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BOSS
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ぼくは犬。ゆきちゃんの犬。ゆきちゃんはいつもやさしくて、いつもぼくをなでてくれる。
ぼくはゆきちゃんが好き。ゆきちゃんと遊ぶのが好き。ゆきちゃんとおさんぽするのが好き。ゆきちゃんとねむるのが好き。ぼくのゆきちゃんはゆきちゃんだけ。
だけど、ゆきちゃんの犬はぼくだけ、じゃない。ゆきちゃんの犬はぼくとボス。
ボスは1年前の冬、ぼくとゆきちゃんのおさんぽについて来てゆきちゃんの犬になった。ボスはぼくより大きくて黒い。ボスはぼくより声が大きい。しかも低い。ボスはぼくより眼つきが悪い。だから、ぼくはボスのことがちょっと怖い。
もうすぐ春がやって来る。ぼくは春が好き。お日さまがポカポカしてあったかいし、いっぱい良いにおいがする。ちょうちょだって飛ぶし、お花だって咲く。ゆきちゃんも春が好き。だから、おさんぽの時間が増える。 ぼくはとっても春が好き!
・・・だけど、ぼくは春がちょっとだけ不安。それは、ボスのせい。春になるとボスはイライラしだす。普段はぼくのにおいが大好きだっていってくれて、とってもやさしくしてくれるのに。春になるとやさしくなくなる。見た目とおなじのちょっと怖いボスになる。
お庭の見えるガラスのとびらにぬれたお鼻をくっつけて、ぼくは小さくため息を吐いた。
カチャッ・チャッ・チャッ・・・。フローリングを歩くツメの音がゆっくり近づいてきた。これはボスの足音。ボスがぼくのとなりに来た音。
ボスはぼくのとなりに来ると、ぼくの首のやわらかい毛にお鼻をくいっとつっ込んで、くんくんにおいをかいできた。くすぐったくて体をよじると、次にはほっぺをぺろりとなめた。 フイっとお顔をそむけても、またぺろりとなめられる。
あいさつ代わりの”すきんしっぷ”とはなんだかちょっと違う雰囲気・・・。
ぼくは、なんだかイヤな予感がして、ちらりとボスのおなかを見た。
ぼくの予感は当たってしまった。ボスのおなかの向こう側で、赤黒くパンパンにはれたおちんちんがむき出しになっていた。・・・・・・。・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
こおゆう時は、気付かないふりをするのがいちばんいいのをぼくは知ってる。
見えない、見えない。見ないふり。
おひげもお耳も立てたまま。ぼくは、ぜったい気付いていない。ボスのそばから離れていくのは、たまたまお水を飲みたくなったから。ボスから逃げてるわけじゃない。ボスがなにをしたいかなんて、ぼくはちっとも気付いていない。ぼくはぼくにいい聞かせた。
くるりと方向てんかんし、ボスのそばから離れようとしたぼくの腰を、ボスがガシッと脚でおさえた。
「何処へ行く?」
ぼくのお耳のすぐそばで、ボスの低い声がした。ボスは、ぼくの顔をのぞきこんでいる。
「お、お水、飲みにいくの。は、はなして・・・。」
ぼくは、目を合わせずにいった。その声にかぶせるようにボスがいう。
「後にしろ。」
腰をつかんだ前脚に力をこめて、ボスがぼくをひきよせた。
「な、なに?・・ぼく、の、のどがかわいてるの。とってもお水が飲みたいの。」
腰をふって、ボスから離れようとするけど、ボスの力はつよいから、いっぽ前にも脚は出ない。しぜんにお耳もおひげもしっぽも、ぜんぶがぺたんと伏せてひっこんだ。
「水は後だ。どうせ、すぐまた喉は渇く。我慢しろ。」
「・・・・・・。」
だまりこんだぼくに、ボスは、イライラしたみたい。
「さっさと尻尾上げて犯らせろっ」
怖い声が降ってきた。
「もう、やめて・・・いたいよ。ボスっ」
お尻のあなにボスの太いのを出し入れされながら、ぼくは涙声でうったえた。
ボスが腰をふるたびにおちんちんがどんどん奥まで入っていく。
これ以上入らないように、きゅっとお尻を締めてみても、かえってボスをきもちよくしてしまうだけで、何のていこうにもならない。
「もう少しだから、我慢してろ。」
ぼくのお耳をなめながら、ボスがなだめるようなやさしい声を出す。ぼくは、その”もう少し”が怖いのに。
いちばん根元のいちばん太いところを入れられるのが怖いのに。
「ぅ、うっ、くぅん・・・っ」
お尻のあなからじゅぷじゅぷお汁の音がする。
完全におおいかぶさるように、ぼくのからだにしがみつきながら、ボスは腰をいっそうはげしく打ち付けた。
「きゃっ、きゃうんんっ!」
ぼくは、大きく悲鳴をあげた。
ボスのいちばん太い根元のこぶがぼくのなかに入ったしゅんかん、焼けるような痛みと何かが体じゅうをかけぬけた。両脚がびくんびくんとけいれんする。
からだのなかには、ボスの熱いのがびゅるびゅる注ぎこまれた。この熱いのぜんぶがぼくのなかに出しきられるまで、ボスはぼくから離れてくれない。
ぼくとボスはしばらくこうして、つながったままでいなくちゃいけない。
「お前の胎内は気持ちいいな。」
ぼくの背中をなめながら、ボスがまんぞくそうにいう。
「しらないよっ。」
ぼくはぷいっとそっぽを向いた。お尻がズキンズキンと痛む。
後ろで、ボスが声をださずに笑った。それに合せてからだがゆれる。
「お前も気持ちよかっただろう?お前の濃い精子のにおい、人間でも気付きそうだ。」
ぼくは、あわててぼくのおなかの下を見た。
「しらないっ。こんなのしらないっっ!」
ぼくはぶんぶん首をふった。かおがカーッと赤くなる。ぼくの下には、水たまりができていた。そこにむかって、ぼくのおちんちんからはぴゅっぴゅと液がでつづけている。
「安心しろ。お前が零した分は、俺が綺麗に舐めてやる。その代わり、俺のは全部、お前の胎内だ。一滴も零すなよ。」
ボスの声に、ぼくのお尻はぼくの知らないところできゅっと締まった。
ボスは犬。ゆきちゃんの犬。ゆきちゃんはいつもやさしくて、いつもボスをなでている。 ボスはゆきちゃんが好き。ゆきちゃんと遊ぶのが好き。ゆきちゃんとおさんぽするのが好き。ゆきちゃんとねむるのが好き。ボスのゆきちゃんはゆきちゃんだけ。
だけど、ボスは・・・ゆきちゃんより、ぼくが好き。
ボスは1年前の冬、ぼくにひとめぼれしてゆきちゃんの犬になった。
もうすぐ春がやって来る。
ボスがぼくを好き過ぎてイライラしだす、そんな春がやって来る。
ぼくはゆきちゃんが好き。ゆきちゃんと遊ぶのが好き。ゆきちゃんとおさんぽするのが好き。ゆきちゃんとねむるのが好き。ぼくのゆきちゃんはゆきちゃんだけ。
だけど、ゆきちゃんの犬はぼくだけ、じゃない。ゆきちゃんの犬はぼくとボス。
ボスは1年前の冬、ぼくとゆきちゃんのおさんぽについて来てゆきちゃんの犬になった。ボスはぼくより大きくて黒い。ボスはぼくより声が大きい。しかも低い。ボスはぼくより眼つきが悪い。だから、ぼくはボスのことがちょっと怖い。
もうすぐ春がやって来る。ぼくは春が好き。お日さまがポカポカしてあったかいし、いっぱい良いにおいがする。ちょうちょだって飛ぶし、お花だって咲く。ゆきちゃんも春が好き。だから、おさんぽの時間が増える。 ぼくはとっても春が好き!
・・・だけど、ぼくは春がちょっとだけ不安。それは、ボスのせい。春になるとボスはイライラしだす。普段はぼくのにおいが大好きだっていってくれて、とってもやさしくしてくれるのに。春になるとやさしくなくなる。見た目とおなじのちょっと怖いボスになる。
お庭の見えるガラスのとびらにぬれたお鼻をくっつけて、ぼくは小さくため息を吐いた。
カチャッ・チャッ・チャッ・・・。フローリングを歩くツメの音がゆっくり近づいてきた。これはボスの足音。ボスがぼくのとなりに来た音。
ボスはぼくのとなりに来ると、ぼくの首のやわらかい毛にお鼻をくいっとつっ込んで、くんくんにおいをかいできた。くすぐったくて体をよじると、次にはほっぺをぺろりとなめた。 フイっとお顔をそむけても、またぺろりとなめられる。
あいさつ代わりの”すきんしっぷ”とはなんだかちょっと違う雰囲気・・・。
ぼくは、なんだかイヤな予感がして、ちらりとボスのおなかを見た。
ぼくの予感は当たってしまった。ボスのおなかの向こう側で、赤黒くパンパンにはれたおちんちんがむき出しになっていた。・・・・・・。・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
こおゆう時は、気付かないふりをするのがいちばんいいのをぼくは知ってる。
見えない、見えない。見ないふり。
おひげもお耳も立てたまま。ぼくは、ぜったい気付いていない。ボスのそばから離れていくのは、たまたまお水を飲みたくなったから。ボスから逃げてるわけじゃない。ボスがなにをしたいかなんて、ぼくはちっとも気付いていない。ぼくはぼくにいい聞かせた。
くるりと方向てんかんし、ボスのそばから離れようとしたぼくの腰を、ボスがガシッと脚でおさえた。
「何処へ行く?」
ぼくのお耳のすぐそばで、ボスの低い声がした。ボスは、ぼくの顔をのぞきこんでいる。
「お、お水、飲みにいくの。は、はなして・・・。」
ぼくは、目を合わせずにいった。その声にかぶせるようにボスがいう。
「後にしろ。」
腰をつかんだ前脚に力をこめて、ボスがぼくをひきよせた。
「な、なに?・・ぼく、の、のどがかわいてるの。とってもお水が飲みたいの。」
腰をふって、ボスから離れようとするけど、ボスの力はつよいから、いっぽ前にも脚は出ない。しぜんにお耳もおひげもしっぽも、ぜんぶがぺたんと伏せてひっこんだ。
「水は後だ。どうせ、すぐまた喉は渇く。我慢しろ。」
「・・・・・・。」
だまりこんだぼくに、ボスは、イライラしたみたい。
「さっさと尻尾上げて犯らせろっ」
怖い声が降ってきた。
「もう、やめて・・・いたいよ。ボスっ」
お尻のあなにボスの太いのを出し入れされながら、ぼくは涙声でうったえた。
ボスが腰をふるたびにおちんちんがどんどん奥まで入っていく。
これ以上入らないように、きゅっとお尻を締めてみても、かえってボスをきもちよくしてしまうだけで、何のていこうにもならない。
「もう少しだから、我慢してろ。」
ぼくのお耳をなめながら、ボスがなだめるようなやさしい声を出す。ぼくは、その”もう少し”が怖いのに。
いちばん根元のいちばん太いところを入れられるのが怖いのに。
「ぅ、うっ、くぅん・・・っ」
お尻のあなからじゅぷじゅぷお汁の音がする。
完全におおいかぶさるように、ぼくのからだにしがみつきながら、ボスは腰をいっそうはげしく打ち付けた。
「きゃっ、きゃうんんっ!」
ぼくは、大きく悲鳴をあげた。
ボスのいちばん太い根元のこぶがぼくのなかに入ったしゅんかん、焼けるような痛みと何かが体じゅうをかけぬけた。両脚がびくんびくんとけいれんする。
からだのなかには、ボスの熱いのがびゅるびゅる注ぎこまれた。この熱いのぜんぶがぼくのなかに出しきられるまで、ボスはぼくから離れてくれない。
ぼくとボスはしばらくこうして、つながったままでいなくちゃいけない。
「お前の胎内は気持ちいいな。」
ぼくの背中をなめながら、ボスがまんぞくそうにいう。
「しらないよっ。」
ぼくはぷいっとそっぽを向いた。お尻がズキンズキンと痛む。
後ろで、ボスが声をださずに笑った。それに合せてからだがゆれる。
「お前も気持ちよかっただろう?お前の濃い精子のにおい、人間でも気付きそうだ。」
ぼくは、あわててぼくのおなかの下を見た。
「しらないっ。こんなのしらないっっ!」
ぼくはぶんぶん首をふった。かおがカーッと赤くなる。ぼくの下には、水たまりができていた。そこにむかって、ぼくのおちんちんからはぴゅっぴゅと液がでつづけている。
「安心しろ。お前が零した分は、俺が綺麗に舐めてやる。その代わり、俺のは全部、お前の胎内だ。一滴も零すなよ。」
ボスの声に、ぼくのお尻はぼくの知らないところできゅっと締まった。
ボスは犬。ゆきちゃんの犬。ゆきちゃんはいつもやさしくて、いつもボスをなでている。 ボスはゆきちゃんが好き。ゆきちゃんと遊ぶのが好き。ゆきちゃんとおさんぽするのが好き。ゆきちゃんとねむるのが好き。ボスのゆきちゃんはゆきちゃんだけ。
だけど、ボスは・・・ゆきちゃんより、ぼくが好き。
ボスは1年前の冬、ぼくにひとめぼれしてゆきちゃんの犬になった。
もうすぐ春がやって来る。
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