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龍王と狐の来訪者
21話目 The calm before the storm. (嵐の前の静けさ)
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野を越え海を越え山を越え壁を越えると真っ先に目に入った物は、あの巨大な建造物でSFチックなビルのような造りを感じさせてくれた。
「この区画の兵士たちだけやけにみんな強そうね。よく訓練されている。まるで騎士みたい」
「当然じゃろう。此処に集いしは王都近衛兵第一師団。この五層に別れる王都の最終防衛ラインなのじゃからな!えっへん。三騎士共にも引けを取らない練度なのじゃ」
騎士って爵位とか貰って王族とか貴族に仕える仕事だと思うのだが、この世界だと意味合いが異なるのか?
そして、間近で見ると一層デカく感じるな。日本で1番大きい電波塔と同じ位大きいのではと思ったが、比べるだけ無駄だろう。何せ俺は実物を見たことがないのだ。もしかして、俺って田舎に住んでたのん?
建物と壁の間には世界一収容人数の多いメーデースタジアム並みに広大過ぎる演習場が設置されていた。そして建物へと続く演習場の中央を多くの兵士が見物するように大きく取り囲んでいた。
どうやら誰かが戦っているらしく、それに熱中しているのか兵士の誰1人として此方に視線を寄越さない。
近づく度に打ち合っている金属の音がまるで怪物の咆哮か何かみたいに次第に大きくなっていく。これが戦闘音か?どっちかっていうとこれでは突貫工事みたいにガンガンしてる。
バルドラちゃん!あんまり激しくしないで!
姫も同じことを思ったのだろう。抗議の声をあげていた
「にしても随分と賑やかなんですね」
「大方、我らが王と上級兵の誰かが実戦演習でもやってるのじゃろうて」
そう言って玉藻ちゃんは姫の手を引いて、密集する人垣の中を縫うように入り混んで行く。
「今回はあやつか」
取り囲んでいる前列部分に到着すると、音は最早、砲撃音を近くで聞かされてるのかと錯覚するほどに煩くなっている。誰か耳栓持ってない?
戦っている片方は既に還暦を迎えてそうな老人だ。だが、俺の知っている老人とは些か以上にかけ離れている。何故なら、老人は六尺五寸を超えるであろう筋骨隆々の老いを感じさせない大男だったからだ。
無骨な鎧から生えている大木のように太くがっしりとした四肢の至る所に、これまで数々の激戦を潜り抜けてきたであろう証がまざまざと残っており、自身が歴戦の猛者であると雄弁に物語っていた。
「《‥‥‥この人がいるなら、俺たち帰っていいんじゃないかな?》」
老人が手にしている偃月刀が豪快に振るわれる度に地面が爆ぜている。剣圧によるものだろうか。いや違うな。武器そのものが魔力を帯びているから何らかの魔法武器なのだろう。
もう片方は鋭い切れ目と獣耳が特徴の20代中頃の青年だった。青年は必死に老人の苛烈な攻撃を躱しながら遂には青年も反撃に転じる。攻撃を掻い潜り長さの違う双剣を振るったのだ。獲物の特性上、超至近距離なら矛と双剣どちらに部があるだろうか。素人考えでも後者だ。
懐に入られた老人は武器を捨てて拳骨で双剣を迎え撃ったのだ。拳と鋼の剣が打つかればどうなるかなど考えるまでもないだろう。
だが此処は異世界。魔力が有り魔法が存在する世界なのだ。俺の知っている常識を照らし合わせる方が間違っている。
つまりは、拳が双剣を押し返してそのまま青年を人垣の中にまで吹き飛ばしていた。
「今日はここまでじゃあ、マサァ」
「お、俺はまだやれます!」
青年は血を零しながら、フラフラと立ち上がり力無く剣を構えるが老人は諌める様に笑う。
「ヌハハハ。焦って無理をするでないわ。お主も武器も草臥れておる。それに‥‥‥我らが巫女のお帰りのようだしのう」
そう言って、青年から視線を外して老人は先ほどまでの武人の様な鋭い表情から一変して、ニカリと少年の様な朗らかな笑みを見せて、此方に目を向けた。
「玉巫女よ。ふらっと暫く消えたと思ったら、なんじゃあ其奴らは」
太刀の中で最も重い刃を備えた偃月刀を片手一本で軽々と肩に担ぎながら、不敵な笑みと共に地面を一歩一歩踏み鳴らして老人は此方に歩み寄り俺たちを見下ろす。
肉体の厚みのせいだろうか。近くに寄られて来る度に圧迫感が次第に増し、肌がビリつき血が沸き立つ感じがする。緑鬼の禍々しさとは違う、また別種の強さ。これが武人が練り上げた強者の纏う空気ってやつだろうか。
「前に言うたじゃろ。近々来る刺客から主の身を守る為に強き者を呼ぶと」
げんなりとした声色で玉藻ちゃんは答えるが、その答えに納得していない、マサと呼ばれていた切れ目の獣人の青年が肩で大きく息をしながら老人と俺たちの間を阻むように割って入って来る。
「この者たちが強い?巫女様には失礼ですが、自分には其の様な得体の知れない女と小さなワイバーン如きに王を護れるとは到底思えません。腕は確かなのですか?」
暗殺といえば、俺たちが守るよう頼まれた人物って確かこの国の王だったよな?
つまりは目の前の厳つい老人が王様なのか。なるほど、なるほど……。改めて考えると、俺たちの存在が必要なのかたしかに疑問になるな。暗殺の利点って無防備な対象を相手に先手を取れる事だと俺は思うのね。
けれど、神通力で先読みされて警戒された状況で一国の王様を暗殺なんて、かなりハードル高いと思うわけよ。
まあ、マッハ20で動くどこぞの軟体先生を暗殺するよりはマシだとは思うが、難しいことに変わりはない。何が言いたいのかって言うと、今からでも帰れるなら帰りたいわけよね。だってこんな魑魅魍魎が集まる異世界で殺し屋やってるんだぜ?君子危うきに近寄らずってやつだ。
この人の口上で姫が怒って帰れればいいなーなんて考えてた俺の期待通りに姫の綺麗な眉間には今現在、深いシワが寄せられている。明らかな嫌悪を隠そうともせず切れ目の若者にメンチを切ってる。薄々感づいていたが、姫は短気だな。煽り耐性無さ過ぎて俺は心配だよ。
「女。その目はなんだ?」
だが、ここで俺の期待は儚く水泡に帰すことになる
「私を軽んじるのは勝手です。けど偉大なる龍王様への侮辱は取り消せ。
彼はワイバーンじゃ無いし、それにお前の100億倍強い」
嘘!姫の私に対する期待値が高すぎぃ!仮に相手が1だとしても100億の戦闘力。あるあ、流石にそれはねーよ。
静かに言葉を告げる姫の身体からは白い冷気が発せられて、場の空気を5℃程下げる
何で5℃程下がったと分かるのかと云えば、恐らくは変温動物であろう龍は外界の微妙な気温変化にも敏感なのだ‥‥‥そういうことにしておこう。知らんけど。
「大した妄言だな。女ぁ!取り消さなければどうなると言うんだ?」
若者が握っている剣に力が籠もる。売り言葉に買い言葉。バチリと姫と清正の眼光が見えない火花を散らせ、外野はそれに唯々圧倒されて、静まり返ってしまっている
「この区画の兵士たちだけやけにみんな強そうね。よく訓練されている。まるで騎士みたい」
「当然じゃろう。此処に集いしは王都近衛兵第一師団。この五層に別れる王都の最終防衛ラインなのじゃからな!えっへん。三騎士共にも引けを取らない練度なのじゃ」
騎士って爵位とか貰って王族とか貴族に仕える仕事だと思うのだが、この世界だと意味合いが異なるのか?
そして、間近で見ると一層デカく感じるな。日本で1番大きい電波塔と同じ位大きいのではと思ったが、比べるだけ無駄だろう。何せ俺は実物を見たことがないのだ。もしかして、俺って田舎に住んでたのん?
建物と壁の間には世界一収容人数の多いメーデースタジアム並みに広大過ぎる演習場が設置されていた。そして建物へと続く演習場の中央を多くの兵士が見物するように大きく取り囲んでいた。
どうやら誰かが戦っているらしく、それに熱中しているのか兵士の誰1人として此方に視線を寄越さない。
近づく度に打ち合っている金属の音がまるで怪物の咆哮か何かみたいに次第に大きくなっていく。これが戦闘音か?どっちかっていうとこれでは突貫工事みたいにガンガンしてる。
バルドラちゃん!あんまり激しくしないで!
姫も同じことを思ったのだろう。抗議の声をあげていた
「にしても随分と賑やかなんですね」
「大方、我らが王と上級兵の誰かが実戦演習でもやってるのじゃろうて」
そう言って玉藻ちゃんは姫の手を引いて、密集する人垣の中を縫うように入り混んで行く。
「今回はあやつか」
取り囲んでいる前列部分に到着すると、音は最早、砲撃音を近くで聞かされてるのかと錯覚するほどに煩くなっている。誰か耳栓持ってない?
戦っている片方は既に還暦を迎えてそうな老人だ。だが、俺の知っている老人とは些か以上にかけ離れている。何故なら、老人は六尺五寸を超えるであろう筋骨隆々の老いを感じさせない大男だったからだ。
無骨な鎧から生えている大木のように太くがっしりとした四肢の至る所に、これまで数々の激戦を潜り抜けてきたであろう証がまざまざと残っており、自身が歴戦の猛者であると雄弁に物語っていた。
「《‥‥‥この人がいるなら、俺たち帰っていいんじゃないかな?》」
老人が手にしている偃月刀が豪快に振るわれる度に地面が爆ぜている。剣圧によるものだろうか。いや違うな。武器そのものが魔力を帯びているから何らかの魔法武器なのだろう。
もう片方は鋭い切れ目と獣耳が特徴の20代中頃の青年だった。青年は必死に老人の苛烈な攻撃を躱しながら遂には青年も反撃に転じる。攻撃を掻い潜り長さの違う双剣を振るったのだ。獲物の特性上、超至近距離なら矛と双剣どちらに部があるだろうか。素人考えでも後者だ。
懐に入られた老人は武器を捨てて拳骨で双剣を迎え撃ったのだ。拳と鋼の剣が打つかればどうなるかなど考えるまでもないだろう。
だが此処は異世界。魔力が有り魔法が存在する世界なのだ。俺の知っている常識を照らし合わせる方が間違っている。
つまりは、拳が双剣を押し返してそのまま青年を人垣の中にまで吹き飛ばしていた。
「今日はここまでじゃあ、マサァ」
「お、俺はまだやれます!」
青年は血を零しながら、フラフラと立ち上がり力無く剣を構えるが老人は諌める様に笑う。
「ヌハハハ。焦って無理をするでないわ。お主も武器も草臥れておる。それに‥‥‥我らが巫女のお帰りのようだしのう」
そう言って、青年から視線を外して老人は先ほどまでの武人の様な鋭い表情から一変して、ニカリと少年の様な朗らかな笑みを見せて、此方に目を向けた。
「玉巫女よ。ふらっと暫く消えたと思ったら、なんじゃあ其奴らは」
太刀の中で最も重い刃を備えた偃月刀を片手一本で軽々と肩に担ぎながら、不敵な笑みと共に地面を一歩一歩踏み鳴らして老人は此方に歩み寄り俺たちを見下ろす。
肉体の厚みのせいだろうか。近くに寄られて来る度に圧迫感が次第に増し、肌がビリつき血が沸き立つ感じがする。緑鬼の禍々しさとは違う、また別種の強さ。これが武人が練り上げた強者の纏う空気ってやつだろうか。
「前に言うたじゃろ。近々来る刺客から主の身を守る為に強き者を呼ぶと」
げんなりとした声色で玉藻ちゃんは答えるが、その答えに納得していない、マサと呼ばれていた切れ目の獣人の青年が肩で大きく息をしながら老人と俺たちの間を阻むように割って入って来る。
「この者たちが強い?巫女様には失礼ですが、自分には其の様な得体の知れない女と小さなワイバーン如きに王を護れるとは到底思えません。腕は確かなのですか?」
暗殺といえば、俺たちが守るよう頼まれた人物って確かこの国の王だったよな?
つまりは目の前の厳つい老人が王様なのか。なるほど、なるほど……。改めて考えると、俺たちの存在が必要なのかたしかに疑問になるな。暗殺の利点って無防備な対象を相手に先手を取れる事だと俺は思うのね。
けれど、神通力で先読みされて警戒された状況で一国の王様を暗殺なんて、かなりハードル高いと思うわけよ。
まあ、マッハ20で動くどこぞの軟体先生を暗殺するよりはマシだとは思うが、難しいことに変わりはない。何が言いたいのかって言うと、今からでも帰れるなら帰りたいわけよね。だってこんな魑魅魍魎が集まる異世界で殺し屋やってるんだぜ?君子危うきに近寄らずってやつだ。
この人の口上で姫が怒って帰れればいいなーなんて考えてた俺の期待通りに姫の綺麗な眉間には今現在、深いシワが寄せられている。明らかな嫌悪を隠そうともせず切れ目の若者にメンチを切ってる。薄々感づいていたが、姫は短気だな。煽り耐性無さ過ぎて俺は心配だよ。
「女。その目はなんだ?」
だが、ここで俺の期待は儚く水泡に帰すことになる
「私を軽んじるのは勝手です。けど偉大なる龍王様への侮辱は取り消せ。
彼はワイバーンじゃ無いし、それにお前の100億倍強い」
嘘!姫の私に対する期待値が高すぎぃ!仮に相手が1だとしても100億の戦闘力。あるあ、流石にそれはねーよ。
静かに言葉を告げる姫の身体からは白い冷気が発せられて、場の空気を5℃程下げる
何で5℃程下がったと分かるのかと云えば、恐らくは変温動物であろう龍は外界の微妙な気温変化にも敏感なのだ‥‥‥そういうことにしておこう。知らんけど。
「大した妄言だな。女ぁ!取り消さなければどうなると言うんだ?」
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