不幸でも異世界チーレム!

荒葉千歳

文字の大きさ
18 / 29

■第16話 西の国 マフォール その4

しおりを挟む

「ねぇーマーサーキー。そろそろ教えてくれてもいいんじゃなーい?」

「そうですマサキ殿!どうして王城に向かっているのでしょう!」

「んぁ?いやね?事件を解決しに行こうと―――」

「そうじゃなくて!なにがどうなってその結論を導きだしたのか!
それを教えて下さいと言っておるのです!マサキ殿!」

「んーそれは王城についてからのお楽しみじゃだめ?」

「駄目です!......ちょっと可愛いからそれもいいんですけど(ボソッ」

「え?なんか言った?レベッカさん。」

「い!いえ!なんでもないですよ!なんでも!」

「そう?ならいいけど。」

「マサキってたまに意地悪だよね~。」

「これでも抑えてる方だ。」

「意地悪してる事は否定しないのね。」

「まぁレベッカさんはたまに誂うと可愛い反応するからね。」

「かっ!かわいいって...そんな...」

「ほら可愛い。まぁそういう所も好きなんだけどね。」

「すっ!!!!!......はぁ...はぁ...
マサキ殿と居ると心臓がいくつあっても足りませんね...はぁはぁ...」

「ま、マサキさんっていつもこんな感じなんですか?エリーさん。」

「んーいつもは普通に優しいよ?
あー。でもたまに意地悪?な感じになるかなー。
私はマサキの全部が好きだからそこも良いんだけどねー!」

「あぁ俺もエリーが好きだぞ。」

「えへへー」

「は、はぁそうですか...。」

「なんだ?カミルさんも仲間に入りたいのか?」

「は、はい入りたいですね。」

「お、おぅ。なんか素直だね。」

「素直が一番かなと...では早速頭撫でて下さい。」

「あ、はい。」

モフモフモフモフ

「んっ!...」

「ゴクリ...」

「いやマサキここでおっ始めないでね。やるなら宿屋にしてね。」

「おう!今夜はみんなで夜の運動会かな!」

「まぁマサキなら余裕かもね...。私達が保つかしら...。」

「「そ、そんなにですか...。」」

「マサキ底無しだから...。」

「おいなんだその目は。エリーだって散々ヨガってたじゃないか。」

「あっ!あれは!仕方ないじゃない!!気持ちいいんだから!!」

「誰かツッコミ役を入れてくれぇー...。」

「カミルさん...諦めましょう...そして夜は暴れましょう...。」

「レベッカさんまで...もう私しかツッコミ役居ないじゃないですか...。」

「「「いや、レベッカさんじゃ無理だから」」」

「そんなハモらなくても~...グスン...。」

「とまぁ。こんな感じで痴話喧嘩コントしてたら到着ですね。」

「止まれ!神殿になんの用だ!」

「神殿?ここ王城じゃないのか?」

「なにを言っている!この国は巫女の神殿マフォールだぞ!王城なわけなかろうが!」

「あっれー...。違ったのかぁ...。まぁ良いんだけどね。ね、カミルさん。」

「か、カミル様!?戻られたのですね!!!」

「お、お久しぶりです衛兵さん...。」

「さて俺は国王?に話があるんだけど良いかな?カミルさん。」

「な!なにを言っている!駄目に決まっt―――」

「いいですよ。問題を解決してくれるんですよね。」

「へ?よ、よろしいのですか!?こんなどこの馬の骨かも分からん男ですよ!?」

「いいんです。とりあえず門を開けてもらえますでしょうか。」

「カミル様が仰るのであれば...。どうぞ中へ。」

「それではマサキさん。謁見の間にはお父様はいらっしゃらないと思うので私室まで私が案内致します。」

「よろしく。」

そう。これまで何の説明もしてなかったが、
カミルさん。本名はマフォール・カミル・アレイア。この国の皇女様なのです。
メーティスとカミルさんからの情報だと詳細はこう。


●カミル・アレイア
19歳。
冒険者で職業シーフ...らしい。
本名:マフォール・カミル・アレイア
巫女の神殿マフォールの第1皇女。
カミルが最初に来ていた服装はビキニアーマー。
なぜ着ているかは、エリーと一緒で冒険者になり、
防具屋に行ったら、店主が薦めてきたらしい。


ということです。いやーまさか本物のビキニアーマーを拝めるとは思ってなかったよねー。
あ、着てる所は見たことないよ?ホントだよ?野営してるときはエリーの服を着てたから、
でもたまに見るとねーあれがあれでしてあれな訳ですよ。
要は、童貞ならば「目のやり場に困る」というものです。俺はガン見だけどね。
カミルさんはそこら辺気づいてないからガン見し放題なわけですよ。
眼福眼福。それにカミルさんってエリーもレベッカもそうだけど美人さんなんだよねぇ。
そりゃあ見ちゃうわけでして。えぇえぇ。
美人やイケメンは3日で飽きるって言うけど...それ言ったの美人とイケメンじゃね?飽きるわけがない。
かく言う俺はイケメンではない!不細工というわけでもないが普通というべきものだ。
あと魅力値の補正もあるせいでそれ相応の見た目に見られるのだ!異世界最高!!
さっきも神殿に行くまでの道でもあったように、カミルさんもなぜかハーレム対象になってるわけで。
というかもう既に俺は恋愛対象になってるみたいです。(エリー情報強し。)
ということで俺の今の嫁候補は皇女2名と女騎士1名なのです。
あぁ~奴隷とかも欲しいなあ~獣人とかいいよね~。ケモミミモフモフしたい。
あ、カミルいるじゃん。因みにカミルさんは人間と獣人のハーフです。
どのハーフだって?狐さんですよ。狐さん。もうね。うん。国王グッジョブですわ。
でもみんなが期待してるようなフッサフサじゃないのよね。むしろスベスベなんですよ。
カミルの姿を言葉にすると、耳と尻尾だけが狐みたいな感じかな?
もちろん髪の色は金髪ですよ。陽の光に浴びると黄金色に輝いてるんだよね。ふつくしい。
そしてカミルはすんごく色気があります。19歳なのに大人な女性って感じ!
豊満なBodyがまたなんとも...じゅるり...。

おっと脱線してしまった。
そして国王の私室に到着してしまった。

さて、どんな王様なのかね。乞うご期待!
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

処理中です...