現代で落ちこぼれの三男〜異世界転生してコアの力で人生を謳歌する〜

荒葉千歳

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転生後〜幼少期

#23コア目

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エリオットとアーミット商会へ買い物を行った次の日から訓練が再開する。


訓練の日々がまた続いたのだが、マルズレットが訓練の不参加の日があった。


ある日、マルズレットが木剣を片手に庭に来た時であった。


「あなた?」
「旦那様?」

「な、なんだよお前たち」

「執務室に大量の決済書があったのだけど、これはどういうこと?」
「旦那様、さすがに執務が溜まっております。」

「い、いや。俺はこれからシュレットに稽古をだな」

「あなた、私に約束しましたわよね? 稽古は執務が終わっている時だけと」
「奥様の仰る通りです旦那様。お早く執務室にお戻りください」

「い、いや。だからね? 稽古をね?」

「あなた?」
「旦那様?」

「ひゃぃ・・・・」

「と言うことで奥様、旦那様の代わりはこのエリオットにお任せ下さいませ」

「そうね、エリオットなら問題ないわ。よろしくお願いね」

「畏まりました」

と言う事があり、領主というのは名前だけではなく、執務をしっかりこなさないといけないとのこと。


そうしてマルズレットの代わりを努めるのが執事のエリオット。


イレーナにエリオットは剣術ができるのか質問してみたところ、
なんと驚いたことにエリオットは徒手格闘を嗜んでいるとのこと。


さらに驚くのは、昔マルズレットとイレーナとアマンダ、
それにマーガレットが同じ冒険者パーティだったことだろう。


シュレットはその話を聞いて驚き、エリオットはその姿に笑顔で返した。


エリオットから徒手格闘を学ぶ際、かなりの体格差故にエリオットからの攻撃は
シュレットに隙ができたときに、ツンと軽く突くか、全ての攻撃をいなすかの二つのみであった。


そしてエリオットから徒手格闘を習うと、やはり無機質な声が聞こえる。


『無属性魔法[模倣]の効果により相手の徒手格闘術を模倣しました』


もちろんここでもシュレットは顔に出すまいと心の中に留める。


それからというもの、マルズレットが執務の時はエリオットと組手。
時にはマルズレットとエリオットの多対一の組手も行なった。


シュレットが多対一の訓練を行う時、一対一での訓練よりも魔力の消耗が激しすぎると
稽古をつけてくれる二人に伝えた。


マルズレットとエリオットの二人は、身体強化を使い二人と組手を行なっているのだから消耗が激しいのだろうと結論つけた。


本当のところは、マルズレットの剣術、エリオットの徒手格闘を無属性魔法の[模倣]を常時使用し組手を行なっていたのだ。
一人分より二人分の模倣を行えば、自然と消耗は早くなる。


「まぁ今日のところこんなもんか」

「そうですね。シュレット様、四歳ながらキレのある動き。お見事でございます」

「ふぅ・・・ふぅ・・・あ、ありがとう・・・ございました・・・ふぅ」


こんな修行が二年も続いた。
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