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第五章: 新人仕事人 恋模様
露天風呂付き客室!
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女将の後について、今日泊まる部屋へと一行は向かっている。
石だたみの小道の脇に、笹が植えてあって、少し歩くと、和風の平屋造りの離れに着いた。
「うわぁ、格好いい お家だぁ」
オストリッチが興奮して言う。
「まあ、喜んで頂き光栄でございます。
鳥さんまで、いらして下さって、嬉しく思います」
化け鳥って、思われなくて良かったとオストリッチは安心した。
「素敵!玄関が広い、もう上がってもいいですか?」
あおいは、興奮しながら、返事も聞かず中に入る。
優も 続いて中へと急いだ。
「凄い、露天風呂があるよ!
あおいちゃん、来てみてよ」
優もハイテンションになっている。
6畳の部屋に、8畳の部屋が続いてあり、屋根があるテラスに丸い檜の風呂がある。
「露天風呂付きなんて、凄い豪華ですね!私、こんな豪華なお部屋って、初めてです」
あおい達の喜ぶ様子に、嬉しそうな女将が言う。
「皆さま、お疲れ様でした。
こちらが、当館 自慢のお部屋“笹の間”でございます。
女性がお一人様いらっしゃいますが、ご一緒の部屋で、よろしいですか?」
「あ……もし、部屋が空いていたら、お願いします」
蓮は、あおいの不満気な顔を思い出し、女将に頼んだ。
「あるには、ありますが……。
それでは、ひとまず こちらで、お休みなさって下さい。
お部屋のご用意が出来ましたら、お迎えにあがります。
お茶を淹れますから、どうぞ座椅子へお座り下さい」
この豪華な部屋を見てしまったら、ここでもいいとあおいは思ったが、自分1人でも、こんな贅沢な部屋かもと思って黙っていた。
蓮は、女将の顔が一瞬、曇った様に見えて、少し気になった。
女将が緑茶を淹れてくれ、名物の最中を出してくれたのち、改めて言う。
「ご挨拶が遅くなりなりましたが、私は、当旅館の女将、月葉でございます。
遠くから よくお出で下さいました」
畳に手をつき深々とお辞儀をする。
「女将さん、私の仲間を紹介します。
こちらが、優、私の同僚です。
こちらが、あおいちゃんとオストリッチ君で、2人とも私の部下です」
蓮に紹介されて、皆で挨拶をしたのだった。
そして、女将は、あおい用の部屋の支度をすると言って、笹の間から出て行った。
「蓮さん、孝蔵さんの他に、人間界に知り合いがいるなんて、知りませんでした!
どうやって知り合ったんですか」
あおいもオストリッチも興味深々だ。
「話すと長くなるから、簡単に話すよ。
5年程前の事だけど、この旅館の御主人が亡くなる時に、私がこの辺りの地域を担当していたんだ。
そしたら、女将に姿を見られて、悪霊退散の祈祷をされちゃって。
でも、私は悪霊でもないから、そんな祈祷は効かない訳で。
結局、御主人を冥界に送ってしまったんだが。
その後に 、もっと成仏させないといけない霊がいるじゃない!と文句を言われて、女将に案内されて、幽体離脱している死者、つまり浮遊霊の捕獲に行ったんだ」
一同は、頷きながら聞いているが、優が疑問を口にする。
「因みに この旅館の御主人というのは、女将さんの旦那さんなんですか?
お父さんなんですか?
そこが、気になります。
まあ、要するに一緒に捕獲に行って、仲良くなったという事ですね?」
「女将さんの父親だよ。
旦那さんは、ここの支配人をしているし、女将さんの母親は、大女将として活躍しているよ。
そうだね、それから 親しくなって、ここへ来るようになったな」
蓮は、知り合った当時を思い出しながら、皆に話したのだった。
「蓮さんは、ここへよく来るみたいなのに、どうして今回の旅行の場所にしたんですか?」
オストリッチは、自分の提案した北の大地を却下されたのを、少し根に持っていて聞いている。
そうそう、あおいの提案は、人気テーマパークであったが、2人に速攻 却下を食らっていたのだった。
「うん、一応、人間界の本屋で立ち読みしたけど、よく分からなくなってきちゃって!
結局、ここが一番いいって思った訳さ」
絶対、面倒くさくなったんだ!と誰もが思った。
「凄腕霊能者と言ってましたけど、ここの旅館の人は、女将さんの能力、見えない者が見えてしまうとか、知っていますか?」
あおい達が到着して、女将が挨拶をしたら、仲居が不審な目で女将を見たから、気になって、あおいが聞いたのだ。
「いや、知らないと思う。
女将さんの知人を介してクチコミで、霊の相談を受けているみたいだな。
内緒でやっているかもしれない。
皆んなは、納得してくれたかな?」
「わかりました。
蓮さん、周辺を見てきてもいい?」
と優が聞いた。
「僕も、僕も行く!」
オストリッチは、楽しそうだ。
「あおいちゃんも行こうよ」
優が誘った。
しかし、すかさず蓮が却下する。
「女将さんが、新しい部屋の案内をしてくれるから、待っていないといけないよ」
仕方がなく、優はオストリッチを連れて散策に行ったのだった。
蓮は、自分のウエストポーチからタオルを取り出し聞く。
「あおいちゃん、タオルを持ってきたかい?」
「えっ!はい、持ってきました。
小さいですけど」
「せっかくだから、露天風呂に入ろう」
あおいは、焦った!
まさか、こういう展開になるとは、思いもよらなかったのだ。
蓮は、靴下を脱ぎだした。
あおいは、見ていていいものかと、心配をしていた。
「あおいちゃんも、ズボンを脱いだら?」
「えっ!いや、あの、その」
蓮は、ズボンを脱いで、ボクサーパンツになっていた。
えっ!えっ!いきなり?
目のやり場に困る!
躊躇なく脱ぐなんて!びっくりだよ!
チャポン!
「あおいちゃんも早くおいで!
気持ちいいよー」
蓮は、温泉に浸かり始めた。
「はぁ?足湯!」
あおいは、腰が抜けそうになりながら、作務衣のズボンの裾を、なんとか上げる。
蓮さん、私を弄んでいるんですか?
本当、天然なのか?紛らわしいよ!
チャポン!
「あー、気持ちいい!あったかーい」
蓮と2人きりで庭園を眺め、足湯に浸かって、幸せを噛み締めている 。
「蓮さんが、ジーパンを脱ぐから驚きました!」
「えっ、ごめん!ジーンズじゃ上まで、捲れないからさ。脱いじゃったんだ!
ごめん、失礼しました!」
「アハハ、はーい、許します」
2人は、ほんわかタイムを終え、あおいと蓮は、足を拭いて身なりを整えていた。
ピンポーン!
離れの玄関のチャイムが鳴り、女将がやって来た。
「お待たせ致しました、ご案内致します。本館のお部屋になります」
離れ じゃないんだ……。
残念だ。
でも、せっかく用意してくれたんだから、行かないとね。
「では、私も部屋を見ますね。
一緒に案内をお願いします」
「はい、もちろんです。蓮さんもどうぞ」
2人は、女将の後を歩いて行く。
どんな 部屋か、ワクワクしながらも、1人は寂しい気もする あおいの心は、面倒くさいのだ。
「はい、こちらになります。
どうぞ、お入り下さい」
「はい、ありがとうございます」
あおいが御礼を言い、草履を脱ぎ中へ入った。
こじんまりとしている和室で、襖を開けると、また和室があった。
「2間もあるんだ!凄い!」
サッ!
「えっ?何?なんかいるの?」
「どうしたの、あおいちゃん?」
驚いて蓮が声を掛けた。
石だたみの小道の脇に、笹が植えてあって、少し歩くと、和風の平屋造りの離れに着いた。
「うわぁ、格好いい お家だぁ」
オストリッチが興奮して言う。
「まあ、喜んで頂き光栄でございます。
鳥さんまで、いらして下さって、嬉しく思います」
化け鳥って、思われなくて良かったとオストリッチは安心した。
「素敵!玄関が広い、もう上がってもいいですか?」
あおいは、興奮しながら、返事も聞かず中に入る。
優も 続いて中へと急いだ。
「凄い、露天風呂があるよ!
あおいちゃん、来てみてよ」
優もハイテンションになっている。
6畳の部屋に、8畳の部屋が続いてあり、屋根があるテラスに丸い檜の風呂がある。
「露天風呂付きなんて、凄い豪華ですね!私、こんな豪華なお部屋って、初めてです」
あおい達の喜ぶ様子に、嬉しそうな女将が言う。
「皆さま、お疲れ様でした。
こちらが、当館 自慢のお部屋“笹の間”でございます。
女性がお一人様いらっしゃいますが、ご一緒の部屋で、よろしいですか?」
「あ……もし、部屋が空いていたら、お願いします」
蓮は、あおいの不満気な顔を思い出し、女将に頼んだ。
「あるには、ありますが……。
それでは、ひとまず こちらで、お休みなさって下さい。
お部屋のご用意が出来ましたら、お迎えにあがります。
お茶を淹れますから、どうぞ座椅子へお座り下さい」
この豪華な部屋を見てしまったら、ここでもいいとあおいは思ったが、自分1人でも、こんな贅沢な部屋かもと思って黙っていた。
蓮は、女将の顔が一瞬、曇った様に見えて、少し気になった。
女将が緑茶を淹れてくれ、名物の最中を出してくれたのち、改めて言う。
「ご挨拶が遅くなりなりましたが、私は、当旅館の女将、月葉でございます。
遠くから よくお出で下さいました」
畳に手をつき深々とお辞儀をする。
「女将さん、私の仲間を紹介します。
こちらが、優、私の同僚です。
こちらが、あおいちゃんとオストリッチ君で、2人とも私の部下です」
蓮に紹介されて、皆で挨拶をしたのだった。
そして、女将は、あおい用の部屋の支度をすると言って、笹の間から出て行った。
「蓮さん、孝蔵さんの他に、人間界に知り合いがいるなんて、知りませんでした!
どうやって知り合ったんですか」
あおいもオストリッチも興味深々だ。
「話すと長くなるから、簡単に話すよ。
5年程前の事だけど、この旅館の御主人が亡くなる時に、私がこの辺りの地域を担当していたんだ。
そしたら、女将に姿を見られて、悪霊退散の祈祷をされちゃって。
でも、私は悪霊でもないから、そんな祈祷は効かない訳で。
結局、御主人を冥界に送ってしまったんだが。
その後に 、もっと成仏させないといけない霊がいるじゃない!と文句を言われて、女将に案内されて、幽体離脱している死者、つまり浮遊霊の捕獲に行ったんだ」
一同は、頷きながら聞いているが、優が疑問を口にする。
「因みに この旅館の御主人というのは、女将さんの旦那さんなんですか?
お父さんなんですか?
そこが、気になります。
まあ、要するに一緒に捕獲に行って、仲良くなったという事ですね?」
「女将さんの父親だよ。
旦那さんは、ここの支配人をしているし、女将さんの母親は、大女将として活躍しているよ。
そうだね、それから 親しくなって、ここへ来るようになったな」
蓮は、知り合った当時を思い出しながら、皆に話したのだった。
「蓮さんは、ここへよく来るみたいなのに、どうして今回の旅行の場所にしたんですか?」
オストリッチは、自分の提案した北の大地を却下されたのを、少し根に持っていて聞いている。
そうそう、あおいの提案は、人気テーマパークであったが、2人に速攻 却下を食らっていたのだった。
「うん、一応、人間界の本屋で立ち読みしたけど、よく分からなくなってきちゃって!
結局、ここが一番いいって思った訳さ」
絶対、面倒くさくなったんだ!と誰もが思った。
「凄腕霊能者と言ってましたけど、ここの旅館の人は、女将さんの能力、見えない者が見えてしまうとか、知っていますか?」
あおい達が到着して、女将が挨拶をしたら、仲居が不審な目で女将を見たから、気になって、あおいが聞いたのだ。
「いや、知らないと思う。
女将さんの知人を介してクチコミで、霊の相談を受けているみたいだな。
内緒でやっているかもしれない。
皆んなは、納得してくれたかな?」
「わかりました。
蓮さん、周辺を見てきてもいい?」
と優が聞いた。
「僕も、僕も行く!」
オストリッチは、楽しそうだ。
「あおいちゃんも行こうよ」
優が誘った。
しかし、すかさず蓮が却下する。
「女将さんが、新しい部屋の案内をしてくれるから、待っていないといけないよ」
仕方がなく、優はオストリッチを連れて散策に行ったのだった。
蓮は、自分のウエストポーチからタオルを取り出し聞く。
「あおいちゃん、タオルを持ってきたかい?」
「えっ!はい、持ってきました。
小さいですけど」
「せっかくだから、露天風呂に入ろう」
あおいは、焦った!
まさか、こういう展開になるとは、思いもよらなかったのだ。
蓮は、靴下を脱ぎだした。
あおいは、見ていていいものかと、心配をしていた。
「あおいちゃんも、ズボンを脱いだら?」
「えっ!いや、あの、その」
蓮は、ズボンを脱いで、ボクサーパンツになっていた。
えっ!えっ!いきなり?
目のやり場に困る!
躊躇なく脱ぐなんて!びっくりだよ!
チャポン!
「あおいちゃんも早くおいで!
気持ちいいよー」
蓮は、温泉に浸かり始めた。
「はぁ?足湯!」
あおいは、腰が抜けそうになりながら、作務衣のズボンの裾を、なんとか上げる。
蓮さん、私を弄んでいるんですか?
本当、天然なのか?紛らわしいよ!
チャポン!
「あー、気持ちいい!あったかーい」
蓮と2人きりで庭園を眺め、足湯に浸かって、幸せを噛み締めている 。
「蓮さんが、ジーパンを脱ぐから驚きました!」
「えっ、ごめん!ジーンズじゃ上まで、捲れないからさ。脱いじゃったんだ!
ごめん、失礼しました!」
「アハハ、はーい、許します」
2人は、ほんわかタイムを終え、あおいと蓮は、足を拭いて身なりを整えていた。
ピンポーン!
離れの玄関のチャイムが鳴り、女将がやって来た。
「お待たせ致しました、ご案内致します。本館のお部屋になります」
離れ じゃないんだ……。
残念だ。
でも、せっかく用意してくれたんだから、行かないとね。
「では、私も部屋を見ますね。
一緒に案内をお願いします」
「はい、もちろんです。蓮さんもどうぞ」
2人は、女将の後を歩いて行く。
どんな 部屋か、ワクワクしながらも、1人は寂しい気もする あおいの心は、面倒くさいのだ。
「はい、こちらになります。
どうぞ、お入り下さい」
「はい、ありがとうございます」
あおいが御礼を言い、草履を脱ぎ中へ入った。
こじんまりとしている和室で、襖を開けると、また和室があった。
「2間もあるんだ!凄い!」
サッ!
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「どうしたの、あおいちゃん?」
驚いて蓮が声を掛けた。
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