外にでてトレーニングを始めることに。僕が炎拳の練習と言った瞬間のヴァーチェの顔は、いつになく喜んでいた。本当に戦うことが好きなのだろう。花は今回見学だ。
集「5段階スキル解放…炎拳!!」
地面に亀裂が入り、爆風にヴァーチェは包まれる。
花「く…うぅ…」
ヴァーチェ『さすが5段階…見る側になると美しいものだが…いざ戦うとなると恐ろしいな…』
集「まだ…まだ門は見えない」
ヴァーチェ「2段階スキル解放…神雷の狂鋼」
集「いきますよ…」
ヴァーチェ「……こい」
集が目の前から消えると同時にヴァーチェも消えた。花の真上で炎と雷がぶつかり合い、衝撃波だけが響いた。
すると2人とも剣を抜く。
ヴァーチェ「っらぁぁ!!」
集「はぁぁ!!」
2人から発する属性がとても美しく輝いている。
集『…見えた!!』
ーーーー門の前ーーーー
力を入れても開けられない。
どうやったら開けられるのか…。
集『…………!』
その時。花の言葉を思い出す。
花『しゅう、私に治せる?』
そうだ。
集『花、僕に出来るかな?』
そう、心で望むと門の隣に花が現れる。
いつもの花のように、微笑みながら。
そして手を差し伸べて…
花『いこう、しゅう』
集『うん、いこう』
2人で扉を押す。
ーーーー炎拳一門【始門】開封ーーーー
ヴァーチェ「……な、なんだ…」
ヴァーチェが見たものは、まるで鳳凰のような羽を広げて、美しく、鮮やかな炎を纏った集の姿だった。
花「おぉ~!」
集「………これが炎拳の一門か…」
ヴァーチェ「ほぉう、やっと開けたか…」
集「ありがとうヴァーチェ、おかげでやっと開けたよ」
ヴァーチェ「ふっ…別に構わん」
ヴァーチェ「あ?」
集「ちょっと…手伝ってもらいたいことがあるんだけど…」
ヴァーチェに頼んだことは、トレーニングだ。
炎拳の門を開けるため、少しでも鍛えようということで。
ヴァーチェ「あー?トレーニングだぁ?」
花「お願いだよヴァーチェさん」
ヴァーチェ「副団長、俺の性格しってるか?」
花「ん?」
ヴァーチェ「戦うことなら、いつでもこいってな、構わんぜ」
集「じゃあ…!」
ヴァーチェ「外でな、なんでも相手してやる」
というわけで、外にでてトレーニングを始めることに。僕が炎拳の練習と言った瞬間のヴァーチェの顔は、いつになく喜んでいた。本当に戦うことが好きなのだろう。花は今回見学だ。
集「5段階スキル解放…炎拳!!」
地面に亀裂が入り、爆風にヴァーチェは包まれる。
花「く…うぅ…」
ヴァーチェ『さすが5段階…見る側になると美しいものだが…いざ戦うとなると恐ろしいな…』
集「まだ…まだ門は見えない」
ヴァーチェ「2段階スキル解放…神雷の狂鋼」
集「いきますよ…」
ヴァーチェ「……こい」
集が目の前から消えると同時にヴァーチェも消えた。花の真上で炎と雷がぶつかり合い、衝撃波だけが響いた。
すると2人とも剣を抜く。
ヴァーチェ「っらぁぁ!!」
集「はぁぁ!!」
2人から発する属性がとても美しく輝いている。
集『…見えた!!』
ーーーー門の前ーーーー
力を入れても開けられない。
どうやったら開けられるのか…。
集『…………!』
その時。花の言葉を思い出す。
花『しゅう、私に治せる?』
そうだ。
集『花、僕に出来るかな?』
そう、心で望むと門の隣に花が現れる。
いつもの花のように、微笑みながら。
そして手を差し伸べて…
花『いこう、しゅう』
集『うん、いこう』
2人で扉を押す。
ーーーー炎拳一門【始門】開封ーーーー
ヴァーチェ「……な、なんだ…」
ヴァーチェが見たものは、まるで鳳凰のような羽を広げて、美しく、鮮やかな炎を纏った集の姿だった。
花「おぉ~!」
集「………これが炎拳の一門か…」
ヴァーチェ「ほぉう、やっと開けたか…」
集「ありがとうヴァーチェ、おかげでやっと開けたよ」
ヴァーチェ「ふっ…別に構わん」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
さようなら、お別れしましょう
椿蛍
恋愛
「紹介しよう。新しい妻だ」――夫が『新しい妻』を連れてきた。
妻に新しいも古いもありますか?
愛人を通り越して、突然、夫が連れてきたのは『妻』!?
私に興味のない夫は、邪魔な私を遠ざけた。
――つまり、別居。
夫と父に命を握られた【契約】で縛られた政略結婚。
――あなたにお礼を言いますわ。
【契約】を無効にする方法を探し出し、夫と父から自由になってみせる!
※他サイトにも掲載しております。
※表紙はお借りしたものです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる