9 / 31
第8話:宮廷舞踏会の罠
しおりを挟む満月の夜から二週間が過ぎていた。
クロヴィスとレティシアは満月の儀式について調査を進めたが、東の塔への接近は厳重に制限されており、決定的な情報は得られなかった。しかし、貧民街の情報網を通じて、ディアナが毎月の儀式で「時の紋章」と呼ばれる力を強化しているという証言を複数得ることができた。
そんな中、王宮から一通の招待状が届いた。
「季節の宮廷大舞踏会...」
レティシアは静かに招待状を読み上げた。貧民街の隠れ家となっていた地下室で、彼女とクロヴィスは今後の行動について話し合っていた。
「3日後ですね」
クロヴィスの表情が曇った。彼の未来視は徐々に回復しつつあったが、完全ではなかった。それでも、3ヶ月後の未来の断片は見えており、そこに映るのは舞踏会での悲劇的な光景だった。
「3ヶ月後の未来では、この舞踏会が婚約破棄への決定的な転機になっています。聖女ディアナはあなたを公衆の面前で侮辱し、王太子殿下はあなたではなく彼女を選ぶのです」
レティシアは窓辺に立ち、沈む夕日を見つめた。
「でも、その未来はまだ変えられるわよね?」
「はい。未来は流動的です。私たちの行動次第で変わります」
クロヴィスは力強く頷いた。
「この舞踏会は罠かもしれませんが、同時にチャンスでもあります。記憶水晶の証拠を適切な人物に見せることができれば...」
「騎士団長のエドガーね」
レティシアが言った。
「彼はアレクシスの幼馴染で、聖女の影響を受けていない可能性が高い。舞踏会なら彼に接触するチャンスがあるわ」
二人は舞踏会に参加し、証拠を示す計画を練った。危険は伴うが、王国の未来がかかっている。レティシアは高貴な「悪役令嬢」の仮面を被り、クロヴィスは完璧な「影の執事」として彼女を守る。それが彼らの選んだ道だった。
◆◆◆
舞踏会当日、レティシアの屋敷では準備が進められていた。
「このドレスでよろしいでしょうか、レティシア様」
クロヴィスは特別に仕立てられたドレスを持ってきた。深い青のベルベットに銀糸で星々が縫い取られたそれは、夜空そのものを思わせる華麗な衣装だった。
「素晴らしいわ、クロヴィス」
レティシアは感嘆の声を上げた。
「これなら確実に注目を集められるでしょう」
クロヴィスは微笑んだ。高貴な存在感を放つドレスは、彼女の立場を強調するだけでなく、貧民街の人々が密かに施した細工も隠されていた。襟元には特殊な糸が使われており、ディアナの紫の光から彼女を部分的に守る効果があるという。
「ドレスには守りの力もありますが、最大の防御は私自身です」
クロヴィスは真剣な表情で言った。
「舞踏会中は常にあなたの側にいます。未来視の兆候があれば即座にお伝えし、危険を回避します」
彼は執事として完璧な仕草で頭を下げながらも、その目は暗殺者時代の鋭さを宿していた。今夜の舞踏会には多くの危険が潜んでいるだろう。だが、彼の使命は明確だった—レティシアを守り、聖女の陰謀を暴くこと。
「記憶水晶は?」
「安全に隠しています」
クロヴィスはフォーマルスーツの内ポケットを軽く叩いた。
「騎士団長に見せる時だけ取り出します」
準備を整え、二人は王宮へと向かう馬車に乗り込んだ。途中、クロヴィスは未来視に集中し、舞踏会での危険を探った。
「レティシア様、いくつか注意すべき点があります」
彼は静かに言った。
「舞踏会場の入り口で、宰相フォン・クラウスがあなたに声をかけます。彼の質問には曖昧に答えてください。具体的な情報を与えてはいけません」
「わかったわ」
「次に、舞踏会が始まって30分後、ディアナが特別な演出で登場します。その際、東側の窓際にいないようにしてください。紫の光があなたを照らし、体調不良を引き起こす計画があります」
レティシアは静かに頷き、クロヴィスの指示を記憶した。
「そして、最大の危険は舞踏会の折り返し地点です。ディアナはあなたをダンスフロアの中央に誘導し、全員の前で侮辱する予定です」
「どんな侮辱?」
「王太子を操って、あなたの貧民街での活動を『貴族の道楽』と貶め、彼女自身の『聖なる慈善活動』と対比させるのです」
レティシアの青い眼に怒りの色が浮かんだが、彼女はすぐに落ち着きを取り戻した。
「それで皆の前で私を恥じ入らせ、アレクシスの心を完全に奪うつもりなのね」
「はい。しかし私たちはその罠を知っています。回避できます」
馬車は王宮へと近づき、クロヴィスの未来視は短期の映像をより鮮明に捉え始めていた。
◆◆◆
王宮は華やかに装飾され、夜の闇に輝く宝石のようだった。各国の使節、王国の貴族たち、高位の軍人や役人たちが続々と到着し、宮殿の大広間へと向かっていた。
「レティシア・フォン・ルーベンシュタイン様のご到着です」
アナウンスと共に、レティシアとクロヴィスが入場する。彼女の夜空のドレスは見る者の目を奪い、多くの視線が彼女に集まった。
「素晴らしいドレスね」
「なんと美しい...さすが高慢なだけのことはあるわ」
「影の執事も今夜は特に警戒しているみたいね」
囁きが広がる中、クロヴィスは予測通り、宰相フォン・クラウスが近づいてくるのを見た。
「レティシア様、お美しい」
白髪の宰相は紳士的に頭を下げた。その目には表面的な温かさの下に、冷たい計算があった。
「この数週間、あなたをお見かけしませんでしたが、どちらにいらしたのですか?」
「あら、宰相様」
レティシアは高慢な微笑みを浮かべた。
「貴族の娘にも秘密くらいありますわ。退屈な日々から逃れる方法の一つよ」
曖昧な返答に、宰相の顔に微かな不満の色が浮かんだ。しかし、彼はすぐに微笑みを取り戻した。
「そうですか。では、どうぞ楽しんでください。王太子殿下もあなたの到着を心待ちにしておられますよ」
宰相が去ると、クロヴィスは小声で囁いた。
「完璧です、レティシア様。次は東側を避け...」
その言葉が中断されたのは、宮殿の執事が彼らに近づいてきたからだった。
「レティシア様、申し訳ございませんが、陛下がお呼びです」
「国王が?」
彼女は驚きを隠せなかった。
「はい。舞踏会が始まる前に、私室でお会いしたいとのことです」
レティシアはクロヴィスを見た。彼の表情に動揺が浮かんでいる。これは未来視では見えていなかった展開だった。
「クロヴィス...」
「お付きの執事は外でお待ちいただくよう、陛下からの指示です」
宮殿執事が付け加えた。
クロヴィスの目に警戒の色が強まった。これは明らかに想定外の事態だった。彼は3秒後と3分後の未来を急いで確認したが、国王の私室の中は見えなかった。
「レティシア様、これは...」
「大丈夫よ」
彼女は静かに言った。
「国王陛下からの直接の呼び出しを断るわけにはいかないわ。計画を変更しましょう」
クロヴィスは一瞬躊躇ったが、主の決断に従った。
「必要があれば、すぐに呼んでください。どんな障害でも乗り越えてあなたの元に駆けつけます」
彼は小声でそう告げ、記憶水晶を彼女のドレスの隠しポケットに素早く滑り込ませた。
「わかったわ。すぐに戻るわね」
レティシアは微笑み、宮殿執事に従って去っていった。クロヴィスは不安げに彼女の後ろ姿を見送った。
◆◆◆
宮殿の西翼にある国王の私室は、厳重に警備されていた。レティシアはドアの前で深呼吸し、心を落ち着けた。
「レティシア・フォン・ルーベンシュタイン様がお見えになりました」
宮殿執事が告げると、中から「入りなさい」という力のない声が聞こえた。
レティシアが部屋に入ると、そこには椅子に座った国王の姿があった。かつての勇猛な戦士王の面影は薄れ、やつれた老人が彼女を見つめていた。
「レティシア、久しぶりだね」
国王ヴィルヘルムは疲れた声で言った。
「陛下、お呼びとは何事でしょうか」
彼女は丁寧に礼をした。
「時間がない」
国王は周囲を警戒するように視線を走らせた。
「君に警告しなければならないことがある。危険が迫っている」
レティシアは驚きを隠せなかった。国王の態度は彼女の予想と全く違っていた。
「陛下...?」
「私の息子、アレクシスが...操られているんだ」
国王の声は震えていた。
「聖女と呼ばれる女が、彼の心を奪っている。私にもわかる」
レティシアは身を乗り出した。
「なぜ、それを...?」
「老いぼれた私にも、息子の異変くらいわかる」
国王は苦々しく言った。
「聖女が現れてから、アレクシスの目に光がなくなった。彼は人形のようになってしまった...」
レティシアは静かに話を聞きながら、状況を分析していた。国王は聖女の影響を受けていないようだ。これは予想外の味方かもしれない。
「陛下、実は私も同じことを感じていました」
彼女は慎重に言葉を選んだ。
「アレクシスは変わってしまいました。そして...」
彼女は決心して、ドレスの隠しポケットから記憶水晶を取り出した。
「これが証拠です」
「それは?」
「聖女ディアナがアレクシスを操っている証拠です。彼女の使う『始まりの紋章』の力が記録されています」
国王の目が大きく見開かれた。
「始まりの紋章...!そんな禁断の力を...」
彼はよろめきながら立ち上がり、震える手で水晶を受け取った。
「かつて王国の歴史書に記された伝説の力...それが実在するとは」
「陛下、アレクシスを救い、王国を守るために協力していただけますか?」
レティシアは真剣に訴えた。しかし、国王の返答は彼女の期待とは違うものだった。
「私にはもう...力がない」
国王は窓際へと歩みながら言った。
「聖女の力は宮殿中に浸透している。宰相フォン・クラウスも彼女の味方だ。私はただの飾りにすぎない」
「でも、陛下は王なのです!あなたの言葉には力があります」
「いいや...」
国王は深いため息をついた。
「今夜、お前は大きな危険に直面する。舞踏会は罠だ。聖女はお前を公の場で辱め、アレクシスとの婚約を破棄させようとしている」
「それは知っています。だからこそ—」
「逃げなさい」
国王の言葉にレティシアは言葉を失った。
「今すぐここを離れ、王国を出なさい。聖女の力が及ばない場所へ...」
「逃げるわけにはいきません!」
レティシアは強く反論した。
「私には守るべき人々がいます。貧民街の人々、そして...」
彼女は一瞬言葉を詰まらせたが、すぐに続けた。
「アレクシスも。彼は私の幼なじみです。操られているとはいえ、見捨てることはできません」
国王は長い間レティシアを見つめた後、小さく頷いた。
「お前は強い女だ...私の弱さを恥じる」
彼は記憶水晶を返し、不意に彼女の手を取った。
「これを取りなさい」
彼の手からレティシアの手に、小さな指輪が渡された。
「王家に代々伝わる『守りの指輪』だ。聖女の力を一時的に遮る効果がある」
「陛下...」
「使いどころを見極めなさい。一度しか効果はない」
レティシアは感謝の意を表し、指輪を大切にドレスに隠した。
「もう行きなさい。長居すれば疑われる」
国王は彼女を促した。
「そして...私の息子を救ってくれ」
◆◆◆
クロヴィスは舞踏会場の入り口近くで不安げに待っていた。レティシアが国王の私室へ入ってから既に15分が経過している。彼の未来視は断片的な映像を見せるのみで、状況把握には不十分だった。
「クロヴィス」
背後から声がした。振り返ると、そこには華麗なドレス姿のディアナが立っていた。彼女の紫の瞳は冷たく光り、首元のペンダントも微かに輝いていた。
「聖女様」
クロヴィスは表面上は敬意を示しながらも、内心で警戒を強めた。
「お嬢様はどちらに?」
ディアナは微笑みながら尋ねた。その笑顔の下に隠された敵意を、クロヴィスは明確に感じ取った。
「国王陛下のご召喚を受け、只今面会中です」
「そう...」
ディアナの目に不満の色が浮かんだ。
「残念ね。彼女と話したかったのだけど」
「舞踏会ではお会いになれるでしょう」
クロヴィスは冷静に応じた。
「ええ、もちろん」
彼女は笑みを浮かべたが、その目は笑っていなかった。
「今夜は特別な夜になるわ。レティシアさんにとっても...」
彼女の言葉に込められた脅しを、クロヴィスは見逃さなかった。
「彼女のために祈っていますわ」
そう言い残し、ディアナは優雅に立ち去った。クロヴィスは彼女の後ろ姿を見送りながら、未来視に再び集中した。3分後の未来に、レティシアが国王の私室から出てくる姿が見えた。彼はそちらへと足を向けた。
◆◆◆
「レティシア様」
クロヴィスは彼女を見つけるとすぐに駆け寄った。
「無事でしたか?何がありましたか?」
「信じられないことがあったわ、クロヴィス」
レティシアは小声で説明した。国王との会話、彼がアレクシスの変化に気づいていたこと、そして「守りの指輪」のことを。
「国王陛下も聖女の正体に気づいていたとは...」
クロヴィスは驚きを隠せなかった。
「しかし、直接的な協力は期待できなさそうです。陛下は既に力を失っておられる」
「でも、これで味方が一人増えたわ」
レティシアは前向きに言った。
「それに、守りの指輪は大きな武器になるかもしれない」
二人が舞踏会場へと向かう途中、クロヴィスは未来視を再び確認した。しかし、そこに映る光景は以前とは微妙に異なっていた。
「変化が...」
彼は眉をひそめた。
「何かしら?」
「舞踏会の展開が変わっています。ディアナの計画が修正されたようです」
クロヴィスは集中して未来の断片を読み取ろうとしたが、紫の霧がその視界を遮っていた。
「まだ詳細は見えませんが、警戒を強めるべきでしょう」
彼らが舞踏会場に入ると、華やかな音楽と会話の波が彼らを迎えた。レティシアは「高慢な悪役令嬢」の仮面を完璧に被り、堂々と入場した。クロヴィスは彼女の後ろに控えながらも、常に周囲を警戒していた。
◆◆◆
舞踏会は予定通り始まった。レティシアはクロヴィスの指示に従い、東側の窓際を避け、危険な状況から身を守っていた。舞踏会が進むにつれ、彼女は騎士団長エドガーに近づく機会を狙っていたが、彼はいつも聖女ディアナか宰相の近くにいた。
「フォン・クラウス宰相とディアナが何かを話しています」
クロヴィスがレティシアに小声で伝えた。二人は慎重に距離を取りながら、敵の動向を観察していた。
「彼らの表情から、計画に変更があったことは間違いありません」
その時、トランペットの音が鳴り響き、王太子アレクシスの入場が告げられた。彼は豪華な正装に身を包み、堂々とした態度で入場した。しかし、クロヴィスには彼の目の虚ろさが見て取れた。
「アレクシス...」
レティシアは小さく呟いた。かつての幼なじみの姿に、悲しみが込み上げる。
王太子は彼女に気づくと、表面上は礼儀正しく頭を下げたが、その目に温かみはなかった。彼はすぐにディアナの元へと向かった。
「今夜の計画は変わった」
クロヴィスが突然言った。未来視がようやく鮮明になり始めていた。
「彼らは公の侮辱ではなく、より直接的な...」
彼の言葉が途切れたのは、再び宮殿執事が近づいてきたからだった。
「レティシア様、国王陛下が全員の前でご発表があるとのことです。どうかステージ近くにお越しください」
レティシアとクロヴィスは顔を見合わせた。これは新たな罠かもしれない。
「国王陛下が...?」
「はい。王太子殿下と聖女様も既にステージ近くにいらっしゃいます」
レティシアは一瞬の迷いの後、決意を固めた。
「わかったわ」
二人はステージ近くへと移動した。そこには既に王太子アレクシス、聖女ディアナ、そして宰相フォン・クラウスが集まっていた。彼らの表情には、ある種の勝利の色が浮かんでいた。
「レティシア、よく来てくれた」
アレクシスの声は空虚だった。その目は紫色に微かに輝いている。
「何があるの、アレクシス?」
「もうすぐわかる」
彼はそっけなく答えた。
クロヴィスは未来視を駆使して、次に起こることを予測しようとした。しかし、見えるのは断片的な映像のみ。国王が入場し、何かを宣言する姿。そして、ディアナの勝ち誇った表情。
「レティシア様、何かがおかしい」
彼は警告した。
「舞踏会の計画が変わったのは、彼らが国王を利用することを決めたからでしょう」
「国王...?」
レティシアは先ほどの会話を思い出した。国王は彼女に警告し、指輪を与えた。彼が裏切るとは思えなかった。
「でも、陛下は...」
彼女の言葉が中断されたのは、トランペットが鳴り響き、国王の入場が告げられたからだった。
「ヴィルヘルム・ラインハルト・リンデン陛下のご入場です」
会場が静まり返る中、国王が入場した。彼の姿はさっきよりもさらに弱々しく見えた。そして、その目は...
「紫色に...!」
クロヴィスは動揺を隠せなかった。国王の瞳が微かに紫色に輝いていた。ディアナの力が国王にまで及んでいたのだ。
「皆さん、今夜は特別な発表があります」
宰相フォン・クラウスが前に出て宣言した。
「国王陛下より、重要な宣言がございます」
国王がゆっくりと前に進み、会場を見渡した。彼の目がレティシアに止まった時、一瞬の迷いが過ぎったように見えたが、すぐに消えた。
「私は今日、王国の未来のために重大な決断をした」
国王の声は力なく響いた。
「我が息子アレクシスと、レティシア・フォン・ルーベンシュタインとの婚約を...」
クロヴィスは動揺を隠せなかった。未来視が示していた悪夢の始まりだった。
「レティシア様、これは...」
レティシアの表情は固く、青い瞳に決意の色が浮かんでいた。彼女は静かに右手を左手の指輪に触れさせた。
「国王を操るまでするなんて...許さないわ」
彼女の囁きは固い決意に満ちていた。
宮廷舞踏会の華やかな場に、見えない緊張が走る。罠は予想以上に深く、そして危険なものだった。
(続く)
12
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる