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Chapetr1
003 レティシアとスクールライフ!
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今日は学校に来ています。
ま、自由大学だから毎日来る必要はない。噂に聞く単位というものは、結局私の人生では現れることはなかった。
今日は、宇宙考古学のフェルディナンド先生のクラスだ。星団の歴史には少し興味があったし、マリー達も受けているから。友人達にとって一番重要なのは、フェルディナンドがすこぶる美形だということ。フェルディナンドの講義内容は星団史に絡めた遺跡話だ。1対9で遺跡側に偏っているのはかなり不満だが、話は巧みで面白くないことはない。私はまじめに講義を受けているが、友人達は語るフェルディナンドの姿に見惚れている。では私も。
「うっとり」
「レティシア、黙ってて」
ちょっと冗談でつぶやいたら、周りのいろんな人から睨まれた。なによ、恐いわね。
受講者の八割を占める彼女らは本気勢だ。レティシア調べ。
最近は面白い人と出会ったそうで、宇宙英雄の冒険者で船長をしているとかなんとか。どんな主人公な人なの?その人が緑の惑星で新しい遺跡を、遺跡なのに新しいって所でつい笑ってしまったけど。また睨まれた。そう、遺跡を見つけたのに調べてこなかったと嘆いていた。
フェルディナンドの講義が終わり、丁度昼食タイム。私たちは中庭のベンチのいくつかを占領してお弁当を広げる。同年代の十人くらいでとてもやかましい集団だ。
「レティシアは興味ないんでしょ?先生のこと。どうして授業出てるの?」
ソフィ、私は講義を聴きに来ているんだよ。でもこんなおかしな質問をしてくる相手には少しひねった答えが必要だ。
「私は、皆と一緒にいたいから……なんてにゃふ!」
「レティシアがデレた!」
バカソフィ、急に抱きつくな!舌噛んじゃったじゃないか。
「そっかぁ、レティシアは私達のことが大好きなのね~」
「まあ、嫌いではないよ」
自分が言い出したのになんか恥ずかしくなって、私は卵サンドに齧り付いた。
妖怪心読みのマリーはニヤニヤとこちらを見ている。他の皆も生暖かくては見ている。私そんなにツンツンしてるかな普段。ああ、ソフィアが暖かい。
「レティシアちゃんのサンドイッチは通りのお店の?」
「うん。こだわりの卵三種盛り!」
大学の正門前ヘ続く道は通称「通り」と呼ばれていて、学生向けの商店街になっている。特に多いのは飲食店で、私はその全てを試している。今日の昼食のサンドイッチ屋さんはお気に入りの一つだ。
本日のチョイスは、とろとろスクランブルエッグとアツヤキタマゴ、タマゴサラダの三種類のサンドイッチがセットだった。全体にマヨネーズが少なめで、マスタードの効きがつよい。私好みだ。
「そういやレティシア、あんたその店でこの前昼間っからお酒飲んでたでしょ?」
そう言うソフィア、未だに私に抱きついている。サンドイッチを一口齧らせた。
「肉肉サンドが復活してたからね、ついつい強い赤を……」
「レティシア、私心配だよ?アルコール依存症とかじゃないよね」
「マリーがデレた?」
「茶化さない。本気で心配してるんだよ」
「ゴメン……」
言われてみれば確かに、アルコールがあればそちらを選んでいるな。
「気を付けておくよ。でも昼飲んだら夜飲まないとか、考えてはいるんだよ?」
「じゃあ、レティシア、今夜のライブは酒なしね!」
別の友達が入ってきた。なんて事言うんだコヤツは!
「そんな訳ないじゃん!朝から水で我慢してるわ!」
ま、自由大学だから毎日来る必要はない。噂に聞く単位というものは、結局私の人生では現れることはなかった。
今日は、宇宙考古学のフェルディナンド先生のクラスだ。星団の歴史には少し興味があったし、マリー達も受けているから。友人達にとって一番重要なのは、フェルディナンドがすこぶる美形だということ。フェルディナンドの講義内容は星団史に絡めた遺跡話だ。1対9で遺跡側に偏っているのはかなり不満だが、話は巧みで面白くないことはない。私はまじめに講義を受けているが、友人達は語るフェルディナンドの姿に見惚れている。では私も。
「うっとり」
「レティシア、黙ってて」
ちょっと冗談でつぶやいたら、周りのいろんな人から睨まれた。なによ、恐いわね。
受講者の八割を占める彼女らは本気勢だ。レティシア調べ。
最近は面白い人と出会ったそうで、宇宙英雄の冒険者で船長をしているとかなんとか。どんな主人公な人なの?その人が緑の惑星で新しい遺跡を、遺跡なのに新しいって所でつい笑ってしまったけど。また睨まれた。そう、遺跡を見つけたのに調べてこなかったと嘆いていた。
フェルディナンドの講義が終わり、丁度昼食タイム。私たちは中庭のベンチのいくつかを占領してお弁当を広げる。同年代の十人くらいでとてもやかましい集団だ。
「レティシアは興味ないんでしょ?先生のこと。どうして授業出てるの?」
ソフィ、私は講義を聴きに来ているんだよ。でもこんなおかしな質問をしてくる相手には少しひねった答えが必要だ。
「私は、皆と一緒にいたいから……なんてにゃふ!」
「レティシアがデレた!」
バカソフィ、急に抱きつくな!舌噛んじゃったじゃないか。
「そっかぁ、レティシアは私達のことが大好きなのね~」
「まあ、嫌いではないよ」
自分が言い出したのになんか恥ずかしくなって、私は卵サンドに齧り付いた。
妖怪心読みのマリーはニヤニヤとこちらを見ている。他の皆も生暖かくては見ている。私そんなにツンツンしてるかな普段。ああ、ソフィアが暖かい。
「レティシアちゃんのサンドイッチは通りのお店の?」
「うん。こだわりの卵三種盛り!」
大学の正門前ヘ続く道は通称「通り」と呼ばれていて、学生向けの商店街になっている。特に多いのは飲食店で、私はその全てを試している。今日の昼食のサンドイッチ屋さんはお気に入りの一つだ。
本日のチョイスは、とろとろスクランブルエッグとアツヤキタマゴ、タマゴサラダの三種類のサンドイッチがセットだった。全体にマヨネーズが少なめで、マスタードの効きがつよい。私好みだ。
「そういやレティシア、あんたその店でこの前昼間っからお酒飲んでたでしょ?」
そう言うソフィア、未だに私に抱きついている。サンドイッチを一口齧らせた。
「肉肉サンドが復活してたからね、ついつい強い赤を……」
「レティシア、私心配だよ?アルコール依存症とかじゃないよね」
「マリーがデレた?」
「茶化さない。本気で心配してるんだよ」
「ゴメン……」
言われてみれば確かに、アルコールがあればそちらを選んでいるな。
「気を付けておくよ。でも昼飲んだら夜飲まないとか、考えてはいるんだよ?」
「じゃあ、レティシア、今夜のライブは酒なしね!」
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「そんな訳ないじゃん!朝から水で我慢してるわ!」
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