END-GAME【日常生活編】

孤高

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王国編

雷神vs武人

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パイル「獅子の構え」

ヴァーチェの目にパイルの構えはまるで獅子がこちらを睨むような殺気を思わせた

ヴァーチェ「威圧…か」

パイル「それだけだと思うな」

パイルは地を蹴りヴァーチェの目の前まで移動、だがヴァーチェは動かず、左手でパイルの刀を剣でうけとめる、その瞬間とてつもない振動が左腕を流れた

ヴァーチェ「…」

パイル「その片腕…動かんだろう、簡単に言うと衝撃波だ」

パイルは腕に全身の力を込め、スピードはいつもと変わらず繊細に、ヴァーチェの左腕に叩き込んだ、これほどの繊細さは見事といったところだ

ヴァーチェ「まぁまぁやるじゃねぇか、お前を倒すのに片腕で十分だからな、まぁいいが」

パイル「なんだと…」

ヴァーチェ「俺に劣ってるっつってんだよ」

パイルに必要以上に挑発をするヴァーチェ、これは…

パイル「いいだろう、そんなに死にたければ死ぬがいい」

刀を鞘に収め抜刀の姿勢をとる

ヴァーチェ「神速か」

パイル「鞘を出すときの加速、さらにこの距離、まさに神速の速さ」

ヴァーチェ「片腕で使うのはちと、きついが…3段階スキル解放、峯雷剣イカズチ」

右腕に雷が集まると、金色に輝く剣が現れる

パイル「いいだろう…いくぞ」

ヴァーチェ「きな、武人よ、正直お前の性格は嫌いじゃないんだかな、敵ならしかたねぇな」

パイル「ふっ…やめてくれ、照れるだろう」

沈黙が数秒続いた後、パイルはヴァーチェの目の前から消え、ヴァーチェは剣を前に振りかざす、パイルの地を蹴るスピードとヴァーチェの一振りで空間が歪む、スローモーションのように感じる、パイルが剣を鞘から抜き、ヴァーチェの首に直進

ヴァーチェ「ラグナ・ロク!!!」

パイルが黄色い閃光が包まれる、
その中で雷を弾き突進するパイル、

パイル「う…おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

もうすぐヴァーチェの剣に辿り着くというところで

ヴァーチェ「あー、まぁよく頑張ったよお前」

パイルの剣が弾かれ、ヴァーチェの剣がパイルの首元にセットされる

パイル「完…敗…だ…」

ヴァーチェ「………おい俺の左腕なおせや」
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