END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第2話「糧」

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両手の剣が輝く、片方は闇、もう片方は光に。
感染龍はすぐさま6本の腕を真上に上げる。
触手が蛇のような形をして口を開け、噛み付く姿勢をとった。

集「はぁぁぁ!!」

逃げずに感染龍に突っ込んでいく。
そして両手剣を後ろに下げる。
そこから闇と光の属性を逆噴射して加速する。
触手を避けて下に下に、すると頭部が見えてきた。

集「見えた」

花『しゅう…!』

集「いくよ…」

闇と光が混ざり合い、回転する。
そして剣を重ね、閃光が迸る。

集、花「ヴァルキリーブレイヴ!!」

その攻撃は感染龍の上からまるで流星が投下してくるように見える。触手が攻撃を防いぐ、だが紙のように下へと貫通していく。そして頭部へ。

感染龍「ァァァァ!!!」

起動をずらされ胴体に直撃。
それでも大ダメージを与えることができた。

ヴァーチェ「本気でいくぞ…3段階スキル解放…峯雷剣イカズチ…!」

ヴァーチェの雷属性の攻撃を一度感染龍は受けている。ので、口から霧をだして電撃を和らげる。

タクト「……ちぃ」

タクトが感染龍に向かって走る。
触手がとんでくるも

チャム「ほいっ」

チャムが防いでくれる。

タクト「すまないチャム」

チャム「いいっていいって」

そのまま胴体の下に走る。
タクトの何倍もあるその巨体。

タクト「スキル発動…軽量化…!!」

タクトが感染龍に触れる。
軽量化の能力は重さを変える能力。
ので、感染龍の重さを身軽にした。

タクト「うぉぉぉ!!!」

真上に蹴りを入れる。
すると感染龍が浮き上がった。
タクトの足から骨が軋む音が聞こえる。

タクト『っく…いったな…』

そのまま蹴り上げる。

タクト「今だヴァーチェ!!」

感染龍が飛んだ上にヴァーチェが剣を構えて待っていた。

ヴァーチェ「ラグナ・ロク!!!!」

頭部に雷が落ちる。
そして頭を貫通して地面に届いた。

クラダス「…やったか…」
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