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四期
第5話「羽搏」
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花「ほら、羽を広げて…」
花が布のようなリルの青い翼を広げて、リルが飛びやすいようにしてくれている。
リルは頑張って羽を左右に振っているのだが、やはりまだ飛べない様子。
集「リルの飛ぶ練習してるんだね」
花「しゅう!」
集「ごめんごめんちょっと遅れたかな」
花「ううん、大丈夫」
羽を広げてぴょんぴょんリルが下で跳ねている。
そこでふと、気がつく。
集「リル、羽を無止めに振るうんじゃなくて、こう…波のようにさ…こんな感じ」
リルの羽を付け根から羽の先を小々波のように振るう。
集「さ、やってみて」
さっきの通り羽を振るう。
花「頑張って」
リル「ミー」
すると足が少しずつ浮いてきた。
段々と地面から離れていき…
やがては僕らの顔の目の前まで。
集「おぉ~!出来たねリル!」
花「おめでとう!」
リルが嬉しそうに足をばたつかせる。
すると口を開きこちらに向ける。
炎のようなものが口の中にあるのが見えた。
リル「ミィ!」
口の中から炎が噴射された。
それは集の顔に直撃して、墨のように真っ黒になった。
集「………………」
花「あらら…」
集「あらら…じゃないよ、いつから炎のブレスを吹けるようになったの?」
花「う~ん…少し前からだけど、興奮するとつい出ちゃうみたい」
リルはそのまま僕の頭の上に乗って暖をとるように円を描きながら寝る体制にはいった。
集「お、今日は僕かい?」
花「ありがとうだって」
集「はは…熱い恩返しだったよ…」
花が布のようなリルの青い翼を広げて、リルが飛びやすいようにしてくれている。
リルは頑張って羽を左右に振っているのだが、やはりまだ飛べない様子。
集「リルの飛ぶ練習してるんだね」
花「しゅう!」
集「ごめんごめんちょっと遅れたかな」
花「ううん、大丈夫」
羽を広げてぴょんぴょんリルが下で跳ねている。
そこでふと、気がつく。
集「リル、羽を無止めに振るうんじゃなくて、こう…波のようにさ…こんな感じ」
リルの羽を付け根から羽の先を小々波のように振るう。
集「さ、やってみて」
さっきの通り羽を振るう。
花「頑張って」
リル「ミー」
すると足が少しずつ浮いてきた。
段々と地面から離れていき…
やがては僕らの顔の目の前まで。
集「おぉ~!出来たねリル!」
花「おめでとう!」
リルが嬉しそうに足をばたつかせる。
すると口を開きこちらに向ける。
炎のようなものが口の中にあるのが見えた。
リル「ミィ!」
口の中から炎が噴射された。
それは集の顔に直撃して、墨のように真っ黒になった。
集「………………」
花「あらら…」
集「あらら…じゃないよ、いつから炎のブレスを吹けるようになったの?」
花「う~ん…少し前からだけど、興奮するとつい出ちゃうみたい」
リルはそのまま僕の頭の上に乗って暖をとるように円を描きながら寝る体制にはいった。
集「お、今日は僕かい?」
花「ありがとうだって」
集「はは…熱い恩返しだったよ…」
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