【改稿版】人間不信の俺が恋なんてできるわけがない

柚希乃愁

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第四章 花火大会と海の家

第38話 最後はすべてもっていった

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 悠介に回収された春陽は、調理に戻っていた。
 悠介も説明してやりたいのは山々だったが、接客に戻らなければならないため、すぐに持ち場に戻っていった。

 春陽が今作っているのは雪愛達のテーブル番号が書かれた注文票のものだ。
 しっかりと手は動かしながらも春陽の頭の中は別のことを考えていた。
(なんでさっき雪愛は目を逸らしたんだろう?)
 雪愛達が来ていることには驚いたが、夏休み前、瑞穂に話したことを考えれば、不思議に思う程ではなかった。だからそれはいい。いや、本当はよくない、というか、雪愛からは何も聞いていなかったし、テーブル席に座っている雪愛を見つけたときは一瞬見間違いかと思い、そうじゃないとわかって頭が真っ白になったが、その後の雪愛の反応の方が気になったのだ。
 目が合ったと感じてすぐ、雪愛は下を向いてしまった。
 相手が他でもない雪愛だからこそ、そんな些細なことが気になってしまう。
 何か怒らせるようなことをしてしまっただろうか、と考えるが思い当たらない。ならば、知らないうちに何かしてしまったのかと思えば焦燥感が募った。

 そんな心中でもスムーズに注文された料理を作り終えた春陽。できあがったカレー二つと取り皿とスプーンを四つずつ一つのトレーに載せ、焼きとうもろこしを半分に切ったものを二本分、別のトレーに載せた春陽は、片手ずつ、トレーを持って雪愛達のテーブルへと向かうのだった。

 一方、悠介に連れられ、春陽が厨房に戻っていったところで、瑞穂が雪愛に言った。
「ねえ、雪愛。気持ちはわからないでもないけどさ。今みたいに目を逸らしたら風見傷つくかもしれないよ?」
「えっ!?」
 春陽が傷つく、その言葉に雪愛が目を大きくして顔を上げる。
 雪愛に春陽を傷つけるつもりなんて全くないからだ。
「だってそうでしょ?目が合ったと思ったらその相手が下向いちゃうんだよ?雪愛だっていい気はしないんじゃない?」
「私、そんなつもりじゃ……」
 春陽が女性に誘われているのを見た雪愛は、胸の辺りにモヤモヤを感じた……いや、もっと正確な言葉がある。
 自分でもわかるほどにやきもちを妬いてしまった。
 そんな気持ちを抱いてしまったことに自分への醜さや恥ずかしさを感じていたところで春陽と目が合ってしまい、目を合わせていられなかったのだ。
「うん、雪愛の気持ちもわかるよ。あんな場面見ちゃったらね。けどさ、その気持ちは悪いものでも駄目なものでもないんだよ。好きなんだから当たり前だよ」
「そう、なのかな……」
「それにさ、今からその調子じゃ大変だよ?まだ時間はあるんだし、今は普通に楽しもうよ。ね?」
 瑞穂には雪愛の気持ちが痛いほどわかる。
 瑞穂自身、和樹とのことで何度もやきもちを妬いてきたのだから。
 だからこそ、責めたいのではなく、難しくてもその気持ちを認めてあげて、普通にした方がいいと伝えたいのだ。
 雪愛には今日、のだから。
「それはわかってるつもりではあるんだけど……。ありがとう、瑞穂。未来も香奈もごめんなさい」
 今日はずっと心ここにあらずになってしまっていると自覚のある雪愛は、瑞穂へお礼を未来達へ謝罪をした。
 そんな雪愛を三人は気にしないでと慰めたのだった。

「お待たせしました」
 しばらくして、春陽が料理を運んできた。
「いやー、風見ごめんね。前に話聞いたときから来たいと思っててさ。皆で来ちゃった」
「やっぱりそういうことか。それは別にいいんだが……」
 チラリと雪愛を見る。
 すると雪愛もまっすぐと春陽を見ていた。
「さっきはごめんね、春陽くん。それに話す機会はあったのに言えずに突然来ちゃって」
「いや、そんなこと気にしなくていいから」
 自分に言わなかったことを気にしていたのか、と雪愛が怒っていないようで、春陽は音に出さず安堵の息を吐いた。ただ、このとき春陽の頬が暑さや日焼けなどではなく、少し赤らんでいた。近くで見る雪愛の水着姿はそれだけ魅力的だったのだ。

 テーブルに置かれたカレーを見て、未来が小さな手提げからスマホを取り出し、写真を撮り始めた。料理を待っている間に二人ずつ交代で手荷物をロッカーに取りに行っていたのだ。
「これ、すっごくかわいいねー。さえきちが売れてるって言ってたけどー、人気出るのわかるよー」
「本当崩しちゃうのが勿体ない感じがしちゃうね」
「すごいじゃん、風見。これどうなってるの?」
「ふふっ、やったね、春陽くん」
 香奈や瑞穂も感想を言いながらスマホで撮影している。
 雪愛は春陽に笑顔を向けた。春陽が頑張って作ったものが皆に認めてもらえて、雪愛は嬉しかったのだ。

「ありがとう。これも雪愛のおかげだ。それは別々のカレーが二層になってるから。分けて食べるなら縦に半分の方がいいと思うぞ」
 雪愛にお礼を言い、瑞穂の質問に答えながら、分け方のアドバイスもする春陽。
 雪愛は皆と同じようにスマホで撮影を始める。
 瑞穂達は春陽にわかったと返事をして、今度は自分達とカレーが一緒に写る形で撮影し始めた。そんな彼女達の行動に小さく笑みを浮かべる春陽。
「かき氷を食べるときは誰でもいいからスタッフに声かけてくれ。すぐに作るから。それじゃあ、ごゆっくり」
 瑞穂達がお礼を言うと、春陽は厨房へと戻っていった。

 満足いくまで写真を撮った雪愛達は、さっそく半分ずつ取り分けて、食べ始めた。
 皆が美味しい、美味しいと言って食べるのを見て、雪愛の笑みが深まる。
 春陽が褒められているようで嬉しいのだ。
 そして、自分も食べ始め、
(うん、やっぱり美味しい)
 後で絶対に春陽に伝えようと雪愛は思った。

 みんなでわいわいと話しながら、カレーと焼きとうもろこしを食べ終えた雪愛達は、悠介にかき氷を頼んだところだ。
 かき氷は中々凝ったメニューが多く、どれも美味しそうで四人を悩ませた。
 結局、未来がイチゴミルク、瑞穂がミックスベリー、香奈が白玉抹茶、雪愛がハニーレモンをそれぞれ注文した。
 今は、早く来ないかなと待ち遠しく皆でわくわくしている。

 そこに、そんな楽しい雰囲気をぶち壊しにする者が現れた。
 男二人組が雪愛達に声をかけてきたのだ。
 明らかに雪愛達よりも年上で遊び慣れた雰囲気だ。
「君たち可愛いねー。四人で来てるの?よかったらこの後俺たちと遊ばない?」
「いえ、結構です」
 瑞穂がすんと表情を消して速攻で断る。
「そんなつれないこと言わないでさぁ。絶対楽しいから。俺らすぐそこのホテルも予約してとってるから夜まで遊べるよ?」
「本当に結構ですから」
 それは暗に、自分達もそこに泊まれると言いたいのだろうか。瑞穂の苛立ちが増す。
 ここで諦めればいいものを、その男二人組は瑞穂の対応を面倒に思ったのか、狙いを絞る形に切り替えた。
「じゃあさ、君だけでもどう?めっちゃ可愛いよね、君。名前なんて言うの?俺らと遊んだ方がマジで楽しいからさ」
 あろうことか、雪愛に焦点を絞ったのだ。と言うよりも、この感じ、最初から目当ては雪愛だった可能性が高い。
 雪愛を見る目が水着で隠されたところにばかりいき、下卑た笑みを浮かべている。
 だが、相手はあの雪愛だ。
「そんなのあり得ないので。話がそれだけならもういいですか?」
 そういった視線が大嫌いな雪愛は、ばっさり切って捨てる。美人の冷めきった表情は迫力がある。だが、所詮は女子高生、ということなのだろうか。この男二人組には効果がなかった。しつこく言葉を続ける。
「あれー?他の子に気を遣ってるのかな?取りあえずこれから少しだけでも一緒しようよ」
 雪愛の苛立ちも増していく。いや、四人の苛立ちが増していた。折角楽しい気分だったのに台無しだ。
「その子、ここに彼氏がいるんで」
「瑞穂っ!?」
 瑞穂は先ほど使って効果抜群だった断り文句を言った。
 だが、瑞穂の言葉に一番動揺し、顔を赤くして驚きの声を上げたのは雪愛だ。いきなり何を言い出すのだ、という気持ちがその表情に表れている。
「バイトってこと?そんな彼女放ってバイトしてるような彼氏なんて気にせずさ、俺らと遊ぼうよ」
 しかもこれは常連にだけ通じるものであって、彼らはそうではなかった。馬鹿にしたような態度で聞き流す。

 ここで、接客を終えた悠介が瑞穂達の異変に気づき、止めに入ろうと足を動かした、が止めた。自分よりも先に動いた人間がいたからだ。
 彩花も気づいたようで、啓蔵にヘルプを出している。
 そこまで確認すれば尚更自分の出る幕ではない。
 加えて、今は昼時で店内は満員だ。
 悠介は、客に呼ばれ接客へと戻っていった。

「とりあえずさ、こんなとこじゃなくてもっといいとこ行こうよ」
 男達は強引に雪愛の腕を掴もうと手を伸ばし、瑞穂達が止めようと声を出そうとしたそのとき―――――、


「そこまでにしてもらえますか」
 春陽が割って入り、男の手が雪愛に届かないように雪愛を背に庇った。

 男達はもちろん、瑞穂達も突然の乱入者に目を大きくした。

 見れば、テーブルにイチゴミルクのかき氷が一つ置かれている。解けないよう、できたものから順番に持ってきてくれたようだ。
 そのおかげで春陽が間に合い、雪愛を守ってくれたのだとわかり、瑞穂達は安堵の息を吐いた。

「春陽くん」
 雪愛は、背に庇ってくれている春陽の名前を呼ぶ。
 その背に強い既視感を覚えながら。
「何お前?お前が彼氏か?バイトならバイトらしく働いてろよ。彼女は俺らが楽しませてやるからよ」
「お前言うねー」
 好色を隠す気も無い目で、ぎゃははははと何が楽しいのかわからないが、男達は笑い合った。
 彼氏という言葉に疑問を感じながらも、それを無視し、春陽は雪愛に向き直ると、雪愛の体を隠すように羽織っていたパーカーを雪愛の肩に掛けた。こんなやつらにこれ以上雪愛の水着姿を見せたくない。それは雪愛を想ってのものではあるが、同時に独占欲にも似た感情でもあった。
「もう大丈夫だから」
「っ……」
 雪愛は春陽から目が離せなかった。
 掛けられたパーカーの前を両手でギュッと握る。あたかも締め付けられる胸が感じているのと同じように。
 それは以前助けてもらった時と同じ言葉。けれど、雪愛を見る春陽の表情はその時とは比べ物にならない程、優しかった。トクントクンと心音が高鳴る。
「おいおい、無視すんなよ。ってかさっさと消えてくれねえかなぁ」
 春陽は表情を険しいものに戻すと、男達に向き直った。

 春陽が男達を追い出すため言葉を発しようとしたとき、新たな乱入者が現れた。

「あなたたち、私の店でそれ以上ダサい真似するのやめなさぁい?」
 啓蔵だ。
 笑顔を浮かべているが、その目は笑っておらず、非常に怖い。
「な、なんだよあんた」
 新たに現れた啓蔵の風貌とその話し方に男達が怯む。
 こんがり焼けた肌にムキムキの筋肉。アロハシャツにブーメランパンツを穿いた濃い化粧の金髪の男性が、野太い声で女性っぽい話し方をする。初見で怯まない方が稀だ。
「男は引き際が大事だって話をしてんのよ。わかるかしら?」
 だからこの場は諦めろという意味を込めて啓蔵が言葉を続ける。
「はぁ!?あんたには関係ねえだろうが。すっこんでろよ。ってかマジキモイんだよ!」
 その意味を理解した男達は怯んでしまったことも腹立たしいのか啓蔵に言い返す。
 だが、それは啓蔵を怒らせるだけだった。というよりもすでに怒っていた啓蔵の沸点を超えさせた。
「ああっ!?テメエらみたいなやつが一番キモイって気づかねえのか!盛ってんじゃねえよ。出てけクズどもが!二度とこの店に近づくんじゃねえぞ!次見かけたら海に沈めるからな!」
 口調が変わり、キレる啓蔵は迫力が段違いだった。その目が本気だと言っている。一番近くにいた雪愛達四人は驚きから目を大きくして固まってしまう。香奈は驚きのあまり若干涙目になっている。そんな中、春陽は慣れているのか苦笑を浮かべた。というか啓蔵が来た時点で春陽は肩の力を抜いていた。もう自分が出る幕じゃないとわかっていたからだ。

 男達は啓蔵の迫力に身体をビクッとさせると、悪態をつきながら足早に去っていった。

 この海の常連でナンパを楽しんでいる男達はこの豹変した啓蔵を知っているため、この海の家を忌避していたのだ。わざわざこんなバケモ――怖い人がいるとわかっているところでナンパを楽しもうとする猛者はいない。

 男達が出て行き、くるっと店内に体の向きを変えた啓蔵が両手を合わせ頬に寄せると客に向かって笑顔で言った。先ほどのドスの利いた声とは打って変わって猫なで声だ。
「みんな~、騒がせちゃってごめんなさぁい。みんなはゆっくりしていってね~」
 多くの客は啓蔵のキャラを心得ているようで、ドッと歓声と拍手が起こったのだった。
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