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第ニ章: 見習い準備中
ご褒美は何にしようかな
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ここは第1の門、道先案内スタッフルームである。
道先案内人の鶴は、オストリッチを入れて5羽……いや、5人としておこう。
案内の仕事は、そうそうない為、第1の門スタッフの足として飛び回る事が多いのである。
今は3人が寛いでいる。
床に座って羽繕いをしているスワンが、建物の外から中を覗く者に気がついた!
ガラガラッ!
「何か御用でしょうか、秦広王様?」
窓を開けて、スワンが聞いた。
「あっ、スワン! いや……まだオストリッチは戻らないのか?」
「先程、三途の川 手前にいたので、そろそろ帰って来る頃かと思います」
「そうか、では戻ってきたら所長室にくるように伝えたまえ、よろしいか?」
「はい、かしこまりました」
パタパタ パタパタ
「頑張れ、頑張れ、リッチくん!
急げ、急げ、リッチくん!」
自分で自分を応援しながら飛んでいた。
キラッ!
空を見上げていた秦広王が光るものに気がつき、猛スピードで所長室へと戻って仕事を再開した。
コンコン!
「オストリッチです!只今、戻りました。お呼びでしょうか?」
あー!やっと帰ってきたかー!もう遅いから心配だったのだよー!
……とは、口が裂けても言わないのだ。
「あぁ、帰ってきたのか。少し遅い気がするが、道中、問題でもあったか?」
「ほんの少しハプニングがありましたが、ほぼ順調に行きました。
僕は、初任務 完璧に完了しました!」
秦広王は、各門からオストリッチの仕事ぶりは聞いて知っていた。
完璧ではない事も知っていた。
だが、頑張っていた事も知っている。
「そうか、よく頑張ったな!
では合格である!カードを出したまえ」
“チャレンジシールカード”といって、目標達成すると、ご褒美シールが貰えるのである。
「ご褒美の鶴さんマークのシールだぞぉ!
キラキラ綺麗だろう?
これで、全部集まったのだな。
さあ、約束通りに望みを1つ言いたまえ!
大概の事は叶えてやろう」
「先生!ありがとうございます」
………………
「本日の講義は、この天界についてです 」
また、ユキト先生だ。
祥ちゃんが愚痴っていたのは、この人のことかな?
「皆さんは、せせらぎ川をご存知ですか?
その近くの森に立ち入り禁止区域がありますね。
そこは神域と言って、神様と認められた者以外は、入ることは出来ません」
やっぱり神様が住んでいるのかな?
もしかして、昨日あたしを助けてくれた人は、神様だったりして……?
「……輪廻転生をしますが、その手続きを天界スタッフがして、神様に許可を貰います。
その手続きは、ベテランスタッフが大抵、行いますから大丈夫なはずです」
「はい、質問です。輪廻転生って何ですか?」
他の人が聞いた。
「簡単に言えば、この世に来た魂が形を変えて、またあの世に行くということです」
言い方がややこしいなぁ!
要するに、生まれ変わって、再び生きるってことよね?
「よろしいですか?次いきます。
冥界は、とても広く移動が大変です。
一部の所に直通エレベーターが設置されているが、それ以外は自力で仕事場へ行かなくてはなりません……しかし、それでは何日かかるか わかりませんね?」
その通りだ!
座布団に乗ってやって来たあおいでも、結構、日数がかかっていたのだ!
「はい、こちらをご覧ください」
ユキトが前に立ち、見せている物に見覚えがあった。
「瞬間移動ベルト」「瞬間移動ベルト」
ユキトとあおいが同時に言った!
「おや?あおいさん、これを知っているのですか?」
ヤバっ!優さん、蓮さん、礼人さんと知り合いだとバレたら、迷惑をかけてしまうかも!ここは、誤魔化そう!
「……話しの流れで、見たままを適当に言ってみたら、偶然、当たったみたいですね、へへ」
「そうですか!それで、このベルトのこの部分を軽く触れて、行き先を強く念じます。
すると、その場所へ移動が出来るのです」
「わー!凄ーい」皆が感動する!
「……と、簡単に言いましたが、使える方は滅多にいません!
練習は、ここにある専用建物の中でしかできません!
練習中に何処かへ消えてしまったら、面倒な事になりますから!」
「はい、質問!使いこなせなかった場合は、どうやって移動しますか」
「ここから、第7の門へ直通エレベーターで行き、第2の門までは電車で行けます。
ただ、そこから第1の門に行くのは、大変です」
なんだか面倒そうだなー!
「三途の川があるから、鉄道が第2でストップしています。
そこで、道先案内人に依頼し、迎えに来てもらったりして、乗せてもらい川を渡るのです」
あっ、リッチ君の仕事かー!
なんだか忙しそうな仕事なんだね!
「それでは、これにて終了ですが、瞬間移動ベルトの練習をしたい方は事務所で手続きをして下さい」
あおいは、もちろん挑戦してみる気マンマンだ!
事務所で、手続きを終えてフロントがあるロビーを通って帰っていた。
チン。
エレベーターの到着音がした。
あっ、新しい人が来たのかも!
なかなか新入りが来ないから、嬉しいな!
あたしが、案内してあげようかな?
ガーッと扉が開いた。
「 ! 」
これは、どういうこと?
混乱する あおいであった……
道先案内人の鶴は、オストリッチを入れて5羽……いや、5人としておこう。
案内の仕事は、そうそうない為、第1の門スタッフの足として飛び回る事が多いのである。
今は3人が寛いでいる。
床に座って羽繕いをしているスワンが、建物の外から中を覗く者に気がついた!
ガラガラッ!
「何か御用でしょうか、秦広王様?」
窓を開けて、スワンが聞いた。
「あっ、スワン! いや……まだオストリッチは戻らないのか?」
「先程、三途の川 手前にいたので、そろそろ帰って来る頃かと思います」
「そうか、では戻ってきたら所長室にくるように伝えたまえ、よろしいか?」
「はい、かしこまりました」
パタパタ パタパタ
「頑張れ、頑張れ、リッチくん!
急げ、急げ、リッチくん!」
自分で自分を応援しながら飛んでいた。
キラッ!
空を見上げていた秦広王が光るものに気がつき、猛スピードで所長室へと戻って仕事を再開した。
コンコン!
「オストリッチです!只今、戻りました。お呼びでしょうか?」
あー!やっと帰ってきたかー!もう遅いから心配だったのだよー!
……とは、口が裂けても言わないのだ。
「あぁ、帰ってきたのか。少し遅い気がするが、道中、問題でもあったか?」
「ほんの少しハプニングがありましたが、ほぼ順調に行きました。
僕は、初任務 完璧に完了しました!」
秦広王は、各門からオストリッチの仕事ぶりは聞いて知っていた。
完璧ではない事も知っていた。
だが、頑張っていた事も知っている。
「そうか、よく頑張ったな!
では合格である!カードを出したまえ」
“チャレンジシールカード”といって、目標達成すると、ご褒美シールが貰えるのである。
「ご褒美の鶴さんマークのシールだぞぉ!
キラキラ綺麗だろう?
これで、全部集まったのだな。
さあ、約束通りに望みを1つ言いたまえ!
大概の事は叶えてやろう」
「先生!ありがとうございます」
………………
「本日の講義は、この天界についてです 」
また、ユキト先生だ。
祥ちゃんが愚痴っていたのは、この人のことかな?
「皆さんは、せせらぎ川をご存知ですか?
その近くの森に立ち入り禁止区域がありますね。
そこは神域と言って、神様と認められた者以外は、入ることは出来ません」
やっぱり神様が住んでいるのかな?
もしかして、昨日あたしを助けてくれた人は、神様だったりして……?
「……輪廻転生をしますが、その手続きを天界スタッフがして、神様に許可を貰います。
その手続きは、ベテランスタッフが大抵、行いますから大丈夫なはずです」
「はい、質問です。輪廻転生って何ですか?」
他の人が聞いた。
「簡単に言えば、この世に来た魂が形を変えて、またあの世に行くということです」
言い方がややこしいなぁ!
要するに、生まれ変わって、再び生きるってことよね?
「よろしいですか?次いきます。
冥界は、とても広く移動が大変です。
一部の所に直通エレベーターが設置されているが、それ以外は自力で仕事場へ行かなくてはなりません……しかし、それでは何日かかるか わかりませんね?」
その通りだ!
座布団に乗ってやって来たあおいでも、結構、日数がかかっていたのだ!
「はい、こちらをご覧ください」
ユキトが前に立ち、見せている物に見覚えがあった。
「瞬間移動ベルト」「瞬間移動ベルト」
ユキトとあおいが同時に言った!
「おや?あおいさん、これを知っているのですか?」
ヤバっ!優さん、蓮さん、礼人さんと知り合いだとバレたら、迷惑をかけてしまうかも!ここは、誤魔化そう!
「……話しの流れで、見たままを適当に言ってみたら、偶然、当たったみたいですね、へへ」
「そうですか!それで、このベルトのこの部分を軽く触れて、行き先を強く念じます。
すると、その場所へ移動が出来るのです」
「わー!凄ーい」皆が感動する!
「……と、簡単に言いましたが、使える方は滅多にいません!
練習は、ここにある専用建物の中でしかできません!
練習中に何処かへ消えてしまったら、面倒な事になりますから!」
「はい、質問!使いこなせなかった場合は、どうやって移動しますか」
「ここから、第7の門へ直通エレベーターで行き、第2の門までは電車で行けます。
ただ、そこから第1の門に行くのは、大変です」
なんだか面倒そうだなー!
「三途の川があるから、鉄道が第2でストップしています。
そこで、道先案内人に依頼し、迎えに来てもらったりして、乗せてもらい川を渡るのです」
あっ、リッチ君の仕事かー!
なんだか忙しそうな仕事なんだね!
「それでは、これにて終了ですが、瞬間移動ベルトの練習をしたい方は事務所で手続きをして下さい」
あおいは、もちろん挑戦してみる気マンマンだ!
事務所で、手続きを終えてフロントがあるロビーを通って帰っていた。
チン。
エレベーターの到着音がした。
あっ、新しい人が来たのかも!
なかなか新入りが来ないから、嬉しいな!
あたしが、案内してあげようかな?
ガーッと扉が開いた。
「 ! 」
これは、どういうこと?
混乱する あおいであった……
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