「転生織姫の神具仕立て~針一本で最弱スキルから最強へ~」

ソコニ

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第9話「北の調査行」

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朝霧の立ち込める中、織姫たちの一行は花都の北門を出発した。幕府から支給された二台の駕籠と四頭の馬を連ねた小さな隊列は、北方へと続く街道を進んでいく。

「千代様のおかげで、良い準備ができたわね」

織姫は駕籠の中から外の景色を眺めながら、千代からの餞別として贈られた旅支度に感謝の念を抱いていた。千代は自らの嫁ぎ先である信明家の影響力を使い、この調査行に幕府の公的な後ろ盾をつけてくれたのだ。

「公的な任務となれば、街道の関所も問題なく通れる」と睦月が隣の駕籠から声をかけた。「それに、各宿場の本陣に泊まれるのは大きい」

もう一台の駕籠には蓮と雫が乗り、紅葉は馬上の姿だった。彼女は武家の出身であり、馬術にも長けていたのだ。その姿は堂々として美しく、道行く人々の視線を集めていた。

「北方の『神具暴走事件』、具体的にはどんな内容なの?」と織姫が訊ねる。

糸車が静かに答えた。「報告によれば、猟師や農民が使う実用的な神具が突然暴走し、持ち主が凶暴化する事例が相次いでいるという。既に数名の死者も出ているらしい」

「恐ろしい…」と雫が震える声で言った。

「禍織師の仕業に違いない」と紅葉が馬上から声を掛ける。「だが、なぜ北方の辺境で?花都を狙った方が効果的だろうに」

「それを探るのが我々の役目だ」と睦月。

織姫は「雷神の帯」と「風神の袖」を携え、さらに旅の途中で必要になるかもしれない小さな神具衣装も数点準備していた。「糸見の目」で見抜いた各地の特性に合わせ、旅支度も万全だ。

旅は順調に進み、五日目に一行は最初の調査地点「狼の村」と呼ばれる小さな集落に到着した。ここでは猟師が使う「追跡の神具」が暴走し、持ち主が凶暴化する事件が起きていた。

村に足を踏み入れた瞬間、織姫は不吉な気配を感じた。「糸見の目」で見ると、村全体が薄い黒い霧に覆われているように見える。

「これは…禍織師の『死糸』の痕跡」

村は異様に静かで、人気がほとんどない。わずかに見える村人たちも怯えた表情で、よそ者である一行を警戒している。

幕府の書状を携えた一行は、村の長屋に案内された。そこで彼らを待っていたのは、凄惨な光景だった。村人たちが鎖で繋がれ、まるで囚人のように扱われていたのだ。

「これは一体…?」紅葉が刀に手をかけながら問う。

「危険なんだ」と村の衛兵が答える。「神具を持つ者は突然凶暴になる。もう五人の犠牲者が出た。鎖で繋いでおかないと…」

織姫は「糸見の目」を使って村人たちを観察した。神具を持つ者の体には、黒い糸が蜘蛛の巣のように絡みついているのが見える。

「これは間違いなく禍織師の『死糸』!」

織姫の声に、村人たちが恐怖の表情を浮かべる。死糸に侵された神具は、持ち主の精神を侵し、凶暴化させていたのだ。

「どうすれば…」村長が震える声で尋ねる。

織姫は新たに完成させた「雷神の帯」の力を試してみることにした。帯を腰に巻くと、彼女の体から微かな電気が走り、動きが俊敏になる。

「これから試すのは危険かもしれません。皆さん、少し離れていてください」

村人たちが後退する中、織姫は最も症状の重い猟師に近づいた。その男性は既に半狂乱の状態で、目は血走り、唸り声を上げている。

「織姫、気をつけろ」と睦月が警告する。

織姫は深く息を吸い、「雷神の帯」の力を集中させた。指先から微かな稲妻が放たれ、それを猟師の体に絡みついた死糸に向けて放つ。

「雷の力よ、この邪悪な糸を焼き払って!」

青白い電光が死糸を焼き切っていく。しかし、予想以上に死糸は強固で、完全に焼き切るには時間がかかった。織姫は額に汗を浮かべながら、集中力を保ち続ける。

ついに最後の死糸が焼き切られると、猟師の男性は力なく崩れ落ちた。意識はあるものの、極度の疲労状態だ。

「成功したわ…!」

織姫の成功に、村人たちから安堵の声が上がる。しかし、まだ何人もの侵された者がいた。

「全員を治療するには、私一人では時間がかかりすぎる…」

そこで雫が進み出た。「私にも少し『糸見の目』の力が使えます。織姫先生、教えてください」

織姫は雫に「雷神の帯」の使い方を簡単に指導した。雫は器用に習得し、二人で手分けして村人たちの治療を始める。蓮は記録係として症状や経過を詳細に書き留め、紅葉と睦月は村の周囲を警戒して見回った。

夕暮れまでに、全ての感染者の治療を終えることができた。疲労困憊の織姫と雫を、村人たちは感謝の言葉で迎えた。

「本当にありがとう。もう私たちは助からないと思っていた…」と村長。

織姫は村長から話を聞くことにした。事件の発端は何だったのか、どのようにして死糸が広まったのか。

「実は一月ほど前、旅の商人が村を訪れて…」

村長の話によれば、最近村を訪れた旅の商人から神具の手入れを勧められ、特別な油を塗ったところから問題が始まったという。その油には禍織師の死糸が混ぜられていたのだ。

「その商人、どんな特徴がありましたか?」

「背が高く、痩せた男で、片目に傷があった。『薄商(すすきあきない)』という名前を名乗っていたが…」

「『薄明組』の一員か…」と睦月が呟いた。

織姫は村長から、その商人が向かったという次の村「霧隠れの里」の名を聞き出した。調査を続けるため、翌朝そこへ向かうことを決める。

その夜、宿の一室で一行は情報を整理していた。

「死糸は間違いなく禍織師の技術だが、配布方法が巧妙だ」と紅葉。「神具の手入れ油という形で広められれば、誰も疑わない」

「でも、なぜこんな辺境の村を?」と蓮が首を傾げる。

「実験かもしれないな」と睦月。「花都で同じことをすれば、すぐに対策が取られる。辺境なら、効果を確かめながら徐々に完成度を高められる」

「残酷な…」と雫。

織姫は黙ってノートに記録を取っていた。前世の知識も活かし、死糸の特性や効果的な対処法を体系的にまとめている。

「『雷神の帯』の力で死糸は焼き切れるけど、時間と体力を使うわ。もっと効率的な方法を考える必要がある」

糸車がくるりと回って言った。「『十二神衣』の中には、浄化の力を持つものもある。『水神の袴』あたりが効果的かもしれん」

「『水神の袴』…」織姫は図案集を広げ、該当ページを探した。「浄化と癒しの力…確かにこれなら」

***

翌朝、一行は「霧隠れの里」へと向かった。村の名の通り、周囲は濃い霧に包まれ、数メートル先も見通せない状況だった。

「不自然な霧だ」と睦月が警戒する。「織姫、『糸見の目』で見てみろ」

織姫が「糸見の目」を使うと、霧の中に無数の死糸が編み込まれているのが見えた。これは自然の霧ではなく、禍織師が作り出した罠だったのだ。

「この霧自体が巨大な罠…みんな、気をつけて」

織姫は「雷神の帯」を締め、「風神の袖」も身につけた。二つの神具衣装を同時に使用するのは体力を消耗するが、この状況では必要だった。

「風神の袖」の力で霧を払いながら、一行は慎重に村へと進んでいく。村に着くと、そこはさらに深刻な状況だった。

村全体が濃い霧に覆われ、住民の半数が姿を消していた。残された村人たちは恐怖に怯え、互いを疑い合っていた。

「あの霧の中に…村人が閉じ込められているわ」

織姫の「糸見の目」は、霧の中に閉じ込められた村人たちの姿を捉えていた。彼らは霧の死糸に囚われ、幻覚に苦しめられている。

「紅葉さん、力を貸してください」

織姫と紅葉は力を合わせることにした。紅葉の刀と、織姫の「雷神の帯」の力を組み合わせれば、霧に編み込まれた死糸を効率的に断ち切れるはずだ。

「私の刀に、お前の雷の力を宿らせてみろ」

紅葉が「霜月」を抜き、織姫に差し出す。織姫は「雷神の帯」から放たれる電気を刀身に流し込んだ。すると刀は青白く輝き、まるで稲妻そのものが形を変えたかのようになった。

「行くぞ!」

紅葉は電気を帯びた刀で霧に切り込んでいく。刀が通った軌跡に沿って、死糸が次々と焼き切られていった。織姫は「風神の袖」で風を起こし、切れた死糸が再び繋がらないよう吹き飛ばす。

蓮と雫も村人たちの救出に奔走した。睦月は警戒を怠らず、四方の様子を窺っている。

刀と雷と風の力で、霧は徐々に晴れていった。霧の中から解放された村人たちは、混乱し疲弊していたが、命に別状はなかった。

「禍織師の仕業に間違いないわ」と織姫。

村長から話を聞くと、ここでも「薄商」を名乗る旅の商人が訪れ、神具の手入れ油を配ったという。さらに不吉なことに、その商人は「水神の使い」の伝承について詳しく尋ねていたとのことだった。

「『水神の使い』…?」

「ああ、わしらの村には古くから伝わる話でな。百年ほど前、『水神の使い』という神職人が村を訪れ、大洪水から村を救ってくれたという」

村長は織姫たちを村の神社に案内した。そこには「水神の使い」が着ていたという古い着物の切れ端が奉られていた。

「この布切れが…」

織姫が「糸見の目」でそれを見ると、確かに特別な霊力を帯びていることが分かった。さらに「糸見遡り」を使うと、かつてこの地を訪れた「水神の使い」の姿が見えた。そして驚くべきことに、その着物は「十二神衣」の一つ「水神の袴」の一部だったのだ。

「これは『十二神衣』の手がかり!」

思いがけない発見に興奮する織姫。「禍織師」たちもまた、この手がかりを追って村を訪れたのだろう。

「村長さん、この布切れ、借りてもいいでしょうか?」

「構わんよ。あんたたちのような神職人なら、きっと良い使い道があるだろう」

織姫は感謝の言葉を述べ、大切に布切れを受け取った。これで「水神の袴」の再現に一歩近づいたのだ。

村での調査を終えた一行は、次の村「湖見の郷」へと向かうことにした。そこでも同様の事件が起きていると報告されていたからだ。

途中、一行は小さな峠を越えていた。突如、道の先に黒装束の集団が現れた。その中央に立つのは、背の高い痩せた男。片目に傷があり、「薄商」の名で村々を回っていた人物に違いなかった。

「お前たちが幕府から来た調査隊か」男は冷ややかな声で言った。「これ以上、我らの邪魔はさせん」

「禍織師!」織姫が叫ぶ。

男は笑みを浮かべた。「私は薄明組の『薄闇(すすきやみ)』。お前たち、特に『糸見の目』の使い手には用があってな」

薄闇が合図すると、黒装束の集団が一斉に襲いかかってきた。彼らの手からは黒い死糸が放たれ、一行を捕らえようとする。

「みんな、気をつけて!」織姫が警告する。

睦月と紅葉は刀を抜き、死糸を切り裂きながら前進する。蓮と雫は織姫の指示で後方に下がり、彼女自身は「雷神の帯」と「風神の袖」の力を最大限に引き出した。

電撃と風の力で死糸を焼き払い、吹き飛ばす織姫。しかし敵の数は多く、徐々に包囲されていく。

「『糸見の目』の力、頂くぞ」と薄闇が言い、より強力な死糸を放った。

危機一髪のところで、紅葉が織姫の前に飛び出し、電気を帯びた刀で死糸を断ち切った。

「織姫、私が前を引き受ける。お前は後方から支援を!」

紅葉と睦月が最前線で戦い、織姫は二人を「雷神の帯」と「風神の袖」の力でサポートする。三人の息の合った連携に、薄闇も苦戦を強いられた。

「なかなかやるな…だが、これでどうだ!」

薄闇が手にした小さな布切れから、濃い黒霧が噴き出した。瞬く間に周囲は視界不良となり、一行の連携が崩れる。

「みんな、声で位置を確認して!」織姫が叫ぶ。

しかし黒霧の中では声までも歪められ、互いの位置を把握するのが難しい。織姫は「糸見の目」を最大限に集中させ、霧の中の死糸の動きを追った。

そして彼女は針と糸を取り出した。

「針よ、糸よ、私の道標となれ」

織姫が針を投げると、それは意思を持ったように黒霧を貫き、白い糸が針に引かれて複雑な軌跡を描いていく。その糸が仲間たちを繋ぎ、さらには敵の位置も明らかにしていった。

「これが…『糸操り』の技!」

糸車が説明する。「お前の祖母も使っていた高等技だ。針と糸を自在に操り、戦場を支配する」

織姫の紡いだ糸を頼りに、紅葉と睦月は的確に敵を倒していく。蓮と雫も糸に沿って安全な場所へと避難した。

追い詰められた薄闇は、最後の手段に出た。彼は懐から小さな人形を取り出し、それに黒い糸を巻き付け始めた。

「藁人形の呪い!」織姫が警告する。

薄闇は人形に最後の糸を巻き終えると、それを高く掲げた。「この呪いで、お前たちは二度と邪魔をできん!」

その瞬間、一筋の矢が飛来し、薄闇の手から人形を叩き落とした。矢を放ったのは、峠の上に立つ一人の老人だった。

「月代様!」

助けに来たのは月代だった。彼女は弓を手に、凛とした姿で立っている。

「若造が、藁人形などという古臭い手を使うとはな」

薄闇は一瞬驚いたが、すぐに態勢を立て直した。「老婆風情が…だが、もう遅い!」

彼は地面に落ちた人形を踏みつけた。人形が黒い霧を放ち、その霧が蓮と雫を包み込む。

「蓮!雫!」織姫が叫ぶ。

二人は霧に触れた途端、苦しみだし、体が黒く染まっていく。

「この呪いは解けん。二人はじきに我らの仲間となる」

薄闇の言葉に、織姫は激しい怒りを覚えた。彼女は「雷神の帯」の力を極限まで引き上げ、体から青白い電光を放つ。

「許さない…!」

電撃が薄闇を襲うが、彼は黒い煙と化して逃れた。「またな、『糸見の目』の使い手よ」

残された織姫たちは、苦しむ蓮と雫を救うため必死になった。

「どうすれば…」

月代が近づき、二人を観察する。「これは強力な死糸の呪い。『雷神の帯』の力だけでは焼き切れん」

「でも、何か方法が…!」

織姫は「糸見遡り」を使い、村の神社から持ってきた「水神の袴」の切れ端に触れた。すると、かつての「水神の使い」が使った浄化の術が見えてきた。

「これだわ…!」

織姫は切れ端を水に浸し、そこに自らの霊力を注ぎ込んだ。さらに「雷神の帯」の力も加え、水に電気を通す。するとその水が淡く青白く光り始めた。

「これを二人に…」

織姫は光る水を蓮と雫の体に注ぎかけた。すると水が黒い死糸を洗い流していき、二人の体から黒さが消えていく。

「成功したわ!」

蓮と雫は意識を取り戻したが、まだ弱っていた。一行は近くの宿場町まで彼らを運び、そこで休息を取ることにした。

月代も同行し、宿で織姫に様々なアドバイスを与えた。

「『十二神衣』を求める旅は、これからさらに危険になる。禍織師も薄明組も、お前を狙っている」

「でも、後には引けません」と織姫。「『十二神衣』の秘密を解き明かし、その力を正しく使わなければ」

月代は微笑んだ。「その決意、見事だ。わしも力を貸そう」

こうして織姫たちの北方調査は続き、村々を巡りながら「神具暴走事件」の真相に迫っていった。そして同時に、「十二神衣」の手がかりも少しずつ集まっていく。

「水神の袴」の切れ端を得た織姫は、次なる神具衣装の完成に一歩近づいたのだった。
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