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1.愛
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君が食べたいって言ってた新しくできたケーキ屋さんのケーキを買って帰ったんだ。2つ。僕と君とで。
今日は金曜日だから明日は仕事も休みだし久しぶりに2人の休みもかぶったから、一緒に家でゴロゴロしながら映画でも観るのもいいな、あっ、明日は2人で何しようかな?、とかさ、いろいろ考えてたんだよ。
ケーキどうかな?喜んでくれるかな?、って気持ちで帰って扉を開けたら飛び込んできたのは他の知らない男と寝てる君だった。
嘘だって言って欲しかったし、嘘だと思いたかった。
僕の処理しきれていない脳に君は言った。
「もう終わりにしよう。」
そんなの冗談だよね?タチの悪いドッキリだよね?
そう言って君に追いすがりたかった。だけど僕の脳はキャパオーバーだったのか、それとも認めたくなかった、最後も聞き分けのいい彼氏を演じたかったのか
「わかった。」
とそんな一言を口から紡いだだけだった。
その後、君はなにか僕に言ってたみたいだけどなにも耳に入ってこなかった。いや、耳に入ってこなかったというよりも聞きたくなかったのだ。
そのまま行く宛てもなく家をでた。君と僕とで住んでた家を。
あーあ、ケーキ無駄になっちゃったな…僕1人だと2個も食べれないよ。
今後どうしようかな。あ、服しまい忘れちゃった。いれてくれたかな?たぶんいれてないだろうな~。だって家事は僕が全てやってたし。
など、現実を否定したいのかどうでもいい事ばかり思い浮かぶ。
暗闇で唯一電柱の電灯が明かりを灯す。
暗闇だからか大きな、とても大きな石に躓いて転んでしまった。
その拍子かぼくの中で大粒の雨が降ってきた。
走馬灯のように今までのことが流れてきた。君と初めて出会った日、君と初めてのデート、告白した日、君とキスした日……
僕にできることはできるだけしたし、君に沢山の愛を伝えてきたつもりだった。
「愛……足りなかったのかなぁ…?」
まだまだ雨は止みそうにない。
ただ今は向こうで崩れて外に出てしまった2つのケーキを見ることしかできなかった。
今日は金曜日だから明日は仕事も休みだし久しぶりに2人の休みもかぶったから、一緒に家でゴロゴロしながら映画でも観るのもいいな、あっ、明日は2人で何しようかな?、とかさ、いろいろ考えてたんだよ。
ケーキどうかな?喜んでくれるかな?、って気持ちで帰って扉を開けたら飛び込んできたのは他の知らない男と寝てる君だった。
嘘だって言って欲しかったし、嘘だと思いたかった。
僕の処理しきれていない脳に君は言った。
「もう終わりにしよう。」
そんなの冗談だよね?タチの悪いドッキリだよね?
そう言って君に追いすがりたかった。だけど僕の脳はキャパオーバーだったのか、それとも認めたくなかった、最後も聞き分けのいい彼氏を演じたかったのか
「わかった。」
とそんな一言を口から紡いだだけだった。
その後、君はなにか僕に言ってたみたいだけどなにも耳に入ってこなかった。いや、耳に入ってこなかったというよりも聞きたくなかったのだ。
そのまま行く宛てもなく家をでた。君と僕とで住んでた家を。
あーあ、ケーキ無駄になっちゃったな…僕1人だと2個も食べれないよ。
今後どうしようかな。あ、服しまい忘れちゃった。いれてくれたかな?たぶんいれてないだろうな~。だって家事は僕が全てやってたし。
など、現実を否定したいのかどうでもいい事ばかり思い浮かぶ。
暗闇で唯一電柱の電灯が明かりを灯す。
暗闇だからか大きな、とても大きな石に躓いて転んでしまった。
その拍子かぼくの中で大粒の雨が降ってきた。
走馬灯のように今までのことが流れてきた。君と初めて出会った日、君と初めてのデート、告白した日、君とキスした日……
僕にできることはできるだけしたし、君に沢山の愛を伝えてきたつもりだった。
「愛……足りなかったのかなぁ…?」
まだまだ雨は止みそうにない。
ただ今は向こうで崩れて外に出てしまった2つのケーキを見ることしかできなかった。
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