不幸でも異世界チーレム!

荒葉千歳

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■第22話 西の国 マフォール その10

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さて、時間進めるか。
この場所で宇宙最強目指してもいいんだけどなにせメーティスと一緒でも
さすがに人肌が恋しくなると思うんよね。
そんな事言っても【吸収】が無くならない限りはそうそう俺が弱くなることはないけどね。
あ、そいえばメーティスって固有スキル扱いになるんだよね。
そーなるともし鑑定能力の高い物に見られたら説明のしようがない。
ここは理を捻じ曲げてみますか。

メーティス。今からお前のスキルを究極スキルとしてランクを上げるから。
まぁ俺の中に居るんだからそれくらい分かると思うけど。

《畏まりました。》
《今マスターがイメージされている方法で可能です。》

なるほど。了解だ。
おっと。ここで究極スキルというのを説明しておこう。
今その実物がないから鑑定での説明は出来ないから、
俺が直接説明するのだがそこは了承していただきたい。
誰に喋ってるんだって?それはこれをみて...ゲフンゲフン。
さてこの究極スキルなのだが、これは一言で言うと、
「神をも凌駕するスキル」
と言っても過言ではない。
まぁそんな事言ってもメーティス1つで神に勝てるわけじゃないんだけど。
それはランクというものがあるからどうしようもない訳で。
まぁ箇条書きにすると3行にしかならないんだけどね。

・スキル
・固有スキル
・究極スキル

ただしこの究極スキルは極一部どころかまずこの世界の住人には取得し得ない代物。
だからただ鑑定能力が高い者が見たとしても見えないのだ。言っちゃえば???←これだ。
そして【隠蔽】を使ってしまえば「    」←こうなるのだ。

んじゃ説明はここらで終わりにして、行きますか。


神大固有元素 故に理りを捻じ曲げん 顕現せしは我 神崎正樹 
この導きに答え給う 抗えん力を 変化する理を ―――― 理りの変化チェンジザリーズン


《究極スキル:共有起動型補助システムを獲得しました》
《ステータスを更新します》

よし出来た!え?なんで【無詠唱】があるのに詠唱を唱えてるのかって?そりゃあ一度はやってみたいじゃん?格好いいし。
でも待てよ?俺に【吸収】っていうスキルがあるけど、もしその相手にもそのスキルを保つものが居たらどうなる?
その相手が俺でも勝てない者だと?いや不安要素は消しておくべきだ。
まだ試しては居ないが考えが合っているのであれば究極スキルは吸収できないはずだ。
いっその事全部究極スキルに当てはめるか?そうすれば鑑定されればまずスキルなしの判定をくらうだろうが、
俺だけでも見えてる事になるから不安にはならない。
よし!もういっそ全部やっちゃおう!!自重?そんなものするわけがない。なにそれ美味しいの?状態です。


神大固有元素 故に理りを捻じ曲げ(以下略


《究極スキル:隠蔽を獲得しました》
《究極スキル:無詠唱を獲得しました》
《究極スキル:全世界言語把握を獲得しました》
《究極スキル:全異常状態無効を獲得しました》
《究極スキル:神の威圧を獲得しました》
《究極スキル:全魔法無効を獲得しました》
《究極スキル:吸収を獲得しました》
《究極スキル:神眼を獲得しました》
《究極スキル:四大元素を獲得しました》
《究極スキル:二大固有元素を獲得しました》
《究極スキル:神大固有元素を獲得しました》
《究極スキル:ブレスを獲得しました》
《究極スキル:物質具現化を獲得しました》
《究極スキル:魅力体質を獲得しました》
《究極スキル:思念共通を獲得しました》
《ステータスを更新します》

はい。出来ました。んじゃステータスを見てみましょうか。

「"ステータス"」



----------------------------------------------------------------------

名前:神埼正樹 レベル:2742(ERORR)
種族:人(神(仮))
地位:神の使い
HP :1147582 (ERORR)
MP :798264  (ERORR)
STR:134450  (ERORR)
VIT:134450  (ERORR)
DEX:134450  (ERORR)
AGI:134450  (ERORR)
SPD:134450  (ERORR)
INT:134450  (ERORR)
MIN:134450  (ERORR)
LUK:134450  (ERORR)
CHR:134450  (ERORR)

究極スキル:共有起動型補助システム 隠蔽 無詠唱 全世界言語把握
            全異常状態無効 神の威圧 全魔法無効 吸収 神眼 四大元素
            二大固有元素 神大固有元素 物質具現化 魅力体質 思念共通

状態:ステータス全てを隠蔽

----------------------------------------------------------------------



え?なに?ブレスがない?知らない子ですね。
いやだって魔法普通に使えるのに要らないじゃん?そりゃもう消しましたよ。えぇ。
こう見るとホント規格外だよね俺って。なんで魅了体質を消さないんだって?
そりゃあハーレムを作るからに決まってるでしょうが!!!
別にこれを外したらエリー達に見捨てられるんじゃないかとか思ってないんだからね!!

さてそろそろ本題に...ってめっちゃ脱線してたの俺だよねすみません。

シュパッ←元の場所に戻る音
スゥッ←亜空間を閉じる音

「ふぅ。結構簡単だなーこれ。」

「あ、おかえりなさいマサキさん。」

「ただいまカミルさん。」

「結構というより1分も時間掛かってないんですけど?」

「そりゃあ時間止めてたからね。」

「ほぇ~マサキさんそんな事まで出来るのですね~流石神様ですね!」

「いやその呼び方やめて...結構くる...。」

「あ、ごめんなさいつい...えへへ」

「あ~もうその笑顔ずるい!ついなんでも許しちゃう!」

「そ...そんな!...ほ、ほんとですか?」

うっそんなうるっとした眼差ししないで!しかも上目遣い!
あぁ!ホントずるい!!このままだーって押し倒したい!!
いかんいかんまだ昼だ。そんな事を...あれ?今昼だっけ?

《もう少しで夕方です。》

おうふ。そんな時間経ってたのね。ダラダラしてたら。
よし。じゃあ問題ないね。

「どうしたんですか?マサキさん。
すごい獣のような目線なんですが...。」

キャッ

「カミルさん俺はもう耐えられそうにないです。
カミルさんが魅力的なのが悪いんですよ。」

「え、え!?ちょ、ま、マサキさん!...んんっ!!」

俺はそのままカミルさんをベットに押し倒して唇を奪った。




この後めちゃくちゃにした。





◆◆◆





チュンチュン
もう朝ですか。いやー清々しい朝ですな~。
え?カミルさんはどうなったんだって?
そりゃあベットの上でぐでってしますよ?
シーツに白と赤の色合いを残すベットの上でですけど。
そりゃもちろん押し倒して今の今までやってましたよ?えぇ。
体力には自信があります!なにせステータスに物を言わせてますから!!!
あぁでもレベッカさんより先に行ってしまってよかったのだろうか...。
あぁ見えてレベッカさん騎士道精神はあるけど嫉妬深いと思うんだよね...。
ん~今度レベッカさんも誘ってみようかな。
え?このクズ野郎って?バカを言っちゃいけないよ!
この異世界では一夫多妻が認められてるのだよ!!!ハーレムだよハーレム!!
しかも俺も鈍感ってわけじゃない。
あそこまで好意を寄せられればそれに答えない男じゃない!
好意を寄せてくれる女性を幸せにしないでどうするか!
男たるもの女性を幸せにして、やっと立派な紳士と言えよう!!
てかここまで見ていて俺って凄い地位の人と身を寄せようとしてるよね。
第一皇女2人に世界最強と謳われた女性。なにこのハーレム怖い。
俺もあの小説のように、1人旅をしてお金に恵まれ、奴隷を購入し、
力を手にし、奴隷と一夜を共して、ダンジョンを攻略するってのがしてみたかった。
俺にもそうなれると思っていた時期がありました...。
いや。なれるんじゃね?もしかしたらなれるよね?もう国5つ統合して俺の国しちゃうか?
そしたら皇女とか関係なし、争いもない世の中になるんじゃね?
俺なんか最近元いた世界よりも物騒になってる気がする...。

さてここまで独り言のようにベランダで外を眺めながらタバコを更かしているわけなのだが、
俺は最後の最後まで気づいていない。後ろから抱きつかれる異様に柔らかい物体が張り付いているのを。

「もぉ...いつになったら気づいてくれるんですか?マサキさん。」

「うぉ!びっくりした!ってなんでカミルさん裸で抱きついてるの?
あなた一応皇女だよ?ちょっとは周りの目を気にしなさいな。」

「いえいえ周りと言ってもここは私の家。
それにお父様もお母様もこういう行いに関しましては、
マサキさんであれば了承していると思います。」

「そ、そうなんだ...いいのか国王...それでいいのか...。」

「いいんです!もぉ...昨日あんなに激しかったのに...うふふ。」

「それは仕方ない。カミルさんが魅力的すぎるんだ。萎えないのは仕方がないさ。」

「あらあら嬉しいことを言ってくださるのですね。それではもう一戦しますか?」

「その前に、最初に行っていてはなんだけど。俺はエリーともそういう関係だ。
それにレベッカさんともそういう行いをしようとしている。
それについてカミルさんはどう思ってる?」

「あら。私が気づいてないとでも思ってたのですか?
あんなに大きな声を出すエリーさんを見ていたら気づかない方がおかしいですよ。
私は大丈夫ですよ。この世界は一夫多妻なんて沢山いらっしゃいますから。
それも王族、貴族に限って言えば絶対と言っても過言ではないでしょう。」

「よかった。なら今からもう一戦するけどエリーとレベッカさんも誘ってみよう。」

「まぁ!それは良い提案ですね!早速お呼びしましょう!」

「ちょ!ちょっとまって!カミルさん裸だから!服をまず着て!」

「あらあら私としたことがふふふ」

カミルさんってこういうドジなとこもあるから可愛いよねぇ。しかもモフモフだし。
もうどうしよう俺。体力保つかな...いや保つんだろうけど...。
その内称号とかに『超絶倫』とか書かれそうで怖いわ~。いやフリじゃないよ?書かないでね?
てか書いたら消すからね?俺の最大火力だしてまで消すからね?

よ~し!3人を愛でるぞ~~~~!!!














あ、セシルの事忘れてた。
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