『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』

ソコニ

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第12話「冒険者たちの来訪」

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朝日がみかげ村の上に昇り、新たな一日が始まった。村の西側入口には、すでに長い行列ができていた。様々な装備を身につけた冒険者たちが、続々と村を訪れていたのだ。

「すごい人だ…」

リオは村の見張り台から、訪問者の列を眺めて呟いた。

御影要も村全体を通してこの光景を見守っていた。ポータルの設置と、ダンジョンのレベルアップのニュースは予想以上に広まったようだ。王国の大都市ザールから、さらには王都からも冒険者たちがやってきていた。

「御影様、想定を超える来訪者数です」

フィンが広場に報告に来た。彼は少し疲れた様子だったが、目には商人特有の輝きがあった。

「現在、登録済み冒険者が五十名以上。さらに、商人や見物人も含めると、百名近くが村に滞在しています」

これは予想外の事態だった。村の規模を考えると、かなりの過密状態だ。

「対応策は?」と要は尋ねた。

「一時的な宿泊施設を村の南側に設置しました。また、トーマスとオーウェンが入村者の身元確認を厳格化しています」

フィンは続けた。

「しかし、長期的には村の拡張が必要かもしれません。現在の施設では需要を満たせません」

要もその通りだと感じていた。村の急速な人気上昇は嬉しいことだが、対応するインフラが追いついていない。

「自己拡張」スキルを使用して村の領域を広げることも可能だが、まだ完全に習熟していない能力だ。急激な拡張は予期せぬ問題を引き起こす可能性もある。

「段階的に」と要は答えた。「まず南側から」

フィンは頷いた。

「賢明なご判断です。南側は地形も平坦で、拡張に適しています」

村の入口では、トーマスとオーウェンが訪問者の対応に追われていた。彼らは王国発行の冒険者証を確認し、村のルールを説明している。

「みかげ村へようこそ」

トーマスが次の冒険者グループに声をかけた。

「村滞在中は以下のルールを守ってください。ダンジョン内での争いは禁止。収穫物の10%は村への寄付。そして何より、村とダンジョンに対する敬意を忘れないこと」

冒険者たちは素直に頷いた。みかげ村のダンジョンは特別だという噂は、既に広く知れ渡っていたようだ。

「ポータルの使用は認定バッジを持つ者のみ許可されています」

オーウェンが追加で説明した。

「バッジは村での滞在と行動を評価された後、発行されます」

これは要とエリシア、ミラが考案した安全対策だ。村とダンジョンを結ぶポータルは便利だが、誰でも自由に使えるようにするのは危険だった。

村の中央広場は、かつてないほどの賑わいを見せていた。フィンが設置した市場には様々な店が立ち並び、冒険者向けの装備や回復薬、魔法の道具などが売られていた。ダンジョンから持ち帰られた魔力結晶や素材も取引され、活気ある商業空間が形成されていた。

要はこの賑わいを見て、複雑な感情を抱いていた。村が活気づき、経済的に発展することは喜ばしい。しかし同時に、多くの見知らぬ人々が村を訪れることで、安全面の懸念も高まる。妨害魔法陣を設置した犯人はまだ特定されておらず、グリムの一味も完全に排除できたわけではない。

「御影さん、研究室に来てくれる?」

エリシアが広場に現れ、呼びかけた。彼女は疲れた表情をしていたが、目には興奮の色があった。

要は意識を研究室に向けた。そこにはエリシアとミラ、そしてロバートが集まっていた。テーブルの上には複雑な図面と、青く輝く結晶が置かれている。

「『領域』確立の研究に進展があったわ」

エリシアは図面を指さして説明し始めた。

「まず第一段階として、村の周囲に結界石を配置します。これらの石はダンジョンのコアと共鳴し、村全体を覆う魔力の網を形成する」

ミラが続けた。

「次に、精霊石の力を借りて、その網を『固定』します。これにより、村は通常の土地から一歩進んだ『領域』として確立される」

ロバートも専門的な視点から意見を述べた。

「王国の文献によれば、『領域』は自然発生するものがほとんどで、人工的に作り出すのは非常に稀です。しかし、御影様の特殊な性質と、ダンジョンとの同調、そして精霊石の力があれば不可能ではない」

要はこの計画に強い関心を示した。『領域』の確立は、村の安全と発展にとって大きな一歩になるはずだ。

「準備はどれくらい?」と要は尋ねた。

「結界石の配置は既に始めています」

エリシアが答えた。

「全周に設置するには、あと二週間ほど必要でしょう。その後、精霊石との同調を行い…最短でも一ヶ月は見ておいてください」

一ヶ月は長いが、それだけの価値がある作業だ。要は承認した。

「進めよう」と地面に描いた。

三人は満足げに頷いた。

「あともう一つ、気になることがあります」

ミラが静かな声で言った。

「昨夜、村の外れで不審な人物を感じました。観察されているような…」

要も同じことを感じていた。あの覆面の少女の姿は、何度か目撃されている。

「警戒を強化する」と要は返答した。

「ご存じかもしれませんが、街道にグリムの一味の動きがあるとの報告も」

ロバートが付け加えた。

「アルフレッド隊長からの情報です。特に警戒すべきでしょう」

要はこの情報に警戒心を強めた。冒険者で賑わう今の村は、グリムにとって魅力的な標的かもしれない。大勢の人々の中に、彼の手下が紛れ込んでいる可能性も否定できない。

研究室での会議の後、要は「空間制御」のスキルをさらに発展させる練習を始めた。村の防衛力を高めるため、より高度な能力が必要だと感じていたからだ。

まず、監視ポータルの作成に挑戦した。これは通過はできないが、村の様々な場所を監視できる小さな窓のようなもの。要は集中し、広場から村の各入口を見られるポータルを複数作り出した。

【空間制御:監視ポータル形成】
【実行中…完了】

広場の上空に、五つの小さな光の輪が浮かんだ。それぞれから村の西門、東門、南門、北の森、そしてダンジョン入口が見えた。これにより、要は村全体をより効率的に監視できるようになった。

「すごい、空に窓が浮いてる!」

通りかかった冒険者たちが驚きの声を上げた。彼らにとって、村の不思議な力は好奇心をかき立てるものだったようだ。

昼過ぎ、特に目立つ一団が村に到着した。華やかな装備を身につけた五人組で、明らかに一般の冒険者とは違う風格を持っていた。

「ロイヤルドラゴンズだ!」

見物人から歓声が上がった。どうやら有名な冒険者パーティのようだ。

トーマスとオーウェンが特別な敬意を持って彼らを出迎えた。

「みかげ村へようこそ。お噂はかねがね伺っております」

トーマスが頭を下げて言った。

一行の中心にいた赤い髪の男性が前に出て、丁寧に挨拶を返した。

「我々ロイヤルドラゴンズは、このダンジョンについて興味深い噂を聞き、調査にやってきました。御影様にもご挨拶したいのですが」

要は彼らに興味を持った。王国で最高ランクの冒険者パーティと言われるロイヤルドラゴンズ。彼らが村を訪れるということは、それだけダンジョンの評判が高まっているということだ。

「広場へ」と要は指示した。

一行は村の中央広場へと案内された。そこで、ロイヤルドラゴンズのリーダー、フレイム・レッドクレストが正式に自己紹介した。

「我々は王国公認の特級冒険者パーティ、ロイヤルドラゴンズです。私はそのリーダー、フレイム・レッドクレスト」

彼は続けて仲間たちを紹介した。

「こちらは魔法担当のクリスタル・ブルーヘイブン、戦士のストーン・グレイマウンテン、僧侶のウィンド・ホワイトブロッサム、そして斥候のシャドウ・ブラックウィスプです」

五人はそれぞれに特徴的な外見を持ち、その名の通りの色をテーマにした装備を身につけていた。

「御影様、このような特別なダンジョンを持つ村にお邪魔できることを光栄に思います」

フレイムは広場の中央に向かって頭を下げた。

「我々は単にダンジョンを攻略するためではなく、その特性を研究するために来ました。もし許可いただければ、数日間滞在し、調査させていただきたく」

要はこの申し出を考慮した。ロイヤルドラゴンズは王国でも信頼される存在であり、彼らの調査結果は村の発展にも役立つかもしれない。

「歓迎する」と要は地面に描いた。

フレイムは感謝の意を示し、さらに付け加えた。

「もう一つお願いがあります。我々の調査には、御影様ご自身についても含まれております。もし可能であれば、直接対話の機会をいただければ」

これは珍しい要求だった。多くの訪問者は村やダンジョンに興味を示すが、要自身の存在に焦点を当てることは少ない。

「理由は?」と要は尋ねた。

「我々は単なる冒険者ではなく、王国の歴史と伝説の研究も行っています」

フレイムは真摯に答えた。

「古文書によれば、かつてこの地域に『意識を持つ場所』が存在したという記録があります。それが御影様と関連しているのではないかと」

要はこの情報に強い関心を示した。自分の存在の起源についての手がかりかもしれない。

「了解した」と要は答えた。「エリシアとミラも同席で」

フレイムは喜んで同意した。

その日の夕方、エリシアの研究室で特別な会議が開かれた。要、エリシア、ミラ、そしてロイヤルドラゴンズの五人が集まった。

「まず、我々の調査の目的をお話しします」

フレイムは古い羊皮紙の地図を広げた。

「これは約五百年前の地図です。この地域には『精霊の里』と呼ばれる特別な場所があったとされています」

クリスタルが説明を続けた。

「記録によれば、『精霊の里』は通常の村ではなく、精霊たちが宿る特別な『領域』でした。そこでは自然の法則が異なり、人間と精霊が共存していたとされています」

要はその説明に強い既視感を覚えた。それは今のみかげ村が目指している方向性と似ていた。

「そして最も興味深いのは」

シャドウが静かな声で言った。

「『精霊の里』には『場所の意志』と呼ばれる存在がいたとされています。村そのものが意識を持ち、住民と対話していたというのです」

要は驚愕した。それはまさに自分自身の状況そのものだった。

「何があった?」と要は急いで尋ねた。

フレイムは表情を曇らせた。

「残念ながら、『精霊の里』は突然消失したとされています。理由は明確ではありませんが、『魔力の暴走』や『敵対勢力による攻撃』などの説があります」

ウィンドが追加で説明した。

「しかし、『場所の意志』は完全に消えたわけではないとする記述もあります。『再び現れる日を待つ』とか『別の形で存在し続ける』といった謎めいた表現が残されています」

要はこの情報に深く考え込んだ。自分は「精霊の里」の「場所の意志」の転生なのだろうか。それとも、全く別の存在なのか。

エリシアが興味深そうに質問した。

「その『精霊の里』は、正確にはどこにあったのですか?」

ストーンが地図を指さした。

「古地図では、まさにこの場所です。みかげ村がある場所とほぼ一致します」

この事実に、部屋の空気が張りつめた。

「つまり、御影さんは...」

ミラが言葉を選びながら言った。

「かつての『場所の意志』が転生した、あるいは覚醒した可能性があるということですね」

要も同じ結論に達していた。自分が村として転生した理由、この場所で目覚めた理由、そして村とダンジョンに対する本能的な親和性。すべてが説明できるかもしれない。

「他に情報は?」と要は尋ねた。

「残念ながら、詳細な記録は少ないです」

フレイムは答えた。

「しかし、王国の古文書館には、まだ調査していない資料もあります。今回の訪問で御影様の存在を確認できたので、帰還後にさらに深く調査する予定です」

要はロイヤルドラゴンズの協力に感謝した。自分の起源についての手がかりは、今後の村の発展にとっても重要な情報になるだろう。

「ダンジョンも調査したい」

フレイムは続けた。

「『精霊の里』には『迷宮』と呼ばれる場所があったという記述もあります。それが現在のダンジョンと関連しているかもしれません」

要は同意した。ダンジョンについての知識も深めたいと思っていた。

「明日案内する」と要は答えた。

会議の後、要は村全体を見渡しながら新たな情報について思いを巡らせていた。「精霊の里」と「場所の意志」。それが自分のルーツなのだろうか。そして、かつての「精霊の里」が消失したように、今のみかげ村も同じ運命をたどる可能性があるのだろうか。

【特別情報:「精霊の里」と「場所の意志」】
【関連性:確認中】
【調査継続必要】

翌日、フレイムたちはエリシアとミラの案内でダンジョンの調査を始めた。彼らは単に冒険者として探索するのではなく、ダンジョンの構造や魔力の流れ、魔物の特性など、学術的な視点から詳細に調べていた。

村では、引き続き大勢の冒険者たちが訪れていた。フィンは新たな宿泊施設の建設を監督し、オーウェンとトーマスは警備体制を強化していた。村全体が活気に満ちながらも、秩序を保っていた。

要は「自己拡張」のスキルを使って、村の南側の領域を少しずつ広げ始めていた。新たな建物のための土地を整え、水源を確保し、境界を明確にする。慎重かつ計画的に拡張を進めることで、村の収容力を高めつつも、制御可能な範囲を維持していた。

【自己拡張:進行中】
【村の面積:10%増加】
【安定度:良好】

午後、ダンジョンから戻ってきたロイヤルドラゴンズは、驚くべき発見を報告した。

「御影様、ダンジョンの最深部で興味深いものを見つけました」

フレイムは広場に集まった住民たちに語りかけた。

「古代の祭壇です。『精霊の里』時代のものと思われます」

エリシアも興奮した様子で説明を補足した。

「祭壇の刻印は、我々が『領域』確立のために研究していた魔法陣と酷似しています。これは偶然ではないわ」

ミラも頷いた。

「ダンジョンは自然に形成されたのではなく、『精霊の里』の一部だったのかもしれません。御影さんの『ダンジョン化スキル』は、実は古代の構造を再活性化したのでは」

これは重要な発見だった。要は自分の能力の起源についての手がかりを得たように感じた。

「祭壇は調査できる?」と要は尋ねた。

「はい、しかし注意が必要です」

クリスタルが答えた。

「祭壇は強い魔力を帯びており、不用意に触れると危険かもしれません。詳細な調査には準備が必要です」

要は慎重に進めることを決めた。古代の遺物は貴重な情報源だが、同時に未知の危険も潜んでいる可能性がある。

「一緒に調査する」と要は決意した。

その夜、村はさらなる賑わいを見せていた。冒険者たちがダンジョンでの収穫を携え、市場で取引し、酒場で談笑する。フィンの運営する施設は大盛況で、村の経済は急速に発展していた。

「御影さん、見てよ!」

リオが嬉しそうに広場に駆け込んできた。彼の手には青く輝く結晶があった。

「冒険者さんからもらったんだ。ダンジョンの深層で見つかったらしいよ」

要はその結晶に注目した。通常の魔力結晶より純度が高く、より強い輝きを放っている。

「特別なもの」と要は感じた。

「うん、みんなこれを『ミカゲクリスタル』って呼んでるんだって。村の名前から取ったみたい」

リオは誇らしげに言った。

「ダンジョンが村と一体化したからこそ生まれた特別な結晶だって」

要はこの情報に興味を持った。村とダンジョンの同調が、新たな資源を生み出しているようだ。

夜遅く、村が静まり返った頃、要は監視ポータルを通じて不審な動きを感知した。西門付近で、複数の人影が村の周囲を偵察しているようだった。

要はすぐにオーウェンに警告を送った。彼は即座に警備隊を集め、静かに西門へと向かった。

「不審者を確認。四名、武装している」

オーウェンは小声で報告した。

要は監視を続けながら、「行動を見守れ」と指示した。不審者たちが本当に危険な存在なのか、それとも単なる夜間の訪問者なのか、まだ判断できなかった。

不審者たちは村の壁を調べ、時折小声で会話していた。彼らは明らかに潜入経路を探っているようだった。

「グリムの手下と思われます」

オーウェンが判断した。

「行動パターンが以前の襲撃時と類似しています」

要は決断を下した。「捕らえよ」

オーウェンの指揮の下、警備隊が素早く動いた。四方から不審者たちを取り囲み、逃げ場を封じる。

「動くな!村の警備隊だ!」

不審者たちは一瞬驚いたが、すぐに抵抗の姿勢を見せた。短剣を抜き、警備隊に立ち向かう。しかし、オーウェンの訓練を受けた警備隊は手際よく不審者たちを制圧した。

「確保しました」

オーウェンが報告した。

「グリムの手下で間違いありません。尋問しましょう」

捕らえられた不審者たちは、村の牢として使われている建物に連行された。彼らを尋問したところ、グリムが大規模な襲撃を計画していることが判明した。

「ボスは新しい仲間と組んだ」

一人の手下が白状した。

「魔法使いだ。強力な力を持っている」

これは警戒すべき情報だった。以前の儀式を妨害した人物と関連があるのかもしれない。

「襲撃はいつ?」

トーマスが鋭く尋ねた。

「三日後。市場が最も賑わう時を狙っている」

要はこの情報に基づき、村の防衛態勢を強化することを決めた。オーウェンを中心に防衛計画を練り、エリシアとミラには防御魔法の準備を指示した。フィンには訪問者の管理を厳格化するよう依頼した。

「ロイヤルドラゴンズにも協力を要請すべきでしょう」

トーマスが提案した。

「彼らの力は大きな助けになるはずです」

要も同意見だった。フレイムたちに状況を説明し、協力を求めることにした。

「我々にできることなら何でも」

フレイムは即座に承諾した。

「このような特別な村を守ることは、冒険者としての誇りでもあります」

三日間の準備期間で、村は防衛態勢を整えた。壁は「自己拡張」スキルによって強化され、エリシアとミラは村の周囲に魔法結界を張り巡らせた。冒険者たちも村の防衛に参加することを申し出、一時的な防衛隊が組織された。

要自身も新たなスキルの応用を試みていた。「空間制御」で村の入口に緊急時のみ開く防御ポータルを設置し、「高度魔物創造」でダンジョンの魔物たちに村の防衛協力を要請した。

そして襲撃予定日の朝、村は厳戒態勢に入った。一般の訪問者は制限され、冒険者たちは各自の持ち場につき、警戒を強めていた。

「来るぞ」

オーウェンが西の森から目を離さずに言った。

森の向こうで、多数の人影が動いているのが見えた。グリムの一味が予告通り現れたのだ。

要は村全体を通して状況を把握していた。敵の数は予想より多く、五十名はいるだろう。そして彼らの中央には、黒い剣を持ったグリム本人と、紫色のローブを着た人物の姿があった。

「あれが噂の魔法使いか」

トーマスが望遠鏡で確認した。

「見たことのない者です」

要は決意を固めた。この襲撃を撃退し、村と住民たちを守らなければならない。そして何より、「精霊の里」の二の舞いにはさせない。この場所の「意志」として、村を守り抜く責任がある。

【村防衛戦、開始】

敵は四方から村に迫りつつあった。今までにない規模の戦いが、始まろうとしていた。

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