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四期
第8話「本気」
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刹那「私は言われた通り本気でいくぞ」
ヴァーチェ「ぁくしろよ」
刹那は鞘から太刀を抜くと、地面に突き刺した。
すると地面が長方形のような形の線が浮き出る。
そこには虎の絵があった。
刹那「1段階スキル解放…虎屏風絵」
絵だったはずの虎が現れた。
ただの虎じゃない、そこには実態は無く、刹那が自分の属性で作り出したんだろう。
刹那「いけ」
ヴァーチェの方向へ走り、口を開け噛む姿勢をとる。すかさず剣を抜き、口の間に挟んだ。
ヴァーチェ「……っ」
押されている。木々をなぎ倒しそのまま突進される。
ヴァーチェ「…約束は約束だ。」
突然天気が変わり、雨が降り出す。
そして天候は嵐に。風が吹き荒れる。
虎の突進を止めた。
ヴァーチェ「いいか…約束だから見せてやるが、その変わり、誰にも言うんじゃねぇぞ」
ヴァーチェに雷が落ちる。
ヴァーチェ「これはそんなに見せたくないんだがな」
雷で姿が見えない。
ヴァーチェ「本気で、ということだ」
激しい電撃を纏っている。
ヴァーチェ「5段階スキル解放、我が身に纏えゼウス」
そして一気に雷を解き放つ。
刹那「ぁ…ぁぁ…」
目の前にいるヴァーチェのその姿の美しきこと。
雷虎も身を下げる。
ヴァーチェ「どうした、こいよ」
ヴァーチェが電撃を溜めると同時に、背中に雷の槍が円状に現れた。そしてその中の一本を手に取る。雷虎が走り、先程とは比べ物にならないくらい勢いよく突進してきた。
ヴァーチェ「ケラウノス」
槍を投げると同時に、虎も巻き込み一瞬にして飛んで行った槍の進行方向の地が消し飛んだ。
刹那の真横の地面が大きく凹んでいる。
どこまで凹んだのか、見えもしない。
刹那「ぁ…」
ヴァーチェ「……ふぅ」
5段階を解除して、震えている刹那の横を通り過ぎる。
ヴァーチェ「どうした、怖気付いたか」
刹那「流石…元団長…」
ヴァーチェ「はっ、もういいわ疲れたし、俺は帰るわ、じゃあな」
本部の方向へと進む…と
刹那「待て!」
ヴァーチェの目の前に刹那が立ちふさがる。
ヴァーチェ「なんだよ」
刹那「私を現世」
ヴァーチェ「刹那お前何段階まで解放できんの?」
刹那「ん、3段階だ」
そして再び足を本部の方向へ運ぶ
刹那「って話をそらすな!無視するなぁ!私を現世回帰団に入団させてほしい!」
ヴァーチェ「あー?んなこと俺に言われても…」
刹那「やはりダメか…うむ、まぁお主と戦うことが目的だった。それは果たせたのでいいとしよう。」
ヴァーチェ「お、意外と素直だな」
刹那「まぁな、私も帰るとしよう」
刹那がヴァーチェとは反対方向へと向かう
ヴァーチェ「あぁ、また会ったら相手してやるよ」
……………返事がない。
そして振り返り。
ヴァーチェ「っ、返事ぐらいし……ろ…」
振り返ってみるとそこには刹那が倒れていた。
ヴァーチェは駆け寄り
ヴァーチェ「おい、どうした、なに倒れこんでやがる」
気を失っており、返事がない。
刹那の額に手を当てる。
ヴァーチェ「……少し熱あるのか」
そして刹那を抱えて本部へと猛スピードで飛んで帰った。
ヴァーチェ「ぁくしろよ」
刹那は鞘から太刀を抜くと、地面に突き刺した。
すると地面が長方形のような形の線が浮き出る。
そこには虎の絵があった。
刹那「1段階スキル解放…虎屏風絵」
絵だったはずの虎が現れた。
ただの虎じゃない、そこには実態は無く、刹那が自分の属性で作り出したんだろう。
刹那「いけ」
ヴァーチェの方向へ走り、口を開け噛む姿勢をとる。すかさず剣を抜き、口の間に挟んだ。
ヴァーチェ「……っ」
押されている。木々をなぎ倒しそのまま突進される。
ヴァーチェ「…約束は約束だ。」
突然天気が変わり、雨が降り出す。
そして天候は嵐に。風が吹き荒れる。
虎の突進を止めた。
ヴァーチェ「いいか…約束だから見せてやるが、その変わり、誰にも言うんじゃねぇぞ」
ヴァーチェに雷が落ちる。
ヴァーチェ「これはそんなに見せたくないんだがな」
雷で姿が見えない。
ヴァーチェ「本気で、ということだ」
激しい電撃を纏っている。
ヴァーチェ「5段階スキル解放、我が身に纏えゼウス」
そして一気に雷を解き放つ。
刹那「ぁ…ぁぁ…」
目の前にいるヴァーチェのその姿の美しきこと。
雷虎も身を下げる。
ヴァーチェ「どうした、こいよ」
ヴァーチェが電撃を溜めると同時に、背中に雷の槍が円状に現れた。そしてその中の一本を手に取る。雷虎が走り、先程とは比べ物にならないくらい勢いよく突進してきた。
ヴァーチェ「ケラウノス」
槍を投げると同時に、虎も巻き込み一瞬にして飛んで行った槍の進行方向の地が消し飛んだ。
刹那の真横の地面が大きく凹んでいる。
どこまで凹んだのか、見えもしない。
刹那「ぁ…」
ヴァーチェ「……ふぅ」
5段階を解除して、震えている刹那の横を通り過ぎる。
ヴァーチェ「どうした、怖気付いたか」
刹那「流石…元団長…」
ヴァーチェ「はっ、もういいわ疲れたし、俺は帰るわ、じゃあな」
本部の方向へと進む…と
刹那「待て!」
ヴァーチェの目の前に刹那が立ちふさがる。
ヴァーチェ「なんだよ」
刹那「私を現世」
ヴァーチェ「刹那お前何段階まで解放できんの?」
刹那「ん、3段階だ」
そして再び足を本部の方向へ運ぶ
刹那「って話をそらすな!無視するなぁ!私を現世回帰団に入団させてほしい!」
ヴァーチェ「あー?んなこと俺に言われても…」
刹那「やはりダメか…うむ、まぁお主と戦うことが目的だった。それは果たせたのでいいとしよう。」
ヴァーチェ「お、意外と素直だな」
刹那「まぁな、私も帰るとしよう」
刹那がヴァーチェとは反対方向へと向かう
ヴァーチェ「あぁ、また会ったら相手してやるよ」
……………返事がない。
そして振り返り。
ヴァーチェ「っ、返事ぐらいし……ろ…」
振り返ってみるとそこには刹那が倒れていた。
ヴァーチェは駆け寄り
ヴァーチェ「おい、どうした、なに倒れこんでやがる」
気を失っており、返事がない。
刹那の額に手を当てる。
ヴァーチェ「……少し熱あるのか」
そして刹那を抱えて本部へと猛スピードで飛んで帰った。
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