太陽神は創造神の手に余る異世界で破壊神になるらしいので見物に行くことになった道中記

餅狐様

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第拾伍記 異形の剛神

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 あーちゃんを纏う光が消える。

 そこにありしは、巫女服をベースとした魔法少女を彷彿とさせるデザイン。
 腰ほどの長さの濃い桃色髪を高い位置でツインテールにし、山吹色に煌めく羽衣が実に神らしい。


「おばちゃまも中々やりおるのう! 年に似合わず魔法少女系アニメっぽくて可愛いのじゃよ!」
「あー様、そういう路線で攻めてくるとは……この豊受、誠に……誠に! 感服致しました! ……尊い……ですッ……!!」
「ま、まぁね。ほら煌ッ! 別にもーっと撮ってくれてもかまわないわよ」


 少し機嫌が戻ったのか、カメラに向かってくるりと一回転してポーズを取ってくれるあーちゃん。

 被写体が良いのだろう。
 派手目の衣装が全く浮いた感じがしない。
 それらを着こなすというよりかは、まるで従えているようだ。

「天照様ぁ愛しげだぁ。オラのために見せてくれてありがとうだぁ」
「あんたに見せるために着替えたわけじゃあねぇ!」


 憎悪に満ち満ちた目で睨みつけるせいでどうも主役映えしない。
 開幕既に、闇堕ちしているかのような風貌だ。
 確かに彼は気持ち悪い……が、何故にあーちゃんの炎をメラメラと燃え上がらせているのか俺には分からない。


「天照様ぁ、もうやめるだぁ。オラ達で戦う意味がないだぁ」
「嫌よ。Gチューバーになるんだから」
「Gチューバーってなんだぁ?」
「何であんたに説明する必要があんの? マジうぜぇ」


 火に油とはまさにこのこと。
 あーちゃんの怒りのボルテージは烈火の如し。
 俺は勇気を持ってインタビューを決行。


「あ、あのさ、あーちゃん。大変申し訳ないんだけど……その、何でそんなに怒っているんだい?」


「あ? こいつが、あたしを、汚したからだけど? めちゃんこ汚されたんですけど??」


「お、おばちゃま!? ま、まさかこやつと……」


 一瞬のピリリとした空気を飲む。
 目を細めうーちゃんは言い放つ。


「一夜を共にしたというのかの??」


「ちげぇぇぇえええ! よりにもよって、こんな異形とはありえないでしょ!」


 からかうだけからかって、キャッキャと俺の後ろに身を潜めるうーちゃんは、顔だけヒョいとだしてニシシと笑う。


「私がお二柱の解説を致しましょう。突然ですが、天岩戸あまのいわとの話はご存じでしょうか?」


「うん。確か……あーちゃんが引きこもったせいで太陽が無くなってみんなが困ったから、みんなで力を合わせて引きずり出したって話だっけ?」


「ざっくり言えばそうですね。その際にあー様を岩戸から引きずり出した神こそが、天手力雄あめのたぢからお様になります」


 これでようやく俺の中で話が繋がった。
 いくら何でもあれに、神というよりもモンスターと表現した方が適切なあれに、突然掴まれて力任せに引きずり出されたのならば、怒るだろう。


 俺だって触られたくないからな。
 あんなのに。


 太陽を取り戻すためにやむを得なかったとは言え、現代なら間違いなく強制わいせつ罪だ。


「とにかくそういうこと。あいつは、あたしのこの手を握ったの! 無断でよ!? あのみてくれで!!」


「今でも覚えてるだぁよ。天照様の手わぁ。柔らかくてぇ。温かくてぇ。触り心地がスベスベしてて良かっただぁ」


 彼の発言は、まさに悪寒もの。
 まるで、目当ての推しに触れてハイになったガチ恋のような顔面と発言、全てが不愉快だ。


「とりあえずぅ。無駄なことわぁ。やめるんだなぁ」


「あーちゃん、さっきの天叢雲剣エクスカリバーでサイコロステーキにしよう。見るに耐えない」


「……ダメよ」


「ええ!? 何で?」


「この空間はやつに有利になるようになってんのよね。特殊系や斬撃系の攻撃は無効化されんの。こんな感じでね」


 天叢雲剣をブンブン振り回す。
 しかし、何も起こらない。


「そういうわけなんだなぁ。だから、無駄な抵抗はやめて欲しいんだなぁ。オラに純粋な力で勝てる神なんていないんだなぁ」


「無駄かどうかは、やってみるまで分からんのじゃよ!」


 いつの間にか天之仙狐招現笛あめのせんこしょうげんぶえを手にしていたうーちゃんは走る。


「ちょっとウカッ! ダメッ!!」


 あーちゃんの制止を振り切り、異形の彼へと走りながら笛を吹き鳴らし鋭爪憑狐えいそうひようこを纏う。
 三狐眼みけつがんも最初から全力全開。
 真紅の輝きを放っていた。


「まだまだウチの力は、こんなものじゃあないのじゃ! 天奏あまつかなで! 朱呪憑誕しゅじゅひょうたん!」


 うーちゃんの尻尾についている模様が、白い気で大爪型に覆われた両手両足に絡みつくように浮かび上がった。


「斬撃など効かなくとも、殴り倒してやるからのう!」


 見た目通り、朱い呪物のような模様を帯びることで、よりパワーアップしたのだろう。
 スピードを犠牲にしたパワー型である赤い三狐眼なのに、それが伴っているように見受けられた。


「わわわわぁ。うかさまぁ。やめるんだなぁ」


「やめるわけがなかろうが! このでくのぼう! 散れぇい!」


 まさに捨て身の特攻。
 思い切り振りかぶった拳は、その醜い顔面に真正面から直撃した。
 その一撃はノーガード。
 流石に良いダメージにはなっているはずと俺はこの時、思っていた。


「なかなかぁ。良い拳なんだなぁ。うかさまぁ」


 ヤツは、自身の拳よりも大きいうーちゃんの拳の一撃にビクともしない。
 顔面に入ったと思っていた拳は、あと少しのところでヤツの手のひらに収まっていた。


「人の手をいつまでも、触っとるんじゃあないのじゃあ!」


 握られた右手を起点に空中蹴りへと移行。
 スピード、遠心力。
 火力を増強させる要因が重なった重い一撃。
 それはまさにヤツの脳天を貫こうとする槍。


「吹っ飛ぶのじゃ!!」


 しかし、その蹴りをなだめるのは、ヤツには造作もない。
 空いてる方の手で、焦る素振りも見せずに受け止めた。


「あぁ。凄く良い足をしてるんだなぁ。尻尾もキレイなんだなぁぁぁ」


 完全に身動きのとれなくなったうーちゃんの足を、先から付け根まで舐め回すようにヤツは見る。
 その言動と表情は変態の名に相応しい。
 そして尻尾のモフモフ……いや、緋袴ひばかま風のスカートに触ろうと三本目の手を伸ばす。 


「ど、どど、どこに触れようとしとるのじゃ! や、やめい! もう無理じゃぁぁ!! 気持ち悪いのじゃあ!」


 顔を赤らめ涙目のうーちゃんは霧のようにサーっと消え、こちらに戻ってきた。
 三狐眼みけつがんの紫の瞳の能力だ。
 先の出来事は幻影と化す。
 

「残念だぁ。もっと楽しみたかっただぁ」


 ヤツは指をくわえ、うーちゃんを見る。


「おばちゃま……あいつ気持ち悪すぎなのじゃ……」


 それは短い時間だった。
 とはいえ、まるでモチのようなムチムチした足。
 高級ウールにも引けを取らない良い毛並みの尻尾……は未遂だが。

 それらを、彼は汚した。


「どうしてヤツは、まるで何事も無かったかのように平気そうなの? あんなミサイルみたいな直線的な攻撃を受けたのに少しも動じないじゃん」


 俺は素朴な疑問をぶつける。


「はい。天手力雄様は腕力の神だからです。ありとあらゆる物理攻撃をその手の平で無効化できます。さらに手の力限定ではありますが、神々最強の力を授かっております。もっと言うと、相手の物理攻撃をあの四本の腕が自動で見切って防御が可能です。つまるところ、チートになりますね」



 なるほど。
 この空間は物理技以外、攻撃が通らない。
 且つ、自動防御で物理技は無効化される。
 死角は理論上、存在しないってわけだ。


「豊受様のぉ。言う通りなんだなぁ。三柱で束になってもオラには無駄な抵抗なんだぁ。やめて欲しいんだなぁ」


「トヨ、抱籠だきかごでみんなを守って」
「はい」


 よっちゃんは手早く抱籠を展開。
 姪っ子をも汚された憤怒に、満ち満ちとしたあーちゃんは一喝。


「もちろん抵抗してやるわよ! 秒もかからず終わらせてやるわ! お望み通り小手先の技無しの拳でね!」


 あーちゃんは身構える。
 彼までの距離はおおよそ二〇メートルといったところだろう。


 ――俺には速すぎて、理解が追い付かなかった。


 瞬きする間もなく彼の元へ瞬間移動。
 殴りつけた手を彼は何事も無く受け止めていた。



 ――ドンッ!!



 衝撃波が抱籠を揺るがす。
 映像に対して音が遅れてくる。
 まるで花火のように。


「今……何が起きたの??」


 素人の俺だ、仕方がない。
 俺は今、鳩が豆鉄砲をくらったような面をしているのだろう。


「あれはあー様の得意技、速拳はやのこぶしです。あー様を成すのは太陽、つまりは光。あー様の馬鹿力に光速のスピードを加えた単純なモノではあります。が、相手からしてみれば己がやられた事にすら気付けないまさに不可視の一撃になります。我々神々でもまともに見切れるのは三狐眼発動時の、うー様以外に数柱でしょう。少なくとも私には見切れませんよ。フフッ」


 まさにシンプルイズベスト。
 速くて重ければ強い。
 

「天照様の拳わぁ。凄くぅ。重いんだなぁ」
「きめぇんだよ! いちいち癪に障る野郎だなッ!」


 ヤツに握られる前に、拳を引っ込める。
 目にも止まらぬ速さで、あーちゃんは四方から殺意に満ちたパンチの嵐を繰り出しているのだろう。
 彼の手が人ならざる動きをしている。
 倍速再生でもしてるのかってくらい珍妙な動きだ。


 うーちゃんにはその様子が見えているのだろう。
 三狐眼の蒼目が終始絶え間なく動いている。
 俺とよっちゃんは置き去りだ。


「二人ともしょうがないのぉ。ウチの手を握って目を閉じるのじゃよ」


 言われた通りにうーちゃんの手を握り目を閉じる。
 なるほど、これはまるで映画館にいる気分だ。
 頭の中に鮮明に戦いの映像が投影され、サラウンドスピーカーでもあるかのように音が立体的に聞こえる。

 頭の中にうーちゃんの声が響く。


「二人とも聞こえておるかのー? 頭に言葉を思い浮かべるだけで今なら全員に伝わるから試してみるのじゃよ」


 まさにテレパシー。
 初めての感覚に心が躍った。

 話を戻すと、先程まで見えてなかった映像が普通に目で追える。
 そしてヤツについて、ヤツ自身目などほとんど使っていない。
 例えるなら、ハイスペックな演算処理能力を持つパソコンが瞬時に攻撃を判断し処理しているような状態だ。


 体感にして一分くらいだろう。
 あーちゃんはこっちサイド、抱籠前まで戻ってきた。


「流石は別天津神ことあまつかみに祝福されているだけあって一筋縄ではいかないわね」


 キリッとあーちゃんは睨みつける。
 あれだけの攻撃をしといて息一つ乱れない事に驚きだ。

 うーちゃんの目を通しているからなのだろう。
 高ぶる憎悪が赤黒いオーラとなって見えていた。


「はぁ……こんなすぐに見せたくなかったけど……勝てそうにもないしね。いいわよ、本気見せてやろうじゃない!」



 先程とは違う構えをとる。
 今まで見たことのないくらいの厳しい軽蔑の目をあーちゃんは彼へと向ける。


「本物の光速ってのを……見せてやるよ!」
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