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第13話:嘘を見抜く道化師
しおりを挟む貧民街の隠れ家で、クロヴィスは機密書庫から得た情報を整理していた。「時の紋章」の秘密、聖女ディアナの真の目的、そして神々の存在——全てが彼の頭の中で結びつき始めていた。
「時の神ハロネウス...」
彼は窓際に立ち、夜明けの空を見上げながら呟いた。明け方の霧が街を覆い、遠くに王宮の尖塔が霞んで見える。
バルドルとレティシアは仮眠を取っていた。危険な時期だからこそ、交代で休息を取る必要があった。クロヴィスは自分の番が来ても、数時間の浅い眠りで十分だった。前世の暗殺者時代からの習慣だ。
「そろそろ街に出て、情報を集めてこよう」
彼は静かに身支度を整えた。平民の粗末な服に身を包み、顔を隠すフードを被る。短剣を腰に忍ばせ、レティシアに一瞬だけ視線を向けた後、部屋を出た。
貧民街はすでに活気づき始めていた。早朝から働く労働者たちが行き交い、露店の準備が始まっている。クロヴィスは人混みに溶け込みながら、町の状況を観察した。
「王宮からの兵が増えている...」
彼は冷静に状況を分析した。明らかに捜索が強化されていた。レティシアの脱出と、機密書庫への侵入が発覚し、王都全体が緊張状態にあるのだろう。
情報を集めるため、クロヴィスは市場へと向かった。そこは様々な噂が集まる場所だった。彼は耳を澄まし、人々の会話に注意を払った。
「聞いたか?あの悪役令嬢が脱走したらしいぞ」
「王太子様の婚約者だった女か。反逆罪だってな」
「でも、王宮では奇妙なことが起きているという噂もあるらしい」
「聖女様とやらが、実は...」
そこまで聞いたところで、クロヴィスは不意に異変を感じた。彼の後ろを誰かが付けている。それも、かなり上手に。普通の追跡者なら彼の感覚ですぐに気づくはずだが、この気配は巧妙に隠されていた。
彼は未来視を駆使して、3秒後の未来を確認した。そこには、彼の背後に立つ人影が見えた。だが、その姿は霞んでいて、詳細は掴めない。
「紋章の力を持つ者か...」
クロヴィスは警戒しながらも平静を装い、人混みの中を進んだ。彼は露店で果物を買うふりをし、その間に周囲を観察した。市場を出て、人気の少ない路地に入る。そこで振り返り、追跡者を待ち構えることにした。
「追ってくるなら、ここで対峙しよう」
彼は路地の奥で身構えた。3秒後、3分後の未来を見ようとするが、依然として霞んでいる。聖女ディアナの「始まりの紋章」の影響なのか、それとも追跡者自身が持つ力なのか——。
足音が近づいてきた。クロヴィスは短剣に手をかけ、迎え撃つ準備をする。
そして、角を曲がって現れたのは——
「よう、執事殿。こんな朝早くから出歩くとは、勤勉だね」
バルドルだった。しかし彼は宮廷道化師の派手な衣装ではなく、平民の質素な服装に身を包んでいた。顔の白塗りもなく、本来の姿で立っていた。
「バルドル...」
クロヴィスは短剣から手を離したが、警戒は解かなかった。
「あなたが追ってきていたのか」
「バレていたかい?なるほど、やはり元暗殺者の感覚は鋭いね」
バルドルは軽快に言った。しかし、その目は真剣だった。
「君と二人きりで話がしたくてね。貧民街の隠れ家ではレティシア様がいて、率直な話ができなかったから」
「何の話だ?」
クロヴィスは静かに尋ねた。バルドルの目的は何なのか。彼はまだ完全には信用していなかった。
「僕のこと、まだ警戒しているようだね」
バルドルはため息をついた。
「仕方ないか。でも、わかってほしい。僕は本当に味方なんだ」
「どうやって証明する?」
「ああ、そうだね...」
バルドルは考え込むような仕草をした後、突然真剣な表情になった。
「クロヴィス・アーヴィン。君は前世で『死神の影』と呼ばれる暗殺者だった。そして、ある任務中に少女を救うために命を落とし、この世界に執事として転生した」
クロヴィスの表情が硬くなった。彼の最大の秘密を、バルドルはどうして知っているのか。
「君の『未来視』の力は『時の紋章:視界』の力だ。そして...」
バルドルはさらに続けた。
「君はレティシア様に絶対的な忠誠を誓っている。前世で救った少女と彼女の姿が重なるからだ」
「...どうしてそれを」
「言った通り、僕には『嘘を見抜く能力』がある」
バルドルは静かに説明した。
「しかし、それだけじゃない。相手の言葉から、その人の本質を見抜くこともできる。言葉にされていない真実までも」
彼は路地の奥に歩み寄り、古い木箱に腰掛けた。
「僕の能力は『時の紋章:停止』の力から来ている。嘘は真実の『停止』だからね。僕は嘘を見抜き、真実を見る」
クロヴィスは彼の言葉を慎重に吟味した。バルドルの態度には偽りがなさそうだ。だが、彼の目的は何なのか。
「あなたの本当の目的は何だ?」
「率直に言おう」
バルドルは真っ直ぐにクロヴィスを見つめた。
「僕はアレクシス王太子を救いたいんだ。彼は聖女ディアナの『心操りの紋』によって完全に支配されている。彼を解放してほしい」
「心操りの紋...」
「それは『始まりの紋章』の一部を使った魔術だ。相手の意思の『始まり』を操作して、新たな意思を植え付ける。アレクシス王太子は今、自分の意思を奪われ、操り人形のようになっている」
クロヴィスは思案した。確かに王太子の様子は異常だった。虚ろな目、機械的な動作...すべてが説明できる。
「なぜそれほどまでに王太子にこだわる?」
この問いに、バルドルの表情が一瞬曇った。
「個人的な理由だ...」
彼の言葉に嘘はない。しかし、それだけでないことはクロヴィスにもわかった。
「取引をしよう」
バルドルは提案した。
「僕の持つすべての情報と能力を君たちに提供する。その代わり、王太子を『心操りの紋』から解放する手助けをしてほしい」
「...わかった」
クロヴィスは一瞬考えた後、同意した。
「ただし、あなたについてもっと知る必要がある。本当に信頼できる人物なのか確かめたい」
「公平な要求だね」
バルドルは軽く笑った。
「何を知りたい?」
「あなたの過去、そして『神の耳』と呼ばれる能力について」
バルドルの表情が一瞬こわばった。彼は何かを決意したように深く息を吸い、話し始めた。
「僕は元々、王宮に仕える普通の使用人だった。そんな僕に『嘘見抜き』の能力が目覚めたのは、十年前のこと。当時、王宮内で不可解な事件が続いていた。貴重品の紛失や、機密情報の漏洩...」
彼は当時を思い出すように目を細めた。
「僕の能力で犯人を突き止めたんだ。それが認められて、宮廷道化師に抜擢された。道化師は宮廷の真実を語る——それが古来からの役割だからね」
「なるほど...」
「そして、『神の耳』の能力が目覚めたのは五年前だ」
バルドルの声が低くなった。
「ある夜、僕は突然、頭の中で声を聞いた。『時の紋章に気をつけよ』と。最初は幻聴かと思ったが、その後も時々、不思議な声が聞こえるようになった。それは神々の声だった」
「神々の声...」
「ああ。断片的で曖昧な警告がほとんどだったが、最近になって、その声はより明確になってきた。『時の神ハロネウスが目覚めようとしている』『始まりの紋章を持つ女に注意せよ』...そういった警告だ」
クロヴィスは未来視を使って、バルドルの言葉の真偽を判断しようとした。しかし、バルドルの周囲の未来は依然として霞んでいた。
「あなたの未来が見えない...」
彼は率直に言った。
「『時の紋章:停止』の影響だろう」
バルドルは肩をすくめた。
「僕の周りでは、時間の流れが微妙に『停止』している。だから未来視が効きにくいんだ」
その説明は理にかなっていた。クロヴィスは別の角度から彼を理解しようとした。
「王太子との関係は?なぜそこまで彼にこだわる?」
この質問には、バルドルの表情が一瞬、悲しみに歪んだ。
「...個人的な理由だ」
彼は繰り返した。しかし今回は、続きがあった。
「僕はアレクシス王太子の異母兄だ」
クロヴィスの目が見開かれた。予想外の告白だった。
「先王の側室の子として生まれた僕は、正式な王族として認められなかった。しかし、先王は密かに僕の存在を認め、王宮で働くことを許してくれた。そして...」
バルドルの目に懐かしさが浮かんだ。
「幼いアレクシスは、僕のことを本当の兄として慕ってくれた。彼が唯一、僕を家族として接してくれたんだ」
彼の言葉には偽りがなかった。そして、彼の悲しい過去と、王太子への深い愛情が伝わってきた。
「だから、彼を救いたいんだ。あの聖女に操られ、人形のようになった弟を」
クロヴィスは沈黙した。バルドルの言葉の重みを感じていた。彼の動機は純粋だ。王太子を救いたいという思いには、嘘も打算もない。
「わかった」
クロヴィスは静かに言った。
「あなたを信じよう。そして、王太子を救う手助けをする」
バルドルの顔に安堵の表情が広がった。
「ありがとう...本当に」
「ただし、一つ条件がある」
クロヴィスの金色の瞳が鋭く光った。
「あなたの能力を、レティシア様のために使ってほしい。彼女を守り、王国を救うために」
「もちろんだ」
バルドルは迷いなく答えた。
「僕の『嘘見抜き』と『神の耳』の能力を、君たちのために使おう。王太子を救い、レティシア様を守り、そして王国を聖女から取り戻すために」
二人は握手を交わし、新たな同盟を結んだ。道化師と執事、「停止」の紋章と「視界」の紋章——異なる力を持つ二人の協力が、運命の歯車を新たな方向へと動かし始めていた。
◆◆◆
二人は市場を抜け、露店から食料を調達しながら情報収集を続けた。バルドルの能力は、どの店主が本当のことを話しているか、どの噂が真実かを見極めるのに役立った。
「聖女の影響はここにも及んでいる」
バルドルが小声で言った。
「多くの人々が彼女のことを信じている。『神の啓示を受ける清らかな女性』だと」
「操作されているのか?」
「いや、単純な噂の力だ。人は信じたいものを信じる。特に困難な時代には、『救世主』を求めるものさ」
二人は人目を避けて小さな路地裏の茶店に入った。そこは旧市街の住人たちが集う、ひっそりとした場所だった。
「王都の古くからの住民はまだ懐疑的だ」
バルドルは茶を啜りながら言った。
「彼らは何代もの王を見てきた。聖女という突然現れた存在には疑問を持っている」
「それは利用できるかもしれない」
クロヴィスは思案に耽った。
「味方を増やすことが必要だ。聖女に対抗するためには、より多くの協力者が...」
彼の言葉が途切れたのは、彼の未来視が突然、警告を発したからだ。3分後の未来、この茶店に王宮の兵士が入ってくる姿が見えた。
「危険だ、ここを離れよう」
彼はバルドルに小声で伝えた。二人は急いで会計を済ませ、店を出た。
「何があった?」
「兵士が来る。恐らく定期的な見回りだろうが、リスクは冒せない」
彼らは人通りの多い通りに出て、市民に紛れた。クロヴィスは常に未来視を維持し、危険を察知しながら進んだ。
「さて、『心操りの紋』についてだが」
バルドルが歩きながら言った。
「それを解く方法は一つだけかもしれない」
「それは?」
「『始まりの紋章』の力に対抗するには、別の紋章の力が必要だ。特に『永遠』の紋章があれば...」
「『永遠』?」
「『永遠』の紋章は変化を無効化する力を持つ。『始まり』が物事の起源を操作するなら、『永遠』はその変化を阻止できるはずだ」
クロヴィスは考え込んだ。
「しかし、その紋章を持つ者を知らない」
「僕も同じだ...だが、探す価値はある」
二人は貧民街へと戻る道を急いだ。
◆◆◆
隠れ家に戻ると、レティシアが地図を広げて何かを調べていた。彼女は二人の帰還に安堵の表情を浮かべた。
「無事だったのね。情報は得られた?」
「はい、いくつか重要なことがわかりました」
クロヴィスはバルドルとの会話の内容を、レティシアに詳しく報告した。特に「心操りの紋」についての情報と、それを解くには「永遠」の紋章が必要かもしれないという推測を。
「『永遠』の紋章...」
レティシアが思案げに繰り返した。
「それを持つ者を見つけられるかしら」
「探します」
クロヴィスは確信を持って言った。
「今日から市内の各所を探索し、情報を集めます。紋章の力を持つ者には、何らかの特別な兆候があるはずです」
バルドルもうなずいた。
「『時の紋章』を持つ者には、独特の気配がある。僕の『嘘見抜き』や、クロヴィスの『未来視』のように...」
「そうね...」
レティシアは地図を指差した。
「ここに古い寺院がある。都の東、『時の神殿』と呼ばれる場所。噂では、かつて時の紋章についての知識が保管されていたという」
「行く価値はありそうだ」
バルドルが興味深そうに言った。
「ただし、聖女も同じことを考えているかもしれない。用心が必要だ」
クロヴィスは未来視を使って、可能な限りの情報を得ようとした。しかし、時の神殿に関しては、未来が霞んでいた。それは聖女の影響か、あるいは神殿自体に特別な力があるのか...。
「明日、神殿に向かいましょう」
彼は決意を示した。
「バルドルと私が偵察に行きます。レティシア様はここで待機してください」
「でも...」
レティシアが抗議しようとしたが、クロヴィスは静かに遮った。
「危険すぎます。あなたの安全が最優先です」
彼女はしぶしぶ同意した。
「わかったわ。でも、何か異変があったらすぐに戻って」
「もちろんです」
計画が決まり、三人はそれぞれの役割を確認した。バルドルは王宮内部の最新情報を提供し、クロヴィスは未来視で危険を察知し、レティシアは全体の戦略を立案する。
「ところで、クロヴィス」
バルドルが突然、真剣な表情で尋ねた。
「君の未来視で、最も遠い未来は何を示している?」
この質問に、部屋が静まり返った。クロヴィスは窓辺に立ち、遠くを見つめるように目を細めた。
「3年後の未来...それは霞んでいるが、いくつかの可能性が見える」
彼は静かに答えた。
「一つは、聖女が勝利し、王国全体が時間を奪われる未来。もう一つは...」
彼は一瞬躊躇った後、続けた。
「私たちが勝利し、王国が救われる未来だ。しかし、その道筋は極めて細い」
「勝利の鍵は?」
「七つの紋章の力を理解し、それを結集すること」
クロヴィスは確信を持って言った。
「『視界』『逆行』『停止』『加速』『永遠』『始まり』『終わり』...それぞれの力には意味がある。私たちはそれを解き明かし、使いこなさなければならない」
レティシアとバルドルは沈黙の中で、彼の言葉を噛みしめた。彼らの前には険しい道が続いているが、希望もまた存在していた。
クロヴィスの金色の瞳が決意に満ちて輝いた。未来を視る者として、彼は最も可能性の高い道筋を見極め、導く使命を感じていた。そして、レティシアとバルドルという仲間を得た今、その道が少しずつ明確になってきたのだ。
暗殺者から執事へ、そして今や運命を変える者へ——彼の旅は新たな段階へと進んでいた。
(続く)
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