悪役令嬢の執事、未来視で無双する

ソコニ

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第22話:和解する敵

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勝利の興奮冷めやらぬ中、「王女軍」はディムリア砦に戻っていた。初戦の成功は兵士たちの士気を大きく高め、彼らはさらなる戦いへの自信を深めていた。一方で負傷者の手当てや、次の作戦に向けた準備も進められていた。

砦の最上階にある司令室では、レティシアが地図を広げ、次の戦略を検討していた。クロヴィスはその隣で、未来視で得た情報を元に敵の動きを予測していた。

「ミラドニア帝国は当面、国境地帯での小競り合いを続けるでしょう」

クロヴィスは冷静に分析した。

「しかし、2週間後には増援を集め、本格的な侵攻を開始する可能性が高い。特に北部国境の平原地帯を突破し、王都への最短ルートを確保しようとするでしょう」

レティシアは頷きながら地図上の北部国境に印をつけた。

「そこを固めておく必要があるわね。エドガーの部隊を—」

彼女の言葉は、突然のノックによって遮られた。

「ご報告があります」

ドアの外から聞こえた声は、若い伝令兵のものだった。

「どうぞ」

レティシアの言葉に、兵士は緊張した面持ちで部屋に入ってきた。

「アレクシス王太子殿下がこちらに向かっているとの連絡が入りました」

「アレクシス?」

レティシアとクロヴィスは顔を見合わせた。彼らが王都を離れてから、アレクシスはほとんど動きを見せていなかった。「心操りの紋」の影響から回復途上であり、政務も最小限に抑えていると聞いていた。

「いつこちらに到着する?」

「もう到着されています。現在、砦の入口で—」

ドアが再びノックされ、伝令兵の言葉は途切れた。

「レティシア、入っても良いかな」

落ち着いた声が響いた。アレクシス本人だった。

レティシアは一瞬躊躇い、クロヴィスを見た。彼は静かに頷き、未来視を使って状況を確認していた。

「どうぞ」

ドアが開き、アレクシス王太子が一人で姿を現した。彼は公式の王太子の装いではなく、質素な旅装に身を包んでいた。その表情は疲れを隠せないものの、目には強い意志が宿っていた。

「アレクシス...」

レティシアの声は感情を抑えたものだった。彼女は公開裁判の日以来、アレクシスと直接会話していなかった。

「レティシア、クロヴィス」

アレクシスは二人に静かに会釈した。

「初戦の勝利、本当におめでとう。王国中が君たちの活躍を称えているよ」

「突然の訪問、何か緊急の用件でも?」

レティシアの声には、わずかな警戒心が滲んでいた。

「私は...」

アレクシスは深く息を吸い、言葉を選ぶように一瞬黙った。

「謝りに来たんだ」

彼の率直な言葉に、レティシアは驚きの表情を浮かべた。

「僕の弱さが、全ての原因だった。ディアナに操られ、君を裏切り、王国を危険にさらした」

彼の声には深い後悔と痛みが込められていた。

「もし僕がもっと強ければ、『心操りの紋』に抵抗できていれば...」

クロヴィスは静かにアレクシスを観察していた。未来視で彼の言葉の真実を確かめるのではなく、その場で彼の表情や仕草から本心を読み取ろうとしていた。

「アレクシス、あなたは被害者でもあるわ」

レティシアの声は徐々に柔らかくなった。

「本当に?」

アレクシスの自嘲の笑みには痛々しいものがあった。

「僕はずっと、父上の期待に応えようと必死だった。『完璧な王になれ』という言葉に縛られていた。だからこそディアナの言葉に惑わされた。彼女は僕の弱さを見抜き、そこに付け込んだんだ」

彼は窓際まで歩き、遠くの空を見つめた。

「君のことを傷つけてしまった。あの婚約破棄の宣言は...たとえ操られていたとしても、僕の口から出た言葉だ」

レティシアの表情が複雑に揺れる。彼女はアレクシスと幼い頃からの知り合いで、二人の婚約は政略的なものという理解はあっても、彼女にとって特別な意味を持っていた。

「私も、完璧ではなかったわ」

レティシアは静かに言った。

「みんなに『悪役令嬢』と呼ばれてきたけれど、それは自分で選んだ道でもあった。本当の私を隠し、貴族社会の腐敗を暴くための仮面だったけれど...それで傷ついた人もいる」

アレクシスは振り返り、レティシアを見つめた。

「君が何をしてきたのか、今ではわかっているよ」

彼は微笑んだ。それはかつての明るい少年の面影を思い出させる笑顔だった。

「貧民街の子供たちへの支援、貴族の不正への密かな抵抗...君は本当の王妃のように振る舞っていた」

その言葉に、レティシアの頬が僅かに赤く染まった。

「それが私の務めだと思っていただけよ」

「レティシア...」

アレクシスは一歩彼女に近づいた。

「僕は、君と改めて向き合いたい。かつての婚約者としてではなく...王国を守るための同志として」

彼の真摯な言葉に、レティシアの目に涙が浮かんだ。

クロヴィスは静かに二人を見守っていた。彼の未来視は、この和解が王国の未来に大きな影響を与えることを示していた。しかし同時に、ある危険も感じていた。

「王太子殿下」

クロヴィスが口を開いた。

「ご来訪の経緯を伺ってもよろしいでしょうか。随行の護衛は?」

アレクシスは首を横に振った。

「最小限の護衛だけで来た。彼らには砦の入口で待機するよう指示した。このことは...極秘にしておきたかったんだ」

クロヴィスの眉が寄った。彼の未来視が捉えた危険の源は、その「護衛」の中にあった。

「お二人で話を続けてください。少し確認してきます」

クロヴィスは丁寧に頭を下げ、部屋を後にした。

◆◆◆

砦の入口に向かう途中、クロヴィスは未来視を凝らし、数分後の未来を詳細に観察した。そこで彼が見たのは——アレクシスの護衛の一人が、レティシアとアレクシスの部屋に向かって忍び寄る姿だった。その男の腕には、ディアナの刻印が浮かんでいた。

「やはり...」

クロヴィスの表情が冷徹なものに変わった。かつての暗殺者「死神の影」の顔が、執事の仮面から覗いた。

彼は砦の陰に身を隠し、偽装した護衛を待ち伏せた。やがて、その男が警戒しながら階段を上ってくるのが見えた。

「王太子の護衛ですね」

クロヴィスは男の前に姿を現した。

「レティシア様とアレクシス殿下は今、重要な協議中です。こちらでお待ちいただけますか」

男は一瞬動揺したが、すぐに取り繕った。

「いや、殿下の安全確認のために——」

「あなたが確認すべきは、本当に殿下の安全でしょうか」

クロヴィスの声は鋭さを増した。そして瞬時に男の隣に立ち、その腕を掴んだ。

「それとも...ディアナからの指示でしょうか」

男の表情が一変し、もう一方の手から短剣を取り出した。しかし、クロヴィスはその動きを予測していた。彼は男の腕をひねり、短剣を床に落とさせた。

「残念ながら、私の未来視はあなたの全ての動きを見通しています」

クロヴィスは冷たく微笑み、男を壁に押しつけた。

「なぜここにいる?詳しく話してもらおうか」

暗殺者としての威圧感は、男の抵抗心を一瞬で砕いた。

「俺は...ディアナ様の命令で...」

男は震える声で話し始めた。ディアナと宰相フォン・クラウスは、アレクシスとレティシアの和解を何としても阻止したかったのだという。二人の協力体制が確立されれば、ミラドニア帝国の侵攻計画に大きな障害となるからだ。

「彼らは王太子殿下がここに来ることも知っていたのか」

「いえ...それは偶然です。俺たちは王都の宮殿に潜伏していて、殿下の突然の出発を知り...」

「なるほど。あなたは即興で暗殺計画を立てたわけですね」

クロヴィスは冷静に状況を整理した。ディアナの手先は王都に多く潜伏しており、アレクシスの動きを常に監視していたのだろう。

「他に共犯者は?」

「...他に二人。砦の外で待機しています」

「彼らの居場所は?」

男は詳細な場所を告げた。クロヴィスはすぐに「王女軍」の兵士を呼び、男を拘束すると共に、残りの刺客の確保を指示した。

◆◆◆

司令室に戻ったクロヴィスを見て、レティシアとアレクシスは会話を中断した。二人の間には、わずかな時間ながらも理解と信頼が生まれ始めていることが感じられた。

「クロヴィス、どうしたの?」

レティシアが尋ねた。

「少し対処すべき問題がありました」

クロヴィスは静かに報告した。ディアナの刺客を発見し、拘束したこと。そして王都には彼らの手先がさらに潜伏している可能性が高いことを。

「やはり...」

アレクシスの表情が曇った。

「ディアナの影響は、まだ王都に残っているんだ」

「彼らは二人の和解を恐れています」

クロヴィスの言葉に、レティシアとアレクシスは意味深な表情を交わした。

「それだけ、私たちの協力が彼らにとって脅威だということね」

レティシアの口元に、わずかな微笑みが浮かんだ。

「ならば、なおさら力を合わせなければ」

アレクシスも決意を新たにした。

「レティシア、君の『王女軍』を正式に王国軍の特別部隊として認めたい。王太子としての私の権限で」

「アレクシス...」

「僕は王都に戻り、内部の浄化に集中する。ディアナの残党を一掃し、王国の防衛体制を整える。君は前線でミラドニア帝国の侵攻を食い止める」

彼の言葉には以前なかった強い決意が込められていた。「心操りの紋」から解放された彼は、自分の弱さと向き合い、それを乗り越えようとしていた。

「わかったわ」

レティシアはアレクシスの提案を受け入れた。

「でも、あなたの安全が心配...」

「恐れず、レティシア」

アレクシスは晴れやかな笑顔を見せた。

「僕はもう、操られたり騙されたりしない。それに...」

彼はクロヴィスを見た。

「君の執事の未来視のおかげで、今回の暗殺計画も阻止できた。彼の力はまるで伝説のようだね」

クロヴィスは丁寧に頭を下げた。

「私の力は全て主人のためにあります」

「しかし、完全に彼に頼るのはよくない」

アレクシスは真剣な表情になった。

「王都での警戒を強化し、身辺を厳重に守るつもりだ。そして...」

彼は一瞬躊躇った後、決意を込めて続けた。

「父上、国王陛下とも向き合わなければならない」

その言葉に、部屋の空気が一瞬凍りついた。国王は「時間収穫」の影響で重篤な状態にあると聞いていたが、それだけではなく、アレクシスと父王の間には根深い問題があることを、レティシアもクロヴィスも感じていた。

「アレクシス...」

レティシアが心配そうに呼びかけた。

「大丈夫。もう逃げない」

アレクシスは彼女に優しく微笑んだ。

「僕は父上に、全てを話すつもりだ。ディアナのこと、君のこと、そして...僕自身のことを」

彼の決意を聞いて、レティシアの表情が柔らかくなった。

「わかったわ。私たちはそれぞれの戦いを、精一杯やりましょう」

二人は改めて固く手を握り合った。かつての婚約者ではなく、同じ目標に向かって進む同志として。

◆◆◆

アレクシスが去った後、レティシアとクロヴィスは再び戦略の検討に戻った。しかし、彼らの間には何か新しいものが生まれていた。希望、そして確信だ。

「アレクシスは変わったわね」

レティシアは地図から目を上げて言った。

「『心操りの紋』の呪縛が解けたことで、彼本来の姿が戻りつつあるのでしょう」

クロヴィスは静かに応じた。

「そして...自分の弱さと向き合うことで、逆に強くなっているように見えます」

「そうね。私も彼を見直したわ」

レティシアの口調には温かみがあった。

「クロヴィス、ありがとう。あなたがいなかったら、今日の暗殺者に気づくことはできなかった」

クロヴィスは丁寧に頭を下げた。

「それが私の務めです」

「あなたの務めは、ただの暗殺者の発見ではないわ」

レティシアは彼を真っ直ぐに見つめた。

「あなたは私の執事...そして『王女軍』の参謀よ。あなたの未来視がなければ、私たちはここまで来られなかった」

クロヴィスの胸に、温かいものが広がった。彼の生きる目的、それはレティシアを守ること、彼女の未来を確かなものにすることだと改めて感じた。

「レティシア様...」

「クロヴィス、あなたの未来視で次の戦いを見てみて」

レティシアは再び地図に向き直った。

「アレクシスとの和解が、3ヶ月後の未来を変えたかしら?」

クロヴィスは目を閉じ、未来視の力を使って3ヶ月後の光景を探った。その表情がわずかに明るくなる。

「まだ王都炎上の可能性はありますが...その確率は下がりました。そして、新たな光景が見えます」

「どんな光景?」

「王太子殿下とレティシア様が、共に王都を守る姿です。そして...」

彼は言葉を選ぶように一瞬黙った。

「紫色の瞳を持つ、不思議な力を操る人物が現れる未来も」

「敵?味方?」

「まだ...わかりません」

クロヴィスの未来視が捉えたその人物は、時間を操る不思議な魔術師のようだった。しかし、その存在が今後の戦いにどう影響するのかは、まだ見えていなかった。

「どちらにせよ、私たちは前進するだけよ」

レティシアは強い決意を示した。

「アレクシスとの和解が、王国を守る新たな一歩になったはず。この希望を大切にして、次の戦いに臨みましょう」

クロヴィスは静かに頷いた。彼らの前には、まだ長い戦いが待っていた。しかし今、二人の心には新たな光が宿っていた。アレクシスとの和解という予期せぬ転機が、未来を変え始めていたのだ。

(続く)
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