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第一章: はじまり
Andante
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第6の門の変成王に面会して、白札専用通路の前まで来た2人。
次でスタンプラリーが終わりだ!
そう思うと、歩みが止まる。
ここで、聞いておかないと……でも。
別れるその日を知りたくない気持ちがどこかにある。
「どうしたんですか?さあ、次でラストです!準備しますね」
「あのさ、リッチ君、どこまで一緒……に行って……くれるの?」
脱衣場で、レイラが言っていたことは、覚えているが確かめたかったのだ。
「はい、第7の門で判子を頂くまで一緒にいます」
やっぱり……そうなのか……。
平気な顔でサラッと言っちゃって、寂しいとか思わないの?
「旅の最後なら、この動く歩道の椅子に座って、のんびりと行かない?
リッチ君、疲れたでしょう?」
「えっ、そうすると僕がいる意味が無くて、ここで……」
オストリッチは、言葉に詰まりその先は、言えなかった。
「わぁ、じゃあ じゃあ、いつものように行こう!お願いします」
ピッ、ポワン!
犬顔座布団が登場した。
「行きますよ」
今では、座布団に乗って、景色を見る余裕がある。
見下ろすと、白札専用動く歩道があるが、歩いている人はいない。
歩道中央に線が引いてあるかの様に椅子が並んでいる。
その椅子にポツリ、ポツリと座っている人が見えた。
自分は、楽をしてここまで来たけど、他の人たちは大変な思いをしてきたんだろうと思う。
「リッチ君、乗せてくれてありがとう」
自然に言葉がついて出た。
けれど、オストリッチからは返事はなかった。
座布団が小刻みに揺れている気がして、
微かだが、鼻水をすするような音が一瞬聞こえた。
その後、暫く沈黙が続いたのであった。
見上げれば、青い空にふんわりとした白い雲が浮かんでいた。
もう第7の門が見えてきた!
あぁ、旅が終わっちゃう……。
「あれが第7の門です。えーと、た、た、たい、たい、たいさんおー様です」
「うんうん、わかった。所長は、たいさんおう なんだね」
紙を見ないで、よく言えました!
お姉さんは、感動しています!
程なくして白札専用の門に着地した。
最後の門、たいさんおう様って、どんな人かな?
どうしよう緊張してきた……。
吸ってー、吐いてー。
あおいが深呼吸をしている横で、オストリッチも同じことをしていた。
目が合い笑い合う2人であった。
本当に白札用の門は、どこも同じだな。
門に入ってすぐ、丸い小さな池があり、池の真ん中に噴水があった。
「水の音って、妙に落ち着くんだよね」
あおいは、立ち止まって噴水を眺める振りをする。
できるだけ留まっていたかったからだ。
「お姉さん、行きますよ」
「あっ、待って!質問!ええと、そうだ!閻魔大王様が地獄行きの人を審問していたけど、極悪人は、地獄が決定しているから、裁判とか必要ないはずでしょう?」
「今、その質問ですか?
極悪人は、第1の門過ぎたら地獄行き決定、三途の川を渡り損ねたら、地獄行き決定です。
地獄も種類があるので、第4で罪の重さを計り、第5で場所を決め、第6で再審査で判決です。
ですから、極悪人たちは第7の門には来ません。
もう、いいですか?」
なんだか、面倒くさがっている?
だって、あの白い建物に入っちゃったら……。
お姉ちゃん!
僕ね、お姉ちゃんとね 、一緒にいる時間が長いほど、別れが辛いんだ……。
僕の記念すべき道先案内人 初任務だから、ちゃんとに頑張るからね!
あおいは、渋々 オストリッチの後について、泰山王の待つ部屋に行くのであった。
#・・・・・・・・・
Andante=ゆっくり歩くような速さで
次でスタンプラリーが終わりだ!
そう思うと、歩みが止まる。
ここで、聞いておかないと……でも。
別れるその日を知りたくない気持ちがどこかにある。
「どうしたんですか?さあ、次でラストです!準備しますね」
「あのさ、リッチ君、どこまで一緒……に行って……くれるの?」
脱衣場で、レイラが言っていたことは、覚えているが確かめたかったのだ。
「はい、第7の門で判子を頂くまで一緒にいます」
やっぱり……そうなのか……。
平気な顔でサラッと言っちゃって、寂しいとか思わないの?
「旅の最後なら、この動く歩道の椅子に座って、のんびりと行かない?
リッチ君、疲れたでしょう?」
「えっ、そうすると僕がいる意味が無くて、ここで……」
オストリッチは、言葉に詰まりその先は、言えなかった。
「わぁ、じゃあ じゃあ、いつものように行こう!お願いします」
ピッ、ポワン!
犬顔座布団が登場した。
「行きますよ」
今では、座布団に乗って、景色を見る余裕がある。
見下ろすと、白札専用動く歩道があるが、歩いている人はいない。
歩道中央に線が引いてあるかの様に椅子が並んでいる。
その椅子にポツリ、ポツリと座っている人が見えた。
自分は、楽をしてここまで来たけど、他の人たちは大変な思いをしてきたんだろうと思う。
「リッチ君、乗せてくれてありがとう」
自然に言葉がついて出た。
けれど、オストリッチからは返事はなかった。
座布団が小刻みに揺れている気がして、
微かだが、鼻水をすするような音が一瞬聞こえた。
その後、暫く沈黙が続いたのであった。
見上げれば、青い空にふんわりとした白い雲が浮かんでいた。
もう第7の門が見えてきた!
あぁ、旅が終わっちゃう……。
「あれが第7の門です。えーと、た、た、たい、たい、たいさんおー様です」
「うんうん、わかった。所長は、たいさんおう なんだね」
紙を見ないで、よく言えました!
お姉さんは、感動しています!
程なくして白札専用の門に着地した。
最後の門、たいさんおう様って、どんな人かな?
どうしよう緊張してきた……。
吸ってー、吐いてー。
あおいが深呼吸をしている横で、オストリッチも同じことをしていた。
目が合い笑い合う2人であった。
本当に白札用の門は、どこも同じだな。
門に入ってすぐ、丸い小さな池があり、池の真ん中に噴水があった。
「水の音って、妙に落ち着くんだよね」
あおいは、立ち止まって噴水を眺める振りをする。
できるだけ留まっていたかったからだ。
「お姉さん、行きますよ」
「あっ、待って!質問!ええと、そうだ!閻魔大王様が地獄行きの人を審問していたけど、極悪人は、地獄が決定しているから、裁判とか必要ないはずでしょう?」
「今、その質問ですか?
極悪人は、第1の門過ぎたら地獄行き決定、三途の川を渡り損ねたら、地獄行き決定です。
地獄も種類があるので、第4で罪の重さを計り、第5で場所を決め、第6で再審査で判決です。
ですから、極悪人たちは第7の門には来ません。
もう、いいですか?」
なんだか、面倒くさがっている?
だって、あの白い建物に入っちゃったら……。
お姉ちゃん!
僕ね、お姉ちゃんとね 、一緒にいる時間が長いほど、別れが辛いんだ……。
僕の記念すべき道先案内人 初任務だから、ちゃんとに頑張るからね!
あおいは、渋々 オストリッチの後について、泰山王の待つ部屋に行くのであった。
#・・・・・・・・・
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