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第ニ章: 見習い準備中
リッチ現る!蓮 登場!
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チン。
「天界へ到着致しました。あなたの名前をおっしゃって下さい」
上にあるスピーカーからアナウンスが聞こえた。
「うぉっほん!オストリッチと申します。道先案内人をしています」
聞かれていない事まで言う。
扉がガーッと開いた。
「お疲れ様でした。こちらは天界到着ロビーでございます……」
わぁ、凄い!垂れ下がった大きな照明がキラキラしてる!うわっ、床が艶々で輝いている!キレイだなー!
「 ! 」
「お姉ちゃん?……お姉さん!!」
「リッチ君っ!リッチ君、何で?何でここに来たの?」
あおいは、オストリッチの元へ駆け寄った。
「あのー、申し訳ございませんが手続きの方を先にさせて頂きたいのですが……」
エレベーター前で待っていたフロントの女性が言いずらそうに言った。
手続きを済ませた後、スタッフの代わりに あおいが天界を案内していた。
「この建物は、公園の中にあるんだけど、建物脇に小川があるんだよ、ほら、そこに!」
さらっと案内をしながら、聞きたい事を優先させる。
「リッチ君、どうしてここへ来たの?
もしかして、あたしに会いに来たの?
あんな風に別れたから、気が咎めたとか?
座布団を置いてきたんだね」
「ちゃんとに挨拶しないで、帰ってしまって、すみませんでした。
今回、ここへ来たのは 修行のためです。
瞬間移動ベルトの練習会があると聞いたので、参加するために来ました!
だから、座布団は持ってきませんでした」
「えー、偶然!あたしも練習に参加するんだよ!」
……なんだー!ちょっとガッカリだな。
あたしに会いに来たのかと思っちゃった。
「それで、いつまでいるの?」
「先生から、行くからには体得するまで帰ってきてはいけない!と言われてきました……だから、わかりません」
「そっか一緒に習うんだね。頑張ろう」
「お姉さんも?はい、頑張ります」
話しながら歩き、居住区に着いた2人。さっそく家を建てようと材料置き場にやって来た。
「へー、この石を並べて階段をつくるんですね。この色にしようかな?」
「きっと、こっちの色の方が落ち着くと思うよ」
2人は、楽しそうに新居の材料を探している。
そんな時に利通が話し掛けてきた。
「おや、天界に鶴さんですか?珍しいですね。家を建てるのですか?
でしたら、今朝、ヨシエさんが旅立たれたので、そこにテントを張ればいいですよ」
「えっ、旅立つ?亡くなっているのに、また?」
「旅立つとは、魂が光だけの存在になって、次の所へ行くことを言うのですよ。
輪廻転生です。
素晴らしい人生が待っているといいですよね」
せっかくの申し出なので、オストリッチは、有り難く敷地を使わせて貰うことにした。
石が黒なので、白いテントを選んだ。白と黒のコントラストがポイントだ。
……………
ジリジリジリジリ
いつものように目覚まし時計で起きる。
講習を受ける人は、目覚まし時計を支給されるのだ。
瞬間移動ベルトの練習に参加するオストリッチも支給されていた。
「リッチくーん、リッチくーん、行こうよ」
ジリジリジリジリ……
やだ、時計が鳴りっぱなし!
まだ、寝てる?
「リッチ君、入るよ!
おはよう!朝だよ……なんだ、起きているじゃないの」
「これが……僕が起きたのに、止まってくれないんだよ。
起きたら、勝手に止まるんじゃないの?
僕、目覚まし時計なんて使った事ないから、わかんないよぉ。
叩いたら、ちょと止まったけど、また鳴り始めちゃった!
僕、壊しちゃったのかな?どうしよう」
「大丈夫!ここにスイッチがあって、下に下げれば止まるよ!ほらね!
さあ、行こう」
…………
事務所とは別棟に案内され、2人が中に入った。
外観が体育館のようだったが、通されたのは狭い部屋だった。
「緊張してきました……。
瞬間移動って、どんな感じなのでしょうか?
他の人は、来ないんですか?」
「あたし達だけみたいだね。
すぐにコツを掴んでベルトを使いこなせるように、頑張ろう!」
シュッ!
ストン。
明るい茶色の短髪で、背がスラリとした黒スーツの男が現れた。
20代半ばに見える。
優しそうな顔立ちのイケメンだ。
「お待たせしました。
私は、調査員をしている蓮です。
本日、瞬間移動ベルト練習会の教官を務め……」
「 ! 」
「あーーー」
蓮とあおいが同時に驚いた!
「えっ、何ですか?えっ?」
オストリッチは、何事かと思いキョロキョロした。
「蓮さんは、あたしが生きている時からの知り合いなの。
でも、教官だなんて驚いた」
「天界だから、偶然に会う事があるかもと思っていたけど、まさか、生徒になるとは予想外だったよ!」
思いがけない再会に驚く、あおいと蓮なのだった。
うわっ、蓮さんが教官だなんて!めちゃくちゃ頑張らないといけないじゃない!
おじいちゃんに恥ずかしい思いは、させられない!
あおいは、変なプレッシャーを感じている。
「ぼ、僕はオストリッチと申します。
道先案内人をしているので、瞬間移動をマスターして仕事に役立てたいと思います。よろしくお願い致します」
「こちらこそ、よろしく!
では、早速始めます。
この表を見て下さい。この建物を小さな部屋になるように区切ってあり、番号がふってあります。
この建物の中だけで、移動します。
他の所に行かないように、周囲には結界を張ってあります」
2人は、ベルトをつける。
「この部屋は1番だから、まず、2番に行ってみよう!
頭に2番って、言い聞かせて集中して!
ベルトのバックルについているボタンを押して!はい、ジャンプ!」
ぴよーん
2人、同時に飛んで着地した!
「 ? 」成功した?
「ブブー、ダメー!1番の部屋のままですよ!もっと、そこへ行きたいと強く思って下さい!
はい、もう一度!始め」
2人は、何度も何度も挑戦するが出来ずにいた。
それから、何回挑戦したか数えなくなった頃、オストリッチが1番の部屋の端から端に移動ができたのだ。
「やったー!同じ部屋の中だけだけど、嬉しい」
「やりましたね!その調子です。
集中力が必要なんです。
あおいちゃんも集中して!」
オストリッチに先を越されたくない年上の意地を見せた!
うーーーん、うーーーん。
「あおいちゃん、それは力んでいるだけだよ」
「ちょうど、眉間あたりに行きたい番号を思い浮かべて、浮かんだらボタンを押してみて!」
「なるほど!はい、僕、やってみます」
「ふっ……ん」
ふわん……
「 ! 」
「リッチくんっ!消えたっ!
蓮さんもいないっ!」
「私は、ここだよ!上のバルコニーにいるよ。オストリッチ君は、9番にいたよ」
建物の2階は、ぐるりとバルコニーがあって、下を眺められるようになっていた。
蓮がオストリッチにも指示を出し、練習は続いた。
「もう、今日はこれくらいにして明日にしよう」
「蓮さん、明日も教えてくれるんですか?」
あおいが嬉しそうに聞いた。
「明日も私が指導しますから、覚悟して下さい。
2人とも、お疲れ様だったね!」
「はい、ありがとうございましたー!」
2人は、揃って言った!
コンビネーションはバッチリだ!
あおいは、同じ部屋の中だけの移動に成功しただけだった。
一方、オストリッチは自分の意思とは違う所に行ってしまっていた。
疲れてはいたが、あおいの足取りは軽く、オストリッチも軽やかに飛んでいる。
明日こそ、成功させる!
2人は、そう意気込むのだった。
「天界へ到着致しました。あなたの名前をおっしゃって下さい」
上にあるスピーカーからアナウンスが聞こえた。
「うぉっほん!オストリッチと申します。道先案内人をしています」
聞かれていない事まで言う。
扉がガーッと開いた。
「お疲れ様でした。こちらは天界到着ロビーでございます……」
わぁ、凄い!垂れ下がった大きな照明がキラキラしてる!うわっ、床が艶々で輝いている!キレイだなー!
「 ! 」
「お姉ちゃん?……お姉さん!!」
「リッチ君っ!リッチ君、何で?何でここに来たの?」
あおいは、オストリッチの元へ駆け寄った。
「あのー、申し訳ございませんが手続きの方を先にさせて頂きたいのですが……」
エレベーター前で待っていたフロントの女性が言いずらそうに言った。
手続きを済ませた後、スタッフの代わりに あおいが天界を案内していた。
「この建物は、公園の中にあるんだけど、建物脇に小川があるんだよ、ほら、そこに!」
さらっと案内をしながら、聞きたい事を優先させる。
「リッチ君、どうしてここへ来たの?
もしかして、あたしに会いに来たの?
あんな風に別れたから、気が咎めたとか?
座布団を置いてきたんだね」
「ちゃんとに挨拶しないで、帰ってしまって、すみませんでした。
今回、ここへ来たのは 修行のためです。
瞬間移動ベルトの練習会があると聞いたので、参加するために来ました!
だから、座布団は持ってきませんでした」
「えー、偶然!あたしも練習に参加するんだよ!」
……なんだー!ちょっとガッカリだな。
あたしに会いに来たのかと思っちゃった。
「それで、いつまでいるの?」
「先生から、行くからには体得するまで帰ってきてはいけない!と言われてきました……だから、わかりません」
「そっか一緒に習うんだね。頑張ろう」
「お姉さんも?はい、頑張ります」
話しながら歩き、居住区に着いた2人。さっそく家を建てようと材料置き場にやって来た。
「へー、この石を並べて階段をつくるんですね。この色にしようかな?」
「きっと、こっちの色の方が落ち着くと思うよ」
2人は、楽しそうに新居の材料を探している。
そんな時に利通が話し掛けてきた。
「おや、天界に鶴さんですか?珍しいですね。家を建てるのですか?
でしたら、今朝、ヨシエさんが旅立たれたので、そこにテントを張ればいいですよ」
「えっ、旅立つ?亡くなっているのに、また?」
「旅立つとは、魂が光だけの存在になって、次の所へ行くことを言うのですよ。
輪廻転生です。
素晴らしい人生が待っているといいですよね」
せっかくの申し出なので、オストリッチは、有り難く敷地を使わせて貰うことにした。
石が黒なので、白いテントを選んだ。白と黒のコントラストがポイントだ。
……………
ジリジリジリジリ
いつものように目覚まし時計で起きる。
講習を受ける人は、目覚まし時計を支給されるのだ。
瞬間移動ベルトの練習に参加するオストリッチも支給されていた。
「リッチくーん、リッチくーん、行こうよ」
ジリジリジリジリ……
やだ、時計が鳴りっぱなし!
まだ、寝てる?
「リッチ君、入るよ!
おはよう!朝だよ……なんだ、起きているじゃないの」
「これが……僕が起きたのに、止まってくれないんだよ。
起きたら、勝手に止まるんじゃないの?
僕、目覚まし時計なんて使った事ないから、わかんないよぉ。
叩いたら、ちょと止まったけど、また鳴り始めちゃった!
僕、壊しちゃったのかな?どうしよう」
「大丈夫!ここにスイッチがあって、下に下げれば止まるよ!ほらね!
さあ、行こう」
…………
事務所とは別棟に案内され、2人が中に入った。
外観が体育館のようだったが、通されたのは狭い部屋だった。
「緊張してきました……。
瞬間移動って、どんな感じなのでしょうか?
他の人は、来ないんですか?」
「あたし達だけみたいだね。
すぐにコツを掴んでベルトを使いこなせるように、頑張ろう!」
シュッ!
ストン。
明るい茶色の短髪で、背がスラリとした黒スーツの男が現れた。
20代半ばに見える。
優しそうな顔立ちのイケメンだ。
「お待たせしました。
私は、調査員をしている蓮です。
本日、瞬間移動ベルト練習会の教官を務め……」
「 ! 」
「あーーー」
蓮とあおいが同時に驚いた!
「えっ、何ですか?えっ?」
オストリッチは、何事かと思いキョロキョロした。
「蓮さんは、あたしが生きている時からの知り合いなの。
でも、教官だなんて驚いた」
「天界だから、偶然に会う事があるかもと思っていたけど、まさか、生徒になるとは予想外だったよ!」
思いがけない再会に驚く、あおいと蓮なのだった。
うわっ、蓮さんが教官だなんて!めちゃくちゃ頑張らないといけないじゃない!
おじいちゃんに恥ずかしい思いは、させられない!
あおいは、変なプレッシャーを感じている。
「ぼ、僕はオストリッチと申します。
道先案内人をしているので、瞬間移動をマスターして仕事に役立てたいと思います。よろしくお願い致します」
「こちらこそ、よろしく!
では、早速始めます。
この表を見て下さい。この建物を小さな部屋になるように区切ってあり、番号がふってあります。
この建物の中だけで、移動します。
他の所に行かないように、周囲には結界を張ってあります」
2人は、ベルトをつける。
「この部屋は1番だから、まず、2番に行ってみよう!
頭に2番って、言い聞かせて集中して!
ベルトのバックルについているボタンを押して!はい、ジャンプ!」
ぴよーん
2人、同時に飛んで着地した!
「 ? 」成功した?
「ブブー、ダメー!1番の部屋のままですよ!もっと、そこへ行きたいと強く思って下さい!
はい、もう一度!始め」
2人は、何度も何度も挑戦するが出来ずにいた。
それから、何回挑戦したか数えなくなった頃、オストリッチが1番の部屋の端から端に移動ができたのだ。
「やったー!同じ部屋の中だけだけど、嬉しい」
「やりましたね!その調子です。
集中力が必要なんです。
あおいちゃんも集中して!」
オストリッチに先を越されたくない年上の意地を見せた!
うーーーん、うーーーん。
「あおいちゃん、それは力んでいるだけだよ」
「ちょうど、眉間あたりに行きたい番号を思い浮かべて、浮かんだらボタンを押してみて!」
「なるほど!はい、僕、やってみます」
「ふっ……ん」
ふわん……
「 ! 」
「リッチくんっ!消えたっ!
蓮さんもいないっ!」
「私は、ここだよ!上のバルコニーにいるよ。オストリッチ君は、9番にいたよ」
建物の2階は、ぐるりとバルコニーがあって、下を眺められるようになっていた。
蓮がオストリッチにも指示を出し、練習は続いた。
「もう、今日はこれくらいにして明日にしよう」
「蓮さん、明日も教えてくれるんですか?」
あおいが嬉しそうに聞いた。
「明日も私が指導しますから、覚悟して下さい。
2人とも、お疲れ様だったね!」
「はい、ありがとうございましたー!」
2人は、揃って言った!
コンビネーションはバッチリだ!
あおいは、同じ部屋の中だけの移動に成功しただけだった。
一方、オストリッチは自分の意思とは違う所に行ってしまっていた。
疲れてはいたが、あおいの足取りは軽く、オストリッチも軽やかに飛んでいる。
明日こそ、成功させる!
2人は、そう意気込むのだった。
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