END-GAME

三期

第24話「平凡」

私達は77階のボスビッグホーンシャークを討伐した。それからのこと幸せかつ平凡な日々が始まった。私は花が傍にいてくれるだけでなんとかなる、そんな気がした。今日は特に何も用事はないので

集「う～ん暇だなぁ」

と、一言つぶやく、そういえば前に奇妙な噂を聞いた、それは赤い目をした男がプレイヤーを襲うという噂、赤い目というと思いつくプレイヤーが一人いる、リグルス…だがあの人は牢獄にいるはず、そんなことを考えていると花がスタスタと部屋に入ってきた

花「しゅうお菓子ない？」

いい天気だね、とかおはようという言葉が最初にくるものじゃないかと思うぞ

集「ごめん、ないかな、なにか作ろうか？」

花「うん！お願いしま～す」

この花の笑顔を見るたび料理の腕がなるものだ
さて、なにを作ろうかなと考えたところ
今回は張り切ってショートケーキでも作ろうと思いお腹を空かせた花を部屋に待機させ私は買い出しに行ってくる、花はその間魁斗達と話していてもらうことしにた、なぜショートケーキを選んだか、それは現実での時がクリスマスの2日前だからだ

集「ん～みんなの分も作ってパーティでも開こうか」

そういいながら街についた
まずは材料から集めてと…
「元世回帰団の団長だ！」
「おい！やべぇぞ！！」
「スキル解放してもらう？」
「馬鹿野郎できるわけねぇだろ」
なんて声が聞こえてくる、なぜかと道が開いていく、なんか悲しいような嬉しいような気がしてならない

闇の集『人気者だな、お前』

集『人気者は人が寄ってたかってくることだよ』

闇の集『じゃあ有名人か？』

集『うぅん…そうなのかなぁ』

そして材料を揃え本部に戻ることにした
花がお腹を空かせてるだろう、
私が材料を揃えに行く前に

花「ぜっったいしゅうのショートケーキ食べるまでなにも食べないから！」

とか言って意地を張っていた
なんだか嬉しくて顔がゆがんでしまう

ヴァーチェ「なにニヤニヤしてるんだよ」

集「うわっ！なんだヴァーチェか…驚かさないでよ…」

ヴァーチェ「驚かしてないだろ、んで、なんだその持ってるものは」

集「うん、ケーキを作ろうと思ってね」

ヴァーチェ「俺の分も用意しとけよ」

あつかましい。