END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第4話「休日」

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集「あー疲れた…」

私達は今、感染龍討伐をして一時休戦をしているところだ。あんないきなり90階レベルのモンスターと相手をして無傷では済まないとはわかっていたが…これほどとは…。

花「リル!外へ遊びに行こっか!」

リル「ミィー!」

この人だけはいつも元気。
そのほかの人は各自の部屋で伸びているだろう。

集「花、疲れてないの?」

花「うん!」

リルを肩にのせる。

花「しゅう、ちょっと中庭に行ってくるね」

集「うん、少ししたら僕も行くよ」

花「待ってるね」

そして花とリルは部屋を出て行った。
それと同時に突然…

闇の集『っくぁぁ…』

集『ん、どうした?』

闇の集『あ?寝てたんだよ。言ったろ寝るって』

集『長くないか?』

闇の集『そーか?』

集『そう言えば…』

1つ思い当たることがある。
このもう1人の僕とはよく話すが。
僕はこの人のことはよく知らない。

闇の集『なんだよ』

集『君は一体…何?』

闇の集『あ?唐突だな』

集『いや、僕は何も君のことを知らないなって思って』

闇の集『そうか。まぁそれはお互い様だろ』

集『え』

闇の集『俺はお前なんだよ、んでお前は俺。お前の感情が俺を生んだ。お前は善意を、俺は悪意を。感情が別れたんだ。だから俺がお前を乗っ取ることなんて余裕なんだよ、だがな、お前の女が邪魔すんだな、お前をずっと守ってやがる。
まぁ安心しろ、何度も言うが乗っ取る気はもうねぇよ』

集『………なるほど…』

全く別人に見える。
それもしょうがないか…

闇の集『おい、お前を待ってるやつがいるんだろ、行ってやれよ』

集『あ、うん』

僕が思うに、君は悪意の塊じゃない。
君は……………
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