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暗雲の『ライトゲート』
暴走
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「すいませーん! ここって『ライトゲート』であってますかー?」
「ん? 何だお前は?」
門の前に現れた一人の男。
見るからに怪しげな格好をしたその男は、ここライトゲートに用があるという。
「それがさ~魔王にここ潰して来てって言われちゃってさ~」
「『魔王』だと!? お前はまさか……っ!?」
「そういうこと! 魔王三銃士の『ツヴァイ』でーす!」
真正面から堂々と、魔王軍随一の精鋭である三銃士『ツヴァイ』が姿を見せる。
「まあほら! オレは戦いに来た訳だし? じゃんじゃん援軍とか連れて来てくれるとうれしいな~って」
「ふざけるな! 今ここでお前を倒す!」
ライトゲートの兵士は槍をツヴァイに突き立てる。
突き立てられた槍を掴み、一瞬のうちに握りつぶして兵士の顔に拳を捻じ込む。
「良い感じの敵意だったよ……ほらキミ! 仲間を速く呼ぶんだ!」
「なめた真似を……! たった一人で国全員を相手にするつもりか!」
「そうだよ」
重厚な鎧ごと、たった一度拳を突き出すだけで砕かれる。
「戦える人間は全員来なよ 国を守りたいならね」
ツヴァイは簡単にライトゲートに足を踏み入れ、市街地から悲鳴が上がる。
「何だか懐かしく感じるぞ~? 前の時もここに来てたんだっけ?」
「魔王軍が! 魔王軍が来たぞ!」
「前の時は侵入される事なんてことなかったのに!?」
「市民の皆さんはこちらへ避難してください! 我々が魔王軍を速やかに排除しますので!」
「そうそう~戦えないヤツは邪魔だから退いててね 久しぶりに大暴れするつもりだからさ」
あえて兵士達を集め、纏めて相手にしたいツヴァイ。仲間を呼んでいる間に、一般市民に手を出すような事はしなかった。
「……っお? 来た来た! 大げさな盾なんて用意しちゃってさ!」
大盾と槍を構え、兵士達が密集した陣形で迎え撃つ。
「それって『ファランクス』だっけ? 一人を相手に固まり過ぎじゃない?」
「油断するな! 相手は魔王三銃士の一人だぞ! 数で勝っているのであればその数を活かすのだ!」
この先には踏み入らせないと言わんばかりに、兵士達は壁となる。
陣形を保ったまま兵士達から攻めてこない。ツヴァイが退屈していると兵士達の背後から、矢の雨がツヴァイ目掛けて山形に降り注ぐ。
「盾はカモフラージュ……まあそんな事だろうと思っていたよ」
蹴り落とし、手で払い、そして悠々と躱す。
「次はこっちの番だね……っ!」
目の前にある大盾の壁に猛スピードで突撃する。
矢の雨は絶えず降り注いでいるのだが、ツヴァイは悉く避けていく。
「怯むな! 陣形を変えず耐えるのだ!」
「耐えられたらねぇ!」
遂にツヴァイの攻撃範囲まで接近を許してしまう兵士達。
不敵な笑みを浮かべるツヴァイ。大盾を砕く為、拳を叩き込む。
「うわあああああ!?」
「アハッ! ドミノみたい」
盾の上から殴りつけ、そのまま兵士を吹き飛ばす。
密集した陣形だった為、一人吹き飛べばその後ろの兵士ごと吹き飛ばされ、陣形は崩されてしまう。
「次はこっち!」
狙いを変えて隣の兵士を蹴りつけ、再び狙いを変えて殴りつける。
あまりの力の差に、このままでは自分達に勝ち目が無い事悟った兵士達だったが、なんとしてでもここで踏み留める必要があった。
「押し返せ! これより先には行かせるな!」
「がんばるね そういうの嫌いじゃあないけどさ……」
ツヴァイが地面を殴りつけると、その衝撃がその場の兵士達全員を襲う。
「これで無駄な努力になりましたとさ……陣形ファランクス攻略完了!」
力技で捻じ伏せて、陣形を突破するツヴァイ。
だがそれと同時に、ツヴァイ目掛けて放たれるライトゲートの一撃があった。
「……アレが狙いか!」
陣形から遠く離れた一直線上に設置された『バリスタ』が、陣形崩壊と共に発射される。
前衛が時間を稼いでいる間に、バリスタの準備をしていたのだ。
「フンッ!」
正確に放たれたバリスタであったが、ツヴァイは真正面から受けとめた。
「……ナイッシュー」
「そんな……馬鹿な!?」
「これでも駄目だというのか!?」
まるで効いた様子の無いツヴァイに絶望する兵士。
そんな事お構い無しに、受け止めた巨大なバリスタの矢を、ツヴァイは大きく振りかぶる。
「そんじゃあお返しだよ! 危ないから逃げたほうがいいよ~!」
「そっ総員退避っ!」
バリスタの矢は、バリスタ本体で射出された時よりも鋭く、ツヴァイの手によって正確な狙いで送り返される。
「オホ~! 我ながらナイスコントロール」
たった一人でライトゲートを潰す事など、ツヴァイにとっては造作も無い。
これだけの圧倒的力の差を見せ付けられてしまえば、無理などと誰も言えまい。
「う~ん……思ってたよりも何だか弱かったかな 仲間を呼びに行ったみたいだしちょっとだけ待ってようかなぁ?」
ここまで体力の消耗など一切無い。ツヴァイにとってはこれだけ暴れていたとしても、軽いウォーミングアップにすぎないからだ。
「そこそこ考えられた作戦だったし……次も期待してもいいのかな?」
戦いを楽しむツヴァイにとって、相手に求める重要なのは『強い』という事。
「いつでもかかって来なさいってね! 待ってるよ~!」
その為であればたとえ不利になろうとも、多少待たされる事も厭わないのだ。
「……遅い!」
本当に待った。
「なんだよなんだよ! 増援一人来ないだなんておかしくない!?」
待ち始めてから一時間が経過したのだが、一向に来る気配の無い兵士達。
「よくよく考えたら待たなくても城に行けば兵士たくさんいるんじゃない!? この待ち時間無駄だったんじゃない!?」
今更自分の行動に疑問を覚えるツヴァイ。
一番兵士が多そうな城を目指し戦いを再開しようとした時、遂に兵士達がなにやら『鉄の箱』のような物を引っ張って戻って来た。
「やっと来たよ……ちょっと遅くない!? いくらオレが寛大な心を持ってるからっていっても限度ってものがあるんだからね! だいたい「いつでもいいよ」って言われたら普通なるべく速く対応するのが基本……ってなにそれ?」
謎の物体を運んできた事を、怒りのあまりだいぶ遅れて気づく。
兵士達は運ぶだけ運び、ツヴァイの前に置くと直ぐに立ち去った。
「あっちょっと!? せめてコレが何かぐらい教えてから逃げてよねぇ!」
一人残されるツヴァイと謎の鉄の箱。
「なんだコレ? 爆弾じゃなさそうだし……猛獣なら檻に入れるだろうし~」
疑問の答えはどちらかといえば、後者の答えが正しかった。
「なんだ!?」
内側から殴りつける音。
分厚い鉄の箱の内側から、何かが外に出ようとしていた。
「なろほど……この中のヤツと戦えってことだね? そう言うことなら大歓迎!」
そして遂に箱を打ち破り、中身の正体が現れる。
「……聖剣使い?」
今まで何度も計画の邪魔をし、刺客を返り討ちにしてきた人類側の戦士。
敵ではあるが戦う度に強くなるその姿に、ツヴァイのお気に入りであった。
「何だよ聖剣使いか~! 何でこんな箱の中にいたの?」
「……」
「まあいいや! ここで会ったのも何かの縁ってね 相手になってよ!」
「……」
「……聞いてる?」
何の反応も返ってこない聖剣使いに、疑問に思うツヴァイ。
様子がおかしい事はすぐにわかった。
《ウガアアアアアアァァァァァァ!》
「!?」
もはや人間のものとは思えない雄たけび。
その凄まじさは、咆哮で地面や建物に亀裂を入れるほどである。
「……どういうことだいコレ?」
咆哮と共にリンの姿は『闇を纏う』。
ゆらゆらと蠢く『影』が、漆黒の『闇』がそこにいる。
《フウウウウウウゥゥゥゥゥゥ……ッ!》
「それが新しい聖剣の力ってこと? だったら……見せてもらおうか!?」
幾度と無く敵を倒してきたツヴァイの一撃。
だがそれが通用すり事は無く容易く受け止められ、ツヴァイを片手で掴み何度も何度も地面へと叩きつけた。
「こんの……っ! 離せっての!」
なんとか抜け出し反撃に出たのだが、悉く通用しない。
リンが得た五つ目の『闇の賢者の石』である。
闇の聖剣『ダークイクリプス』はリンの身体を侵蝕し、『暴走』させていた。
「ん? 何だお前は?」
門の前に現れた一人の男。
見るからに怪しげな格好をしたその男は、ここライトゲートに用があるという。
「それがさ~魔王にここ潰して来てって言われちゃってさ~」
「『魔王』だと!? お前はまさか……っ!?」
「そういうこと! 魔王三銃士の『ツヴァイ』でーす!」
真正面から堂々と、魔王軍随一の精鋭である三銃士『ツヴァイ』が姿を見せる。
「まあほら! オレは戦いに来た訳だし? じゃんじゃん援軍とか連れて来てくれるとうれしいな~って」
「ふざけるな! 今ここでお前を倒す!」
ライトゲートの兵士は槍をツヴァイに突き立てる。
突き立てられた槍を掴み、一瞬のうちに握りつぶして兵士の顔に拳を捻じ込む。
「良い感じの敵意だったよ……ほらキミ! 仲間を速く呼ぶんだ!」
「なめた真似を……! たった一人で国全員を相手にするつもりか!」
「そうだよ」
重厚な鎧ごと、たった一度拳を突き出すだけで砕かれる。
「戦える人間は全員来なよ 国を守りたいならね」
ツヴァイは簡単にライトゲートに足を踏み入れ、市街地から悲鳴が上がる。
「何だか懐かしく感じるぞ~? 前の時もここに来てたんだっけ?」
「魔王軍が! 魔王軍が来たぞ!」
「前の時は侵入される事なんてことなかったのに!?」
「市民の皆さんはこちらへ避難してください! 我々が魔王軍を速やかに排除しますので!」
「そうそう~戦えないヤツは邪魔だから退いててね 久しぶりに大暴れするつもりだからさ」
あえて兵士達を集め、纏めて相手にしたいツヴァイ。仲間を呼んでいる間に、一般市民に手を出すような事はしなかった。
「……っお? 来た来た! 大げさな盾なんて用意しちゃってさ!」
大盾と槍を構え、兵士達が密集した陣形で迎え撃つ。
「それって『ファランクス』だっけ? 一人を相手に固まり過ぎじゃない?」
「油断するな! 相手は魔王三銃士の一人だぞ! 数で勝っているのであればその数を活かすのだ!」
この先には踏み入らせないと言わんばかりに、兵士達は壁となる。
陣形を保ったまま兵士達から攻めてこない。ツヴァイが退屈していると兵士達の背後から、矢の雨がツヴァイ目掛けて山形に降り注ぐ。
「盾はカモフラージュ……まあそんな事だろうと思っていたよ」
蹴り落とし、手で払い、そして悠々と躱す。
「次はこっちの番だね……っ!」
目の前にある大盾の壁に猛スピードで突撃する。
矢の雨は絶えず降り注いでいるのだが、ツヴァイは悉く避けていく。
「怯むな! 陣形を変えず耐えるのだ!」
「耐えられたらねぇ!」
遂にツヴァイの攻撃範囲まで接近を許してしまう兵士達。
不敵な笑みを浮かべるツヴァイ。大盾を砕く為、拳を叩き込む。
「うわあああああ!?」
「アハッ! ドミノみたい」
盾の上から殴りつけ、そのまま兵士を吹き飛ばす。
密集した陣形だった為、一人吹き飛べばその後ろの兵士ごと吹き飛ばされ、陣形は崩されてしまう。
「次はこっち!」
狙いを変えて隣の兵士を蹴りつけ、再び狙いを変えて殴りつける。
あまりの力の差に、このままでは自分達に勝ち目が無い事悟った兵士達だったが、なんとしてでもここで踏み留める必要があった。
「押し返せ! これより先には行かせるな!」
「がんばるね そういうの嫌いじゃあないけどさ……」
ツヴァイが地面を殴りつけると、その衝撃がその場の兵士達全員を襲う。
「これで無駄な努力になりましたとさ……陣形ファランクス攻略完了!」
力技で捻じ伏せて、陣形を突破するツヴァイ。
だがそれと同時に、ツヴァイ目掛けて放たれるライトゲートの一撃があった。
「……アレが狙いか!」
陣形から遠く離れた一直線上に設置された『バリスタ』が、陣形崩壊と共に発射される。
前衛が時間を稼いでいる間に、バリスタの準備をしていたのだ。
「フンッ!」
正確に放たれたバリスタであったが、ツヴァイは真正面から受けとめた。
「……ナイッシュー」
「そんな……馬鹿な!?」
「これでも駄目だというのか!?」
まるで効いた様子の無いツヴァイに絶望する兵士。
そんな事お構い無しに、受け止めた巨大なバリスタの矢を、ツヴァイは大きく振りかぶる。
「そんじゃあお返しだよ! 危ないから逃げたほうがいいよ~!」
「そっ総員退避っ!」
バリスタの矢は、バリスタ本体で射出された時よりも鋭く、ツヴァイの手によって正確な狙いで送り返される。
「オホ~! 我ながらナイスコントロール」
たった一人でライトゲートを潰す事など、ツヴァイにとっては造作も無い。
これだけの圧倒的力の差を見せ付けられてしまえば、無理などと誰も言えまい。
「う~ん……思ってたよりも何だか弱かったかな 仲間を呼びに行ったみたいだしちょっとだけ待ってようかなぁ?」
ここまで体力の消耗など一切無い。ツヴァイにとってはこれだけ暴れていたとしても、軽いウォーミングアップにすぎないからだ。
「そこそこ考えられた作戦だったし……次も期待してもいいのかな?」
戦いを楽しむツヴァイにとって、相手に求める重要なのは『強い』という事。
「いつでもかかって来なさいってね! 待ってるよ~!」
その為であればたとえ不利になろうとも、多少待たされる事も厭わないのだ。
「……遅い!」
本当に待った。
「なんだよなんだよ! 増援一人来ないだなんておかしくない!?」
待ち始めてから一時間が経過したのだが、一向に来る気配の無い兵士達。
「よくよく考えたら待たなくても城に行けば兵士たくさんいるんじゃない!? この待ち時間無駄だったんじゃない!?」
今更自分の行動に疑問を覚えるツヴァイ。
一番兵士が多そうな城を目指し戦いを再開しようとした時、遂に兵士達がなにやら『鉄の箱』のような物を引っ張って戻って来た。
「やっと来たよ……ちょっと遅くない!? いくらオレが寛大な心を持ってるからっていっても限度ってものがあるんだからね! だいたい「いつでもいいよ」って言われたら普通なるべく速く対応するのが基本……ってなにそれ?」
謎の物体を運んできた事を、怒りのあまりだいぶ遅れて気づく。
兵士達は運ぶだけ運び、ツヴァイの前に置くと直ぐに立ち去った。
「あっちょっと!? せめてコレが何かぐらい教えてから逃げてよねぇ!」
一人残されるツヴァイと謎の鉄の箱。
「なんだコレ? 爆弾じゃなさそうだし……猛獣なら檻に入れるだろうし~」
疑問の答えはどちらかといえば、後者の答えが正しかった。
「なんだ!?」
内側から殴りつける音。
分厚い鉄の箱の内側から、何かが外に出ようとしていた。
「なろほど……この中のヤツと戦えってことだね? そう言うことなら大歓迎!」
そして遂に箱を打ち破り、中身の正体が現れる。
「……聖剣使い?」
今まで何度も計画の邪魔をし、刺客を返り討ちにしてきた人類側の戦士。
敵ではあるが戦う度に強くなるその姿に、ツヴァイのお気に入りであった。
「何だよ聖剣使いか~! 何でこんな箱の中にいたの?」
「……」
「まあいいや! ここで会ったのも何かの縁ってね 相手になってよ!」
「……」
「……聞いてる?」
何の反応も返ってこない聖剣使いに、疑問に思うツヴァイ。
様子がおかしい事はすぐにわかった。
《ウガアアアアアアァァァァァァ!》
「!?」
もはや人間のものとは思えない雄たけび。
その凄まじさは、咆哮で地面や建物に亀裂を入れるほどである。
「……どういうことだいコレ?」
咆哮と共にリンの姿は『闇を纏う』。
ゆらゆらと蠢く『影』が、漆黒の『闇』がそこにいる。
《フウウウウウウゥゥゥゥゥゥ……ッ!》
「それが新しい聖剣の力ってこと? だったら……見せてもらおうか!?」
幾度と無く敵を倒してきたツヴァイの一撃。
だがそれが通用すり事は無く容易く受け止められ、ツヴァイを片手で掴み何度も何度も地面へと叩きつけた。
「こんの……っ! 離せっての!」
なんとか抜け出し反撃に出たのだが、悉く通用しない。
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