END-GAME【日常生活編】

孤高

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和解編

喜び

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ダイル「えーではな、現世回帰団の活躍によりこのシュダル国は守られた、この度は護衛していただきありがとう、本当に感謝している、本日は楽しんでって欲しい、それでは…乾杯!!」

「乾杯!!」

祝杯(宴会)が始まった
王宮の兵士達、市民の皆さん、とにかくシュダル国の人々全てが王宮に集まった
これは現世回帰団の比じゃない…さすが国
真横を見ると花が何皿も山積みにして暴食していた。これにはソウライとシュリは唖然とした。何度も見ている私でも驚くほどだ

シュリ「あ、あの花ちゃん…よく食べるね」

花「もちろん!」

花の頬袋が大きくなったり小さくなったりしている無邪気な姿を見るとソウライは笑い、吹き出しそうになっていた。

集「笑ってしまいますよね、あんな姿をみると」

ソウライ「ですね」

シュリ「かわいいなぁ花ちゃん」

花「みんなはやく食べないとなくなっちゃうよ?」

いや、みんな食べてるんだが、あなたの食べる量とこちらが食べる量の差が激しいのですよ

集「僕は飲み物でももらってくるよ」

花「ん、私も行く」

集「あ、大丈夫だよ、花は食べてもらって」

花「しゅうと一緒にいることは食べることよりもずっと、なにより幸せなことだから、ほんの一瞬でも一緒にいたい」

集「そ、そう…」

顔が熱くなっているのがわかる、赤いんだろうなぁ今の私の顔は

ソウライ、シュリ「………(なんだこの展開)」

そう言い飲み物を飲ん取りに席を外す
歩きながらなにも言わず微笑み
すっ…と私の肩に寄り添ってくる花の姿に心をうたれる

花「幸せ…」

集「僕もだよ」
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