END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第3話「終戦」

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煙の中から感染龍の蠢く姿が見える。

クラダス「…っく…まだか…」

ヴァーチェ「モロにくらって生きてんのか…」

ヘブンズ「はっはぁ…俺がとどめを刺すか…」

一直線に感染龍へと飛んでいく、すると地面の下から感染龍の腕が出てきた。
わかってたかのように横にそれて回避する。

ヘブンズ「んなの当たるかよ」

そして瀕死の状態の感染龍に近づく。

ヘブンズ「地獄の門ヘルゲート

感染龍に一太刀刺すと、円を描き何もない真っ暗な空間が現れた。そして地面の砂、石、瓦礫が浮き上がったかと思うとその空間へと飲み込まれていく。

ヘブンズ「はは…小さいブラックホールってな」

そして感染龍が引きずられるが、さすがに飲み込まれはしない。だが、触手全て引きずり込めた。

クラダス「よし、準備は完了しました。」

空を見上げてみると、氷の柱が何本も浮いていた。

クラダス「討ち滅ぼせ…ヴァニシリア!!!」

感染龍に向かって氷の鉄柱が降ってくる。
それは止めではなく、動きを封じる為のものだった。

集「ありがとう…クラダスさん」

クラダス「えぇ」

集「5段階スキル解放…炎拳!!」

動けなくなった感染龍の目の前まで一気に飛ぶ。

花『大丈夫、できるよ』

集「うん…炎拳一門【始門】開封」

ヴァーチェ「やれ、ソル!!」

集「真希陽炎」

感染龍の周りに炎の槍が四方八方現れる。
そしてそれは感染龍に突き刺さり、燃え始める。

感染龍「ァァァァァァ……ァ…」

感染龍のHPが0に。
それと同時に感染龍が結晶化して消え去った。

「おぉぉ!!!!」

地面に降り立つと、皆んなからの声援が送られた。

集「あぁ~疲れた。」

花「お疲れ様!」

クラダス「タクトが足に傷を負いました。治療を行いましょう」

ヴァーチェ「あぁ、感染龍を上に吹っ飛ばしたあの時か」

チャム「やりすぎだよ」

タクト「あぁ…無理があったな…」

ヘブンズ「まぁとりあえず討伐できたな」

ヴァーチェ「一休みしたいもんだぜ」

集「さっ、本部に戻ろう」
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