28 / 31
第27話:時の紋章:逆行
しおりを挟むヴァレリアンが「逆行」の力を使って戦いを無かったことにした三日後、「王女軍」は予想外の勝利を収めていた。ミラドニア帝国軍の攻勢は突如として弱まり、彼らは不可解な撤退を始めたのだ。
アーケン砦の司令室では、この急転直下の戦況に困惑する指揮官たちが集まっていた。
「敵の撤退理由は不明ですが、これは追撃の好機です」
エドガーは興奮した様子で地図を指さした。
「彼らが退却路として使う峡谷で待ち伏せれば、大打撃を与えられます」
他の指揮官たちも同意し、追撃計画の詳細を煮詰め始めた。しかし、クロヴィスとレティシアは沈黙したままだった。二人は視線を交わすと、静かに部屋を後にした。
「何かあったの?」
廊下に出た後、エドガーが二人を追いかけて尋ねた。
「エドガー、少し準備が必要なの」
レティシアは彼に向き直った。
「この撤退には理由がある。私とクロヴィスで確認してくる」
「一体何が?」
「後で説明する。それまで追撃は待ってほしい」
エドガーは困惑したが、レティシアの強い意志を前に頷いた。
「わかりました。しかし危険は冒さないでください」
彼が去った後、クロヴィスはレティシアに向き合った。
「ヴァレリアンの『逆行』が影響しているのでしょうか」
「おそらく。彼が軍を退かせたのは、何か重大な事態が起きたからに違いない」
二人は急いで準備を整え、小さな斥候隊を率いて撤退する敵軍の後を追った。クロヴィスの未来視は、奇妙なことに霞んでいた。何か強力な力が未来を乱しているようだった。
◆◆◆
半日の追跡の末、彼らは森の中の小さな開拓地に辿り着いた。そこには、少数の兵士に囲まれ、木に縛り付けられたヴァレリアンの姿があった。彼は明らかに傷を負っており、疲労の色が濃かった。
「罠かもしれない」
クロヴィスは警戒しながら言った。
「未来視では確認できません。何かが視界を遮っています」
「それでも確かめる価値はあるわ」
レティシアは決意を固め、斥候隊を配置した。
「私たちは接触する。変事があれば合図する」
クロヴィスとレティシアは開拓地に近づいた。兵士たちは彼らに気づくと、すぐに武器を構えた。
「止まれ!」
先頭の兵士が叫んだ。
「何の用だ?」
「ヴァレリアン殿と話がある」
クロヴィスは冷静に答えた。
「彼が我々を呼んだのではないのか?」
兵士たちは困惑した表情を見せた。彼らは互いに視線を交わし、何かをひそひそと話し合っていた。
「待っていろ」
一人が言い残して去り、しばらくして戻ってきた。
「通せ。だが武器は置いていけ」
クロヴィスとレティシアは言われた通りに武器を預け、ヴァレリアンの元へと案内された。
近づくにつれ、彼の状態の深刻さが明らかになった。全身に打撲と切り傷があり、特に胸部には大きな傷があった。彼の紫色の瞳は、かつての輝きを失っていた。
「来てくれたか...」
彼は弱々しく言った。
「『視界』と『神の血』の継承者よ」
「何があった?」
レティシアが尋ねた。
「裏切り者の報いを受けた」
ヴァレリアンは苦笑した。
「ディアナが私の二重スパイ活動を察知したのだ。私がお前たちに情報を渡したことを」
「二重スパイ?」
クロヴィスは眉をひそめた。
「そうだ。実は私は長い間、ディアナと宰相の監視をしていた。彼らの計画——『時間収穫』の全貌を探るために」
彼は咳き込み、血を吐いた。
「もう時間がない。私の話を聞いてほしい。『時の紋章:逆行』について、そして神々の真の目的について」
クロヴィスとレティシアは兵士たちに目配せし、彼らが離れるのを確認してから頷いた。
「話せ」
「私は『時の神』ドルファの落とし子として生まれた」
ヴァレリアンは静かに語り始めた。
「人間の女性とドルファの間に生まれた子として、私は特別な存在だった。幼い頃から紫色の瞳を持ち、やがて『逆行』の力が目覚めた」
彼の目は遠い記憶を追うように曇った。
「最初は神の贈り物だと信じていた。時を巻き戻せる力——それは何度でもやり直しができる素晴らしい能力に思えた」
彼は苦々しく笑った。
「だが実際は、神々による呪いだった。彼らは私に『時間収穫』の道具としての役割を押し付けたのだ」
「時間収穫...」
レティシアは公開裁判の日のことを思い出した。
「そう。神々は人間界の時間を糧として生きている。彼らは定期的に人間から時間を奪い取る」
ヴァレリアンの声はさらに弱くなった。
「『時の紋章』は七つある。『視界』『逆行』『停止』『加速』『永遠』『始まり』『終わり』——これらは全て神々が残した力の断片だ。そして紋章を持つ者たちは、知らぬ間に神々の駒にされている」
「どういうことだ?」
クロヴィスが鋭く問うた。
「紋章の力を使えば使うほど、周囲の時間が神々に収穫されていく」
ヴァレリアンの言葉に、二人は息を呑んだ。
「私が『逆行』を使う度に、周囲の人々から少しずつ時間が奪われる。あなたの『視界』も同じだ」
クロヴィスは愕然とした。自分の能力が他者の時間を奪っていたとは——
「しかし、気づいた時には遅すぎた」
ヴァレリアンの声には後悔が滲んでいた。
「私は人間として育ち、人間を愛した。だからこそ、神々の真の目的を知ったとき、裏切られたと感じたのだ」
彼は深いため息をついた。
「『逆行』の力は、時間を巻き戻すことで起きた事象を変える。だが、その代償として周囲の人々から未来の時間を奪い取る。若返りのように見えても、実際は寿命を縮めているのだ」
レティシアはヴァレリアンを見つめた。
「だから神々に復讐を誓ったのね」
「そうだ」
彼は弱々しく頷いた。
「私は神々の手先を監視し、彼らの計画を阻止するために動いてきた。ミラドニア帝国に仕えたのも、ディアナと宰相の計画に近づくためだった」
「なぜ今、話すの?」
レティシアが静かに尋ねた。
「私の時間はもう長くない」
ヴァレリアンは胸の傷を見せた。
「ディアナの『始まり』の力で受けた傷は、通常の治癒法では治らない。そして私の『逆行』も、もはや効かない」
彼は弱々しく笑った。
「七つの紋章が全て集まれば、神々と対等に渡り合える力が生まれる。私はそれを信じている」
「七つ...」
クロヴィスは思案した。
「私の『視界』、レティシア様の中に眠る『停止』と『永遠』、あなたの『逆行』...」
「そして宰相の『加速』、ディアナの『始まり』」
ヴァレリアンは続けた。
「残る『終わり』の紋章の所在は不明だが、いずれ現れるだろう」
彼の声はさらに弱まっていった。
「ディアナは私の裏切りに気づき、激怒している。彼女は自ら前線に立つ準備を進めているはずだ」
クロヴィスとレティシアは視線を交わした。
「彼女の『始まり』の力は、物事の起源を操作できる。武器を錆びさせ、人を老化させ、建物を崩壊させる...そして今、その力が完全に目覚めつつある」
「どうすれば彼女を止められる?」
レティシアが尋ねた。
「あなたの『永遠』の力だ」
ヴァレリアンの目に一瞬、光が宿った。
「『永遠』は変化を拒絶する。『始まり』が物事を変えようとしても、『永遠』はそれを無効化できる」
レティシアは自分の手を見つめた。彼女の中に眠る力——それは未だ完全には目覚めておらず、制御もできていなかった。
「しかし...私はまだその力をコントロールできない」
「時が来れば、できるようになる」
ヴァレリアンは確信を持って言った。
「あなたの中の『神の血』は、他の紋章所有者とは違う。複数の紋章の力を持つその血は、神々に対抗できる可能性を秘めている」
彼は突然、激しく咳き込み始めた。大量の血が彼の口から溢れ出る。
「ヴァレリアン!」
レティシアが彼に駆け寄った。
「時間がない...」
彼は苦しそうに言った。
「最後に...あなたにこれを」
彼は震える手で青い宝石の杖を差し出した。
「これは『逆行』の紋章の力が宿った杖。もはや私には使えない。だが、あなたたちなら...」
クロヴィスが杖を受け取ると、紫色の光が一瞬、杖から放たれた。
「私の力は...あなたたちに委ねる...」
ヴァレリアンの声が弱まっていく。
「神々に...抗うために...」
彼の最後の言葉と共に、彼の紫色の瞳が閉じた。
◆◆◆
彼らはヴァレリアンの遺体を丁重に扱い、彼の最後の言葉を胸に刻んだ。クロヴィスは青い杖を確保し、レティシアと共にアーケン砦に戻る準備を始めた。
「彼の部下たちは?」
「彼らもまた、ディアナに追われる身だ」
クロヴィスは兵士たちを見渡した。
「我々と共に来るか?」
兵士たちは互いに顔を見合わせ、やがて一人が前に出た。
「ヴァレリアン殿は私たちに、あなた方に従うよう言い残しました」
彼は深く頭を下げた。
「我々は『時の神』の真実を知る者として、あなた方の力になりたい」
レティシアは彼らを見つめ、静かに頷いた。
「ならば一緒に戻りましょう。これからの戦いには、あなたたちの知識が必要です」
帰路の途中、クロヴィスは青い杖を研究していた。それは確かに特別な力を帯びていたが、どう使うべきかはまだわからなかった。
「バルドルに見せれば、何かわかるかもしれない」
レティシアが提案した。
「そうですね」
クロヴィスは頷いた。
「彼の『神の耳』があれば、この杖についての神々の声が聞こえるかもしれません」
二人は黙って歩き続けた。ヴァレリアンの言葉は、彼らの認識を大きく変えていた。これはもはや国家間の戦争ではなく、神々を巻き込んだより大きな戦いだったのだ。
◆◆◆
一方、ミラドニア帝国の本陣では、異様な雰囲気が漂っていた。中央のテントでは、聖女ディアナが儀式の準備を進めていた。彼女の周りには紫がかった靄が渦巻き、空間そのものが歪んでいるようだった。
「ヴァレリアンの裏切りは想定外でしたが、問題ありません」
彼女は宰相フォン・クラウスに向かって言った。
「彼の『逆行』など、私の『始まり』の前では取るに足らない」
宰相は不安そうな表情で彼女を見つめていた。
「しかし、『神の血』を持つ女性の存在は...」
「彼女の力はまだ目覚めたばかり」
ディアナは冷たく言い切った。
「制御もできていない。今こそ、彼女を倒すチャンスです」
彼女は儀式の円の中央に立った。
「『時の紋章:始まり』の力を完全に解放しましょう」
彼女の体から紫の光が溢れ出し、周囲の空間が大きく歪み始めた。テントの中の物体が老化し、崩れ始める。宰相はその光景に恐れをなした。
「こ、これは...」
「神の力です」
ディアナの声は不自然に反響していた。まるで複数の声が重なり合っているかのようだ。
「私は時の神ハロネウスの使徒として、『始まり』の力を世に放ちます」
彼女の姿が変貌し始めた。人間の形をしながらも、どこか異質な雰囲気を纏っている。
「準備を整えなさい、宰相」
彼女の赤い瞳が宰相を貫くように見つめた。
「三日後、我々は『王女軍』を完全に叩き潰す。そして、『神の血』の継承者から力を奪い取るのです」
宰相は震えながらも頷いた。彼には選択肢がなかった。彼もまた、神々の駒の一人に過ぎなかったのだから。
◆◆◆
アーケン砦に戻ったクロヴィスとレティシアは、すぐにバルドルを訪ねた。彼はまだ完全には回復していなかったが、意識ははっきりしていた。
「『逆行』の杖...」
バルドルは青い杖を見て目を見開いた。
「ヴァレリアンから受け継いだものです」
クロヴィスが説明すると、バルドルは慎重に杖に触れた。
「神の声が...聞こえる...」
彼の表情が変わり、まるで遠くの声に耳を傾けるように目を閉じた。
「何と?」
レティシアが身を乗り出した。
「神々は怒っている...」
バルドルの声は震えていた。
「ヴァレリアンの裏切りを...そして『神の血』の覚醒を...」
彼は苦しそうに目を開けた。
「三日後...『始まり』の力が完全に解放される...彼らは『時間収穫』の準備を進めている...」
クロヴィスとレティシアは視線を交わした。ヴァレリアンの警告通り、ディアナは行動を開始したのだ。
「私たちに勝機は?」
クロヴィスが尋ねた。
「『神の血』...」
バルドルはレティシアを見た。
「あなたの力が...唯一の希望です...」
レティシアは静かに頷いた。彼女の中に眠る力——まだ完全には理解していないその力が、神々に対抗する唯一の手段だというのだ。
「三日しかない」
クロヴィスは厳しい表情で言った。
「準備を始めましょう」
彼の視線がレティシアの瞳に深く滞り、そこに強い決意を見た。彼女は恐れていなかった。「神の血」を持つ者として、彼女は自分の運命に向き合う覚悟を決めていたのだ。
「エドガーを呼んでください」
レティシアは背筋を伸ばした。
「『王女軍』全体に新たな作戦を伝えます」
その声には、かつての「悪役令嬢」の面影はなく、一人の指揮官、「戦乙女」としての威厳が感じられた。
クロヴィスは静かに頷いた。彼らの戦いは新たな局面を迎えようとしていた。人間同士の戦争から、神々に対する戦いへと。
(続く)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる