END-GAME【日常生活編】

和解編

曲園

集「ぐ…ぶ…が…あ…」

かろうじて見える、水の中だから上手く見えないが、あれは魚だ、ヘブンズじゃない、魚だ
それだけは確認できる
もうやるしかないと腰につけていた天冥刀を手に取る

集「ぐぅぅぅぁぁぁ！！！」

天冥刀を一振り、すると海面が割れて私を引っ張っていた巨大魚に命中した
そしてその魚のエラの中に手を入れた
今は海面が割れて地面に足がつくが、少し時間がたてば水が左右から押し寄せてくる

集「ちょちょちょっと！！」

花が沖に見える、そこまでダッシュだ

花「しゅう急いで～！」

集「うぉぉぉ！！！」

あと少しのところで巨大魚が暴れ出す
そして左右から水が押し寄せてのみこまれる

花「あちゃー」

花が集が沈んだ場所に顔を覗き込む
すると水面から集が持っていた巨大魚が飛び出して花の顔に当たる

花「いったい…………ん？」

そして真上に打ち上がった巨大魚が花に向かって落下してくる、今度はイソギンチャクの比じゃない

花「ふもっ！」

巨大魚に押しつぶされる花

集「はぁ…はぁ…あれ、花？」

なんとか沖に上がってこれた
だが花がいない、いるのは巨大魚…の下に見覚えのある足がある

集「花ぁぁぁぁ！！！」

いそいで巨大魚をどかす

花「う～」

完全にのびていた、悪いことをしたな…
とりあえずこの魚の名前を見てみることに

集「スパイクフィッシュ…かぁ…」

直径は3メートルある、厚みは1.5メートルはどあるだろうか、

花「いたた…あれしゅう大丈夫だった？」

集「大丈夫だよ、花の方こそ大丈夫？」

花「海見てたら下から魚が飛んできて…」

集「そうだ花、この魚塩焼きとかどうかな？」

花「ん！食べる」

と、いうわけで、花は薪集めを、私は内臓部分を取り出したりする作業を行っている、炎は簡単に、いや、少し苦労がいるが、炎は起こせるので大丈夫だ

集「よーし一瞬だけ…5段階スキル解放…炎拳！」

体術系炎属性スキル、全身に炎が纏う、そして木に炎を与えるとすぐに解除した

集「やっぱり5段階は一瞬だけでも疲れる…」

花「ふーっふーっ」

聞いてないか…
まきに息を当てて火力を上げている