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第五章: 新人仕事人 恋模様
勘弁して下さい!
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「ふっ……ん、くぅ……、おねえ……ちゃんを……守るんだ」
精一杯、両翼に力を入れて、男の片足を持って止めていたのは、オストリッチだった。
霊気を感じ、蓮と手分けをして探していたのだ。
「あおいちゃん、そこから、離れて!
エレベーターが来るのを待っていられない、今すぐ呼んで!
ツルノ君も霊から離れて!」
「はいっ!天か地獄か、裁きの時、冥界の扉よ。ここに出でよ!」
あおいは、早口で呼んだ。
「何だよ!変な鳥め!離せー!」
足を持っていたオストリッチは、思い切り、振り飛ばされた。
「リッチ君!」
「ツルノ君!あー!ぶつかる」
図書室の壁に、身体を強く打ちつけられる寸前で、オストリッチは、身体ごとキャッチされた。
「オストリッチ君、大丈夫かい?
間に合って良かった」
「蓮さん!ありがとうございます」
オストリッチを床に降ろした蓮は、素早く男の元へと移動する。
暴れている男を、羽交い締めしていた優に代わり、蓮が男の両肘を後ろ手に、引っ張り上げて言う。
「君は、ここにいてはいけない。
行くべき所は、死者の国 冥界だ」
蓮が言った瞬間、冥界エレベーターが到着した。
「さあ、乗りなさい」
「嫌だね!俺は、どうせ地獄に行くに決まってんだろう?
行ってたまるか!
ちぇっ、ここは隠れるのに、丁度良い場所だったのに!この野郎っ!」
再び、猛烈に抵抗を始めた。
だが、蓮が男の身体を少し持ち上げ、エレベーターに無理やり乗せたのだった。
「わー、嫌だー!行きたくないー」
男の悲鳴に近い声とともに、扉が閉まり消えていった。
あの男が到着ロビーに着いたら、どうなるんだろう。
あおいは、ちょっと心配になった。
きっと、皆んなを手こずらせるだろうな。
あっ、でも、赤鬼さんや青鬼さんがいてくれるから、大丈夫だね!
あ……あの赤鬼さん……。
ええと、名前は、何だったかな?
そうだ、斗真さんだ!
今日は、勤務かしら?
もしかして、さっきの男と戦ったりするのかも。
あおいは、久しぶりに斗真を思い出したのだった。
到着ロビー係の皆んなも元気かな?
今度、会いに行ってみよう。
あおいが呑気に考えていると、優の怒っている声が聞こえてきた。
「蓮さん、ここにも行方不明死者がいるって……。
幽霊がいるって知っていたでしょう?
また、僕らを騙したんでしょう?」
「ぐ、偶然だから!そんなに怒るなよ」
「本当に?
まだ、他にもいるとかって、ないですよね?」
「いるか、いないかなんて、知るわけ無いだろう!
偶然に、見つけたら捕まえる!
それだけだっ!
ほら、早く、ゴールを目指すぞ!」
皆は、蓮が開き直ったと感じたが、ひとまず、解決してホッとしていた。
それから、元のペアに戻り、お化け屋敷のルートに戻ったのだった。
「私、初めて冥界エレベーターを呼びました。
どうして、優さんが呼ばなかったんですか?」
もしかして、私に その機会を与えてくれたのかな?
「ああ、データーを読み取ったモバリスで呼ぶから、頼んだんだ!
行方不明になっていた死者だから、データーを送れば、勝手にエレベーターが来るけど、急いでいたから、呼んでもらった。
協力ありがとう」
「あっ、そうなんですか」
私がモバリスでデーターを読み取ったからなのか……。
蓮さんは、モバリスに声を入れる為に大きな声でエレベーターを呼び出していたんだね。
知らなかった。
「あおいちゃん、この音楽室に入るよ。
戸を開けるからね……」
ガラッ
「やっぱ、壁にはお決まりの音楽家の肖像画が飾られていますね。
暗闇で見ると不気味」
あおいが 不安そうに言うと、
「そうだね。目が光るとかあるかも!
それに音楽室だから、楽器を鳴らして脅かすかもね!
ふふふ、そんな事は お見通しさ!
ねえ、あおいちゃん」
「はい、きっと、そんなところだと思います」
ポロロン……
「やっぱ、音を出してきましたねっ!」
「いや、違う!霊気を感じる!
また、行方不明死者だ!また、霊だよ!
蓮さんは、僕たちに どんだけ仕事をさせる気なんだよ!
てか、蓮さん達が先にこの部屋に入っただろうに、その時に居なかったのかな?
すばしっこく動き回るということか」
ピアノの前に中年の女性がいた。
「あなたは、何をしているのですか?」
優が静かに聞いた。
霊は、驚いて優とあおいの顔を見たのであった。
「私が見えますか?見えるんですか?」
「はい、勿論 見えます。
それで、あなたは、何をしていますか?」
「私を怖がらないでくれる人が来てくれて、良かった。実は、私 観光客なんです。先日 この近くにあるショッピングセンターで火災があって、私もそこにいたのです。
何が何だか分からないうちに 、ここまで逃げて来たんですけど。
誰も私に気づいてくれなくて……
やっと、気づいてくれても逃げられて……
帰りたくても道がわからなくて……
あちこち歩いていたから、休憩していました」
「それは、お気の毒でした。
我々は、死者の国、冥界の調査員をしている者です。
あなたの姿を見失った調査員に代わり、お詫び申し上げます。
不安な気持ちにさせてしまい、申し訳ございませんでした。
只今より あなたの生前の行いを調査した後、あなたを冥界に送ります。
では、始めさせて頂きます」
そして、優は女性を冥界へと送ったのであった。
ドン ドンドン
「あっ、太鼓の音だ!あの幽霊の格好の人が叩いていますね。
私たちの姿が見えるのかしら?」
「違うよ!他のお客さんが入ってきたからだよ。
急いでゴールしよう。行くよ」
「はい、待って下さい」
あおいは、暗闇を走って優の隣に行ったのだった。
蓮さんなら、こんな時は手を繋いで歩くんだろうな……いいな、リッチ君は蓮さんとペアで!
ふと、そんな事を考えながら歩くのであった。
やっと、ゴールしたが皆やつれた感じになっていたのであった。
図書室の後、蓮とオストリッチの所は、2人の霊と出喰わしたそうである。
あおい と優は、1人だけだったが、皆 しっかりと仕事をしたのであった。
「とんでもないお化け屋敷だったね」
蓮が言ったら、「それ、蓮さんが言いますか?」
と、怒りの優のツッコミが入ったのである。
「わあ、優、そんなに怒るなよ。ごめん。
皆んな、ごめんよ。さあ、アトラクションに乗ろうよね。何に乗る?
ねっ、あおいちゃん?」
「えっ?あ、じゃあ、メリーゴーランドがいい」
「えー!あれは幼児が乗るやつじゃん、僕はパス」
優がパスしたら、オストリッチも「そんな幼児の乗るやつはパス」と知らないくせに優の真似をして言った。
当然、あおいの視線は蓮に注がれ
「はい、分かりました。乗りましょう。
じゃあ、2人も好きに遊んで来ていいよ。
モバリスで連絡取り合おう」
蓮が言って、別行動となった。
「あおいちゃん、行こう!」
自然に手を出され、繋いで歩くのであった。
やっぱ、蓮さんなら こうだよねー!
あおいは、幸せ気分で、旅行を楽しんでいたのである。
それから、帰りに お土産を持って帰ろうと言われ、お金の事を心配していた あおいとオストリッチであった。
私たちは、お金なんて、無いけどどうするの?
どこのお店に行くんだろう?
蓮と優の後について行くと、山の中にある霊園に着いたのである。
「はい、ここから良さそうな物を貰って行くよ。
はい、自由に見てきて、解散」
「えーーー!御供え物を貰ってくるんですか?
人様のを?」
「だって、勿体無いから冥界にお土産として貰って行くんだよ。そこの墓の人が来ていればいいけど、滅多に帰ってこないからさ。
あっ、お花も喜ばれる物だよ」と優が教えてくれたのであった。
「優さーん、コレ食べれる物ですか?」
オストリッチが手に3つくらい抱えてきた。
「いい物 見つけてきたね。まぐろの缶詰だね。
珍しいね。どこで?まだある?」
オストリッチが案内したところは、ペットのお墓だったのだ。
「ツルノ君なら、まあ、許してもらえるでしょう。
僕も違う所で、いい物見つけるぞ」
そんなこんなで、楽しい変な旅行は、終わって冥界に帰ったのである。
あおいのお土産は、お菓子。
優と蓮は、ビールであった。
このお土産を到着ロビー係に持って行こうと思っていたのである。
明日から、また仕事だ。
頑張ろう!
精一杯、両翼に力を入れて、男の片足を持って止めていたのは、オストリッチだった。
霊気を感じ、蓮と手分けをして探していたのだ。
「あおいちゃん、そこから、離れて!
エレベーターが来るのを待っていられない、今すぐ呼んで!
ツルノ君も霊から離れて!」
「はいっ!天か地獄か、裁きの時、冥界の扉よ。ここに出でよ!」
あおいは、早口で呼んだ。
「何だよ!変な鳥め!離せー!」
足を持っていたオストリッチは、思い切り、振り飛ばされた。
「リッチ君!」
「ツルノ君!あー!ぶつかる」
図書室の壁に、身体を強く打ちつけられる寸前で、オストリッチは、身体ごとキャッチされた。
「オストリッチ君、大丈夫かい?
間に合って良かった」
「蓮さん!ありがとうございます」
オストリッチを床に降ろした蓮は、素早く男の元へと移動する。
暴れている男を、羽交い締めしていた優に代わり、蓮が男の両肘を後ろ手に、引っ張り上げて言う。
「君は、ここにいてはいけない。
行くべき所は、死者の国 冥界だ」
蓮が言った瞬間、冥界エレベーターが到着した。
「さあ、乗りなさい」
「嫌だね!俺は、どうせ地獄に行くに決まってんだろう?
行ってたまるか!
ちぇっ、ここは隠れるのに、丁度良い場所だったのに!この野郎っ!」
再び、猛烈に抵抗を始めた。
だが、蓮が男の身体を少し持ち上げ、エレベーターに無理やり乗せたのだった。
「わー、嫌だー!行きたくないー」
男の悲鳴に近い声とともに、扉が閉まり消えていった。
あの男が到着ロビーに着いたら、どうなるんだろう。
あおいは、ちょっと心配になった。
きっと、皆んなを手こずらせるだろうな。
あっ、でも、赤鬼さんや青鬼さんがいてくれるから、大丈夫だね!
あ……あの赤鬼さん……。
ええと、名前は、何だったかな?
そうだ、斗真さんだ!
今日は、勤務かしら?
もしかして、さっきの男と戦ったりするのかも。
あおいは、久しぶりに斗真を思い出したのだった。
到着ロビー係の皆んなも元気かな?
今度、会いに行ってみよう。
あおいが呑気に考えていると、優の怒っている声が聞こえてきた。
「蓮さん、ここにも行方不明死者がいるって……。
幽霊がいるって知っていたでしょう?
また、僕らを騙したんでしょう?」
「ぐ、偶然だから!そんなに怒るなよ」
「本当に?
まだ、他にもいるとかって、ないですよね?」
「いるか、いないかなんて、知るわけ無いだろう!
偶然に、見つけたら捕まえる!
それだけだっ!
ほら、早く、ゴールを目指すぞ!」
皆は、蓮が開き直ったと感じたが、ひとまず、解決してホッとしていた。
それから、元のペアに戻り、お化け屋敷のルートに戻ったのだった。
「私、初めて冥界エレベーターを呼びました。
どうして、優さんが呼ばなかったんですか?」
もしかして、私に その機会を与えてくれたのかな?
「ああ、データーを読み取ったモバリスで呼ぶから、頼んだんだ!
行方不明になっていた死者だから、データーを送れば、勝手にエレベーターが来るけど、急いでいたから、呼んでもらった。
協力ありがとう」
「あっ、そうなんですか」
私がモバリスでデーターを読み取ったからなのか……。
蓮さんは、モバリスに声を入れる為に大きな声でエレベーターを呼び出していたんだね。
知らなかった。
「あおいちゃん、この音楽室に入るよ。
戸を開けるからね……」
ガラッ
「やっぱ、壁にはお決まりの音楽家の肖像画が飾られていますね。
暗闇で見ると不気味」
あおいが 不安そうに言うと、
「そうだね。目が光るとかあるかも!
それに音楽室だから、楽器を鳴らして脅かすかもね!
ふふふ、そんな事は お見通しさ!
ねえ、あおいちゃん」
「はい、きっと、そんなところだと思います」
ポロロン……
「やっぱ、音を出してきましたねっ!」
「いや、違う!霊気を感じる!
また、行方不明死者だ!また、霊だよ!
蓮さんは、僕たちに どんだけ仕事をさせる気なんだよ!
てか、蓮さん達が先にこの部屋に入っただろうに、その時に居なかったのかな?
すばしっこく動き回るということか」
ピアノの前に中年の女性がいた。
「あなたは、何をしているのですか?」
優が静かに聞いた。
霊は、驚いて優とあおいの顔を見たのであった。
「私が見えますか?見えるんですか?」
「はい、勿論 見えます。
それで、あなたは、何をしていますか?」
「私を怖がらないでくれる人が来てくれて、良かった。実は、私 観光客なんです。先日 この近くにあるショッピングセンターで火災があって、私もそこにいたのです。
何が何だか分からないうちに 、ここまで逃げて来たんですけど。
誰も私に気づいてくれなくて……
やっと、気づいてくれても逃げられて……
帰りたくても道がわからなくて……
あちこち歩いていたから、休憩していました」
「それは、お気の毒でした。
我々は、死者の国、冥界の調査員をしている者です。
あなたの姿を見失った調査員に代わり、お詫び申し上げます。
不安な気持ちにさせてしまい、申し訳ございませんでした。
只今より あなたの生前の行いを調査した後、あなたを冥界に送ります。
では、始めさせて頂きます」
そして、優は女性を冥界へと送ったのであった。
ドン ドンドン
「あっ、太鼓の音だ!あの幽霊の格好の人が叩いていますね。
私たちの姿が見えるのかしら?」
「違うよ!他のお客さんが入ってきたからだよ。
急いでゴールしよう。行くよ」
「はい、待って下さい」
あおいは、暗闇を走って優の隣に行ったのだった。
蓮さんなら、こんな時は手を繋いで歩くんだろうな……いいな、リッチ君は蓮さんとペアで!
ふと、そんな事を考えながら歩くのであった。
やっと、ゴールしたが皆やつれた感じになっていたのであった。
図書室の後、蓮とオストリッチの所は、2人の霊と出喰わしたそうである。
あおい と優は、1人だけだったが、皆 しっかりと仕事をしたのであった。
「とんでもないお化け屋敷だったね」
蓮が言ったら、「それ、蓮さんが言いますか?」
と、怒りの優のツッコミが入ったのである。
「わあ、優、そんなに怒るなよ。ごめん。
皆んな、ごめんよ。さあ、アトラクションに乗ろうよね。何に乗る?
ねっ、あおいちゃん?」
「えっ?あ、じゃあ、メリーゴーランドがいい」
「えー!あれは幼児が乗るやつじゃん、僕はパス」
優がパスしたら、オストリッチも「そんな幼児の乗るやつはパス」と知らないくせに優の真似をして言った。
当然、あおいの視線は蓮に注がれ
「はい、分かりました。乗りましょう。
じゃあ、2人も好きに遊んで来ていいよ。
モバリスで連絡取り合おう」
蓮が言って、別行動となった。
「あおいちゃん、行こう!」
自然に手を出され、繋いで歩くのであった。
やっぱ、蓮さんなら こうだよねー!
あおいは、幸せ気分で、旅行を楽しんでいたのである。
それから、帰りに お土産を持って帰ろうと言われ、お金の事を心配していた あおいとオストリッチであった。
私たちは、お金なんて、無いけどどうするの?
どこのお店に行くんだろう?
蓮と優の後について行くと、山の中にある霊園に着いたのである。
「はい、ここから良さそうな物を貰って行くよ。
はい、自由に見てきて、解散」
「えーーー!御供え物を貰ってくるんですか?
人様のを?」
「だって、勿体無いから冥界にお土産として貰って行くんだよ。そこの墓の人が来ていればいいけど、滅多に帰ってこないからさ。
あっ、お花も喜ばれる物だよ」と優が教えてくれたのであった。
「優さーん、コレ食べれる物ですか?」
オストリッチが手に3つくらい抱えてきた。
「いい物 見つけてきたね。まぐろの缶詰だね。
珍しいね。どこで?まだある?」
オストリッチが案内したところは、ペットのお墓だったのだ。
「ツルノ君なら、まあ、許してもらえるでしょう。
僕も違う所で、いい物見つけるぞ」
そんなこんなで、楽しい変な旅行は、終わって冥界に帰ったのである。
あおいのお土産は、お菓子。
優と蓮は、ビールであった。
このお土産を到着ロビー係に持って行こうと思っていたのである。
明日から、また仕事だ。
頑張ろう!
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