14 / 18
第5章:神獣の王の目覚め 第14話「神狼の王子」
しおりを挟む月見の里を出発してから丸一日が経った。レイン、ルーン、そしてクレイグの三人は険しい山道を登り続けていた。地図によれば、月光の祠はこの山の頂上近くにあるとされていた。
「ここから先は人が滅多に訪れない場所だ。気をつけて進もう」
クレイグは警戒しながら先頭を歩いていた。レインはルーンを抱き、険しい道を慎重に進んでいた。
「エリンさんが渡してくれた『月の砂』は、どのように使うのでしょうか?」
レインが尋ねると、クレイグは立ち止まって振り返った。
「おそらく祠の中で分かるだろう。古代の儀式には、特別な道具が必要とされることが多い」
道は次第に細くなり、両側には深い谷が広がっていた。遠くから水の流れる音が聞こえ、空気は冷たく、肌を刺すようだった。
突然、ルーンが身体を硬直させ、前方を凝視した。彼は小さく唸り始め、レインの腕から飛び出して先に走り出した。
「ルーン!」
レインが呼びかけると、ルーンは少し先で立ち止まり、振り返った。彼の目には焦りのような感情が見えた。何かを急かしているようだった。
「何か感じているんだ」
クレイグが言った。
「神獣は特別な感覚を持つ。われわれには分からない何かを察知しているのかもしれない」
二人はルーンの後を追った。道はさらに険しくなり、時には岩場を登るようになったが、ルーンは迷うことなく先へと進んでいった。
昼過ぎ、山の中腹にある小さな平地に出た時、突然目の前の景色が開けた。そこには古い石造りの建物が立っていた。屋根の一部は崩れ落ち、壁には苔が生え、長い年月を感じさせる様相だった。
「月光の祠…」
レインは息を呑んだ。建物の正面には大きな扉があり、その上部には月の紋様が刻まれていた。ルーンの額の紋様とそっくりだった。
「ついに来たか」
クレイグもまた感慨深げに祠を見つめていた。
「長い歴史を感じる場所だ」
ルーンは既に祠の入口に立っていた。彼は振り返り、二人を呼ぶように鳴いた。
祠に近づくと、扉は古びていたが、不思議なことに鍵はかかっていなかった。三人が扉に手をかけると、それは軋む音を立てて開いた。
内部は薄暗く、空気は冷たかった。しかし、どこからともなく淡い光が差し込み、中を照らしていた。
「驚くべき建築だ」
クレイグが呟いた。
「何百年も経っているはずなのに、内部はほとんど損傷がない」
確かに、祠の内部は古いながらもよく保存されていた。壁には様々な彫刻が施され、床には複雑な紋様が刻まれていた。中央には円形の台座があり、そこに何かの像が置かれていた形跡があったが、今は空っぽだった。
「ここに何かを置くのだろうか…」
レインが懐から「月の遺物」の小さな銀色の狼の像を取り出し、台座に近づいた。ルーンも彼に寄り添い、台座を見つめていた。
「試してみましょう」
レインが像を台座に置くと、瞬時に祠全体が光に包まれた。壁に刻まれた紋様が青白い光を放ち始め、天井からは月明かりのような光が降り注いだ。
「なんということだ…」
クレイグは驚いて周囲を見回した。
光は次第に強まり、やがて中央の台座から一筋の光線が立ち上がった。その光の中に、一人の姿が浮かび上がった。
銀色の髪を持つ老人の姿だった。彼は透き通るような存在で、まるで幻影のようだった。
「来訪者よ、よく来た」
老人の声は直接彼らの心に響くようだった。
「これは…?」
「私は月光の祠の守護者。かつての神獣の時代から、この場所を見守ってきた」
老人はゆっくりと三人を見回し、特にルーンに視線を留めた。
「王の血を引く者よ。長い時を経て、ついに戻ってきたか」
ルーンは老人の前に進み出て、静かに頭を下げた。
「あなたはどなたですか?」
レインが尋ねると、老人は微笑んだ。
「私の名はアルダイン。かつて神狼の王家に仕えた人間の賢者だ」
「神狼の王家…」
「そうだ。そしてその子は…」
アルダインはルーンを指さした。
「神狼の王、シルバームーンの直系の子孫。つまり、神狼の王子なのだ」
レインは驚いて口を開けた。ルーンが神狼の血を引いていることは知っていたが、王家の直系、それも王子とは考えてもいなかった。
「王子…?」
「その通り。額の紋様はそれを示している。『銀月の紋』は王家だけが持つ印だ」
アルダインは深いため息をついた。
「長い物語だが、聞く準備はあるか?」
三人は頷き、アルダインの話に耳を傾けた。
「かつてこの世界には神獣の王国があった。多くの種族が共存し、人間とも共に暮らしていた。特に神狼たちは月の力を司り、世界の均衡を守る存在だった」
アルダインの手が動くと、祠の壁に映像が浮かび上がった。広大な草原と、そこに集う様々な獣たちの姿。中でも際立っていたのは、銀色に輝く狼たちだった。
「神狼の一族は、その中でも最も高貴で力のある種族。彼らの王、シルバームーンは全ての神獣たちから敬われる存在だった」
映像は変わり、一匹の大きな銀狼が丘の上に立つ姿が映し出された。その威厳ある姿に、レインは思わず息を呑んだ。
「しかし、約百年前、悲劇が起きた」
アルダインの表情が暗くなる。
「『闇の神獣』と呼ばれる存在が現れ、神獣たちの王国を脅かし始めた。闇の神獣はかつて太陽の力を司る神獣だったが、禁忌の力に手を染め、堕落してしまったのだ」
映像には暗い影のような獣が、神獣たちを襲う様子が映し出された。
「大きな戦いが起こり、多くの神獣たちが命を落とした。シルバームーンは全力で闇の神獣と戦い、最終的に彼を封印することに成功した。しかし、その代償は大きかった」
アルダインは悲しげに目を閉じた。
「神狼の王国は崩壊し、生き残った神獣たちも力を失い、姿を隠すことになった。シルバームーン自身も深手を負い、この世界から姿を消したのだ」
「では、ルーンは…?」
「シルバームーンには子がいた。若き神狼の王子。戦いの直前、王は予言を受け、その子を守るよう命じた。『闇が再び動き、世界が危機に瀕したとき、王家の血を引く者が再び現れる』と」
アルダインはルーンを見つめた。
「その子が生まれたばかりの王子を異世界へと送った。そこで成長し、力をつけ、時が来たら戻ってくるために」
「異世界…僕の世界ということですか?」
レインの問いにアルダインは頷いた。
「そう。しかし、計画には狂いが生じた。異世界での守護者が早世し、幼い王子は力も目覚めぬまま、一人取り残された。そして何らかの理由で、再びこの世界に戻ってきたのだ」
レインはルーンを見つめた。彼の小さな体、柔らかな毛並み、そして時に見せる威厳ある眼差し。全てが腑に落ちる思いだった。
「そして君が彼を見つけた」
アルダインはレインを見た。
「これも運命だろう。君もまた異世界から来た『選ばれし者』。神狼の王子と運命を共にする守護者として」
「でも、なぜ僕が…」
「君の魂には特別な光がある。それは古くから『守護者の資質』を持つ者に見られるものだ」
アルダインは微笑んだ。
「神狼の王子が幼く、力も目覚めていない今、彼を守り、導くことができるのは君だけだ」
レインはルーンを抱き上げた。ルーンも彼を見上げ、その金色の瞳には深い感情が宿っていた。
「しかし、時間は限られている」
アルダインの声が再び厳しさを帯びた。
「闇の神獣の封印が弱まりつつある。彼の力の一部は既に解放され、『闇の使徒』として人間の姿をとっている者たちもいる」
「王立魔獣調査団…」
クレイグが低い声で言った。
「彼らが本当に神獣の力を求めていたとすれば…」
「その通り。彼らは闇の神獣の復活を望む者たちだ。王子の力を利用して、封印を完全に解くことを目論んでいる」
アルダインは台座に近づいた。
「月光の祠は七つの試練の最初の場所。ここで王子の眠れる力の一部を目覚めさせねばならない」
「どうすれば…」
「月の砂を」
レインは思い出したように、エリンから渡された袋を取り出した。
「その砂を台座に撒き、王子をその上に立たせなさい」
レインはアルダインの言葉通りに砂を台座に撒き、ルーンをその上に立たせた。
「さあ、古の言葉を唱える」
アルダインは古代語で何かを唱え始めた。その言葉は不思議な響きを持ち、祠全体に反響した。
突然、月の砂が光り始め、その光がルーンの体を包み込んだ。ルーンの額の紋様が明るく輝き、全身から銀色の光が放たれる。
「力を解放せよ、神狼の王子よ!」
アルダインの声が祠中に響き渡った。
ルーンの体の光はさらに強まり、やがて彼の姿が変わり始めた。小さな犬の姿から、若い狼の姿へと。体は一回り大きくなり、毛並みは銀色に輝いた。額の紋様だけでなく、全身に神秘的な模様が浮かび上がっている。
「これが…」
レインは驚きに言葉を失った。ルーンの変化は、以前に見たものよりも明確で長く続いていた。
「王子の姿だ。まだ完全ではないが、少しずつ本来の力が目覚めている」
変化したルーンは台座から降り、レインの前に立った。その姿は威厳に満ちていたが、目に宿る優しさと信頼は変わらなかった。
「レイン…」
声が聞こえた。しかし、それはルーンの口から発せられたものではなく、まるで心に直接語りかけるものだった。
「ルーン…?君の声が…」
「まだ完全ではないが、心と心で通じ合うことはできるようになった」
アルダインが説明した。
「神狼は言葉を話すことができる。しかし、それには時間がかかる。今は心を通わせることから始まる」
ルーンはレインに近づき、彼の手に鼻先を寄せた。心の中で再び声が聞こえた。
「ありがとう…守ってくれて…」
その声は若く、少し不安定だったが、確かにルーンのものだった。レインは胸が熱くなるのを感じた。
「これからも一緒だよ、ルーン」
レインはルーンの頭を優しく撫でた。その毛並みは以前よりも柔らかく、月の光のような輝きを放っていた。
しかし、その変化は長く続かなかった。やがて光が弱まり、ルーンは再び元の小さな姿に戻った。
「まだ力を維持することはできないか」
アルダインは少し残念そうに言った。
「しかし、これは始まりに過ぎない。残りの六つの祠を巡り、試練を乗り越えていけば、王子の力はさらに目覚めていくだろう」
「次の祠はどこにあるのでしょうか?」
レインが尋ねると、アルダインは壁に浮かび上がった地図を指差した。
「『風の谷』にある第二の祠、『疾風の祠』だ。そこでは神狼の速さの力が試される」
クレイグが地図を見て頷いた。
「ここから五日ほどの距離だ」
アルダインはレインの肩に手を置いた…というよりは、光の手が彼の肩を通り抜けるような感覚だった。
「若き守護者よ、王子を信じ、自分自身も信じなさい。君たちの絆こそが、闇を打ち破る力となる」
アルダインの姿が次第に薄れ始めた。
「私の力も限界だ…最後に一つ、重要なことを」
彼の声も弱まりつつあった。
「王子は異世界で長い時を過ごした。そのため、この世界での記憶や力のほとんどを失っている。七つの試練を通じて、それらを取り戻す必要がある」
「分かりました。必ず七つの試練を乗り越えます」
「そして警告を…闇の使徒たちは既に動き始めている。彼らもまた、王子を探している。用心するように」
アルダインの姿はさらに薄れ、最後にこう言い残した。
「王子の運命は、この世界の運命と共にある。守り抜くのだ、レイン・カザマよ…」
そして彼の姿は完全に消え、祠内は再び静けさに包まれた。
「神狼の王子…」
クレイグが感嘆の声を上げた。
「こんな重大な秘密が明らかになるとは」
レインはルーンを抱き上げ、その金色の瞳を見つめた。
「君は神狼の王子だったんだね」
ルーンは小さく鳴き、レインの胸に顔をすり寄せた。彼の心の中に、かすかな声が響いた。
「一緒に…いてくれる?」
「もちろんだよ」
レインは微笑んだ。
「これからも君と一緒だ。何があっても」
三人は祠を後にし、外に出た。空は既に夕暮れ時を迎え、最初の星が輝き始めていた。
「今夜はここで野営し、明日から風の谷を目指そう」
クレイグの提案に、レインは頷いた。
キャンプの準備をしながら、レインは今日明らかになった事実について考えていた。ルーンが単なる特別な犬ではなく、神狼の王子だったこと。異世界—レインの世界—に送られ、その後再びこの世界に戻ってきたこと。そして、彼自身もまた「選ばれし守護者」として運命づけられていたこと。
全てが不思議な巡り合わせに思えたが、同時に必然のようにも感じられた。
夜、焚き火の前で休んでいる時、ルーンは再びレインの心に語りかけてきた。
「怖い…でも、あなたがいれば…」
その幼い声には不安と希望が混じっていた。レインはルーンを抱きしめ、優しく撫でた。
「大丈夫だよ、ルーン。一人じゃない。僕がいるから」
ルーンは安心したように目を閉じ、レインの腕の中で眠りについた。
月が高く昇り、その光がルーンの銀灰色の毛を照らした。レインはふと、最初に森で出会ったあの小さく傷ついた姿を思い出した。雨の中で震えていた子犬が、実は神狼の王子だったとは。
運命とは不思議なものだと、レインは思った。しかし、その運命が彼をルーンへと導いてくれたことに、心から感謝していた。
「守り抜くよ、ルーン」
レインは眠るルーンに囁きながら、自らも目を閉じた。
明日からは新たな旅が始まる。風の谷への道のりは長く、危険も多いだろう。しかし、彼らの絆はさらに強くなり、試練を乗り越える力となるはずだった。
神狼の王子と異世界からの守護者—二人の運命は、これからもっと深く絡み合っていくのだろう。
8
あなたにおすすめの小説
異世界転生者のTSスローライフ
未羊
ファンタジー
主人公は地球で死んで転生してきた転生者。
転生で得た恵まれた能力を使って、転生先の世界でよみがえった魔王を打ち倒すも、その際に呪いを受けてしまう。
強力な呪いに生死の境をさまようが、さすがは異世界転生のチート主人公。どうにか無事に目を覚ます。
ところが、目が覚めて見えた自分の体が何かおかしい。
改めて確認すると、全身が毛むくじゃらの獣人となってしまっていた。
しかも、性別までも変わってしまっていた。
かくして、魔王を打ち倒した俺は死んだこととされ、獣人となった事で僻地へと追放されてしまう。
追放先はなんと、魔王が治めていた土地。
どん底な気分だった俺だが、新たな土地で一念発起する事にしたのだった。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる