END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第9話「救護」

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集「あれ、ヴァーチェ、その人は?」

ヴァーチェ「あぁ、森で倒れててな、クラダスはいるか?」

花「クラダスさんなら会議室だよ」

ヴァーチェ「サンキュー副団長」

そして本部の中へ駆け足で走って行った。
会議室に入ると、クラダスは頭を伏せ、本を枕にして寝ていた。

ヴァーチェ「おい、クラダス起きてくれ」

クラダス「………はい?」

クラダスが起きた瞬間目にしたのは、女性を抱き抱えているヴァーチェの姿だった。

クラダス「夢か…」

そしてクラダスは再び眠りにつく。

ヴァーチェ「夢じゃねぇ、おい」

クラダス「……ヴァーチェが人助け?そんな夢のようなことが…」

クラダスの頭を軽く殴る。

クラダス「すいません調子に乗りました。」

ヴァーチェ「頼むぞ」

そういい刹那をベッドに寝かす。

クラダス「………魔力の使いすぎ、あとは相当な疲れですね。少し寝れば起きると思います」

ヴァーチェ「そうか、すまないな」

クラダス「いえいえ」

一仕事終えると、クラダスは部屋を出ていった。

クラダス『ヴァーチェが人助けをする…か、ヴァーチェは気に入った人としか関係を築かないから…相当気に入ったのか…』

 クラダスはまさか戦闘したなんて思わないだろう。





3時間後






刹那「……ぅ」

刹那が目を覚ます。
今自分がどんな状態なのか、どこにいるのかも確認できていない。

刹那『私は…ヴァーチェと戦い…その後は…』

あたりを見回してみると、隣にヴァーチェが椅子に腰掛けて寝ていた。

刹那「うわぁぁ!いたのかお主!」

ヴァーチェ「……あ?起きたか」

刹那「…私が迷惑かけたようだな…」

ヴァーチェ「別にいい、気にすんな」

刹那「だが…」

ヴァーチェ「だからいいって、それよりもう大丈夫なのか?」

刹那「あぁ、とりあえず礼を言わなくてはな、かたじけない」

ヴァーチェ「よし、なら帰るか」

刹那「………え?」

ヴァーチェ「え?ってなんだよ、回復するまで留めただけで」

刹那「なにぃ!それが怪我人に対しての接し方か!」

ヴァーチェ「はぁ!?なんだそれ」

刹那「おぉおぉそうだ、お主は気にするなと言ったな、なら気にせずに休むとするか」

ヴァーチェ「ぐ……」

刹那「はっはっ、冗談だ。」

刹那は立ち上がり。

刹那「世話になったな」

ヴァーチェ「あぁ」

刹那「それでは、失礼する……っ」

横腹に手を当てる。

刹那「はは…腹でも空いたのか…」

ヴァーチェが刹那の首を持ち、そのままベッドに投げる。

刹那「なにをする!」

ヴァーチェ「まだ治ってねぇじゃねぇか、待ってろ、食べれる物持ってくるからよ」
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