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龍王と狐の来訪者
56話目
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光を遮断した真っ暗な世界で俺は怪物の肉体を解体していた。なんでこんな事をしていたんだっけ?そんなことが頭を過ぎるが手は止めない。……ああ。思い出した。目の前の薄汚い肉の化け物がこの美しい世界でドブのような息を吐き散らして生きているのが堪らなく我慢ならないからだ。相応しくない。こいつだけじゃない。どいつもこいつも生きるに値しない。全員死ねば────これは誰の意識だ?しっかりしろ、俺。何物騒なこと考えてるんだ、並列思考なんてスキルを獲得した覚えはないぞ。俺が持ってるスキルなんて失恋耐性Lv.25くらいなものだ
そんな負け犬スキルはいらない?恋愛敗北者……だと?ハァ…ハァ…取り消せよ、今の言葉!このスキルは俺の勲章だ。バカにすんじゃねえ!!
まあ冗談は兎も角、贅沢は言いたくないがもっと相手をざまぁ!してやれるスキルが欲しい。いや
ぶっちゃけ貰える便利なスキルならこの際なんでも良い。個人的には人に好かれるスキルが望ましい。くっくっく、龍王アーカーシャが命じる。お前らは俺の下僕になれ!……何だろう、途中からすごい虚しくなりそう。やはり、王の力は俺を孤独にするのか
「《気持ち悪っ》」
アナムの破壊光線を喰らった反動だろうか?気分が最高に悪いし、心がささくれ立っている感じがする。思春期特有の触れるもの皆傷つけるジャックナイフ現象だろうか?あー、暴れてぇ。ナイフペロペロしてぇ。
先程まで俺の霞がかっていた鈍い意識が覚醒すると、猛烈な吐き気を催す赤が目の前には広がっていると認識できた。指は深紅に濡れていて、当分は気持ちの悪い感触を思い出させてくれそうだ
暗闇の中で、苦悶に満ちた声をじんわりと漏らしながらアナムが命乞いをしていた
「やめで……ごろざないで」
心が僅かに痛むが、こいつはさっきまでこの国全員を殺し尽くそうとしていた。命乞いされようと許すわけにはいかない。
俺が空間を元に戻すと太陽の優しい光が闇を晴らしていく。既に桐壺を覆っていた巨大な肉塊な大部分は解体され尽くしていた。今や当初の右手部分しかアナムの部位は残ってはいない。これ以上やっていたら、俺は桐壺ごと殺していただろう。人をもう少しで……
辛うじて存在だけは出来ているけアナムは狼狽している
「わ、わだじを殺せば、こ、ごの娘も死ぬぞ!?それで良いのか!!?」
惨めな足掻きだった。同情してしまうほどに
それは子供のみっともない悲鳴のような懇願に似ていた。それがどうしよもなく心の奥底の方で不快に感じる
「《……脅しのつもりか?》」
「ち、ちが。そうだ!私こごで死にたぐない。この子を元に戻す。だから、代わりに……代わりに!!「《いいよ。桐壺を何の問題もなく元に戻す。けど万全にだ。少しでも問題があったらお前を殺す》」
「ほ、本当だな?」
返事はせず、俺はそれに笑みをもって応える
「信じていいんだな!?」
「《早くやれ》」
一瞬だけ桐壺の体が鈍く光り、遅れて全身の刺青がアナムの元へ引いていく。意識は戻っていないが昨日最初に会った時と比べて顔色も良くなって変わった様子はない。風化していた手足も元に戻っており、もう大丈夫だと確信できた
「さ、さあ。これで元に戻したぞ。これでいいだろう」
「《……》」
「《例え、その昔、お前が捨てられて凍えている子犬を助けたことがあったとしよう……》」
「何を言っで」
「《でも死ね》」
「待っで」
「《とある賢狼は言いました。嘘を付く時に大事なのは内容ではなく、なぜ嘘をつくのかというその状況だと》」
「や、約束は……?」
「《問題があったら殺すと言った。お前を生かすと問題になる。だから殺す。それにお前はこの国全員を殺そうとしたんだ。何十万、或いは何百万。それを1人助けたくらいで、無かったことにすると?そんな話があると本気で思ったのか?》」
────ごめん。と心の中で小さく謝りながら、心を押し殺して只々粛々とそう告げた。アナムは命乞いするばかりであった。苛立ちばかりが募る。やめてくれ、俺だって殺したくはない。
だけど、俺が見逃した結果、今回と同じ事が起きて、アーカーシャが不在だった時に。俺はそのことに対する責任を取れないのだから、絶対に。何があっても。こいつを今ここで殺さないといけない。
「《だけどせめて優しく殺してあげるよ。それが俺なりの慈悲だ。なんなら祈る時間もくれてやる。神様の元へ呼んでもらえるように》」
「ああ……やめて、そんな、嫌。もう嫌だ。消えるのは。寂しい。怖い。苦しいんだ」
人は救いを求めるとき神に祈る。
ならば、化け物は何に祈れば良いのだろう。祈る対象さえ存在せず、求めることすら出来ずに、救済も償いも無く、死んだら何処に行き着くんだろう。化け物は
馬鹿みたいに手が震えている。殺すのは2度目だ。1度目は緑鬼。2度目は毒魂。もしかして3度目もあるのだろうか……
思えば俺は何のために。誰のために。こんな転生をしているのだろう。転生を自分から望んだわけではなく、未だに何の事情も判ってない。巻き込まれているだけだ。しかも人ではなく龍。最早どんなに望んでも人並みの人生を送る事すらできない。
姫の下にいて、待っているのはこれに似た戦いの毎日じゃないのか?何度か戦ってみて、俺はそもそも戦いが好きではないことが分かった。殺すのも殺されるのももうウンザリだ。これが終わったら姫との契約破棄してどこか人のいない場所に引き篭もろう。そうだ。そうしよう。それが良いと決意して、俺はアナムを殺す為に大きく翼を広げる
「ねえ、偉大なる龍王様」
考え事をしていたせいだろうか。いつの間にか白い彼女が背後に立っているのが分かった。息遣いと気配で声をかけるまえから背後に立っているのが誰か分かってはいた
「奇跡を起こした事ありますか?」
姫は何を言っているんだろう
姫は言葉を区切りながら口をゆっくりと動かす
「《……あるよ。起こしたというか、奇跡が起きたから此処にいるんだからな》」
「私の夢はとある奇跡を起こす事です。だけど私はとても弱い。だから時々奇跡の存在を信じられなくなるの」
「でも貴方の強さが弱い私に勇気をくれる」
「そんな貴方の強さに弱い私は励まされてるの」
「ううん。貴方の強さは、弱い私の……いつかきっと弱いみんなの希望になる。と勝手だけど信じてるわ」
姫は自分の掌を見ている。いや、そこを通して何処か別の何かを見ているようだった
「《なんだよ、それ。本当に勝手だな》」
「だから、偉大なる龍王様。私のもとにいてくれませんか?」
差し出された小さな掌を見て、何故か笑みが溢れた
「《……ああ。そう言ってもらえて嬉しいよ。ありがとな》」
震えはもう止まっていた。心は静まっていて、目を閉じて感謝を告げる。
すると彼女の手の甲と俺の胸あたりの消えかかっていた文字が再度クッキリと濃くなって現れた
「はい。これで再度契約を結び直しました」
「《……へっ!?》」
「ふう。危なかったわ。契約が殆ど無効になりかかってたから。はい、これで契約成立ね」
「《なん、だと?俺の感動を返せ!》」
白い悪魔のような女は口を半月にして、邪悪な笑みを浮かべている
「ああ、それと契約にもう一つ条件を付け加えて良いですか?」
「《もう好きにしたら良いんじゃないすかね》」
「力を振るうなとは言いません、でも、力の振るい方を間違えないで下さい。貴方は偉大なる龍王様なんですから」
「そんな化け物みたいに暴れて相手を殺さなくても解決する手段はありますよ。困った時には私に頼る。良いですね?」
「《へいへい……》」
力の振るい方。今の俺は思いがけず得た大きな力に闇雲に振り回されてるだけなのだろうか。
大いなる力には大いなる責任が伴う。どこぞのスーパーヒーローも大切にしていた格言だ。俺も大切にしようと心に強く決めた
「《じゃあ早速とお手並み拝見させて貰っていいですかね。解決方法他にあるのか》」
見てなさいと言わんばかりに、アナムの元へと雪姫はゆっくりと立つ
「ねえ、そこの貴方。お名前、教えてくれる?」
虚な瞳でアナムは姫を見上げている
「ア……アナム」
「アナム。そう貴方が毒魂なのね。契約と魂を司る始祖。契約って言葉私好きよ。良い言葉よね。じゃあ、貴方に合わせて契約を結びましょうか?」
「そうすればもう誰も死なないで済むわ。それとも」
「……む、結びまず。だがら」
今のアナムにとっては、その容姿も相まって姫は救いの天使にでも見えるのだろうと、俺は思わずにはいはれなかった
そんな負け犬スキルはいらない?恋愛敗北者……だと?ハァ…ハァ…取り消せよ、今の言葉!このスキルは俺の勲章だ。バカにすんじゃねえ!!
まあ冗談は兎も角、贅沢は言いたくないがもっと相手をざまぁ!してやれるスキルが欲しい。いや
ぶっちゃけ貰える便利なスキルならこの際なんでも良い。個人的には人に好かれるスキルが望ましい。くっくっく、龍王アーカーシャが命じる。お前らは俺の下僕になれ!……何だろう、途中からすごい虚しくなりそう。やはり、王の力は俺を孤独にするのか
「《気持ち悪っ》」
アナムの破壊光線を喰らった反動だろうか?気分が最高に悪いし、心がささくれ立っている感じがする。思春期特有の触れるもの皆傷つけるジャックナイフ現象だろうか?あー、暴れてぇ。ナイフペロペロしてぇ。
先程まで俺の霞がかっていた鈍い意識が覚醒すると、猛烈な吐き気を催す赤が目の前には広がっていると認識できた。指は深紅に濡れていて、当分は気持ちの悪い感触を思い出させてくれそうだ
暗闇の中で、苦悶に満ちた声をじんわりと漏らしながらアナムが命乞いをしていた
「やめで……ごろざないで」
心が僅かに痛むが、こいつはさっきまでこの国全員を殺し尽くそうとしていた。命乞いされようと許すわけにはいかない。
俺が空間を元に戻すと太陽の優しい光が闇を晴らしていく。既に桐壺を覆っていた巨大な肉塊な大部分は解体され尽くしていた。今や当初の右手部分しかアナムの部位は残ってはいない。これ以上やっていたら、俺は桐壺ごと殺していただろう。人をもう少しで……
辛うじて存在だけは出来ているけアナムは狼狽している
「わ、わだじを殺せば、こ、ごの娘も死ぬぞ!?それで良いのか!!?」
惨めな足掻きだった。同情してしまうほどに
それは子供のみっともない悲鳴のような懇願に似ていた。それがどうしよもなく心の奥底の方で不快に感じる
「《……脅しのつもりか?》」
「ち、ちが。そうだ!私こごで死にたぐない。この子を元に戻す。だから、代わりに……代わりに!!「《いいよ。桐壺を何の問題もなく元に戻す。けど万全にだ。少しでも問題があったらお前を殺す》」
「ほ、本当だな?」
返事はせず、俺はそれに笑みをもって応える
「信じていいんだな!?」
「《早くやれ》」
一瞬だけ桐壺の体が鈍く光り、遅れて全身の刺青がアナムの元へ引いていく。意識は戻っていないが昨日最初に会った時と比べて顔色も良くなって変わった様子はない。風化していた手足も元に戻っており、もう大丈夫だと確信できた
「さ、さあ。これで元に戻したぞ。これでいいだろう」
「《……》」
「《例え、その昔、お前が捨てられて凍えている子犬を助けたことがあったとしよう……》」
「何を言っで」
「《でも死ね》」
「待っで」
「《とある賢狼は言いました。嘘を付く時に大事なのは内容ではなく、なぜ嘘をつくのかというその状況だと》」
「や、約束は……?」
「《問題があったら殺すと言った。お前を生かすと問題になる。だから殺す。それにお前はこの国全員を殺そうとしたんだ。何十万、或いは何百万。それを1人助けたくらいで、無かったことにすると?そんな話があると本気で思ったのか?》」
────ごめん。と心の中で小さく謝りながら、心を押し殺して只々粛々とそう告げた。アナムは命乞いするばかりであった。苛立ちばかりが募る。やめてくれ、俺だって殺したくはない。
だけど、俺が見逃した結果、今回と同じ事が起きて、アーカーシャが不在だった時に。俺はそのことに対する責任を取れないのだから、絶対に。何があっても。こいつを今ここで殺さないといけない。
「《だけどせめて優しく殺してあげるよ。それが俺なりの慈悲だ。なんなら祈る時間もくれてやる。神様の元へ呼んでもらえるように》」
「ああ……やめて、そんな、嫌。もう嫌だ。消えるのは。寂しい。怖い。苦しいんだ」
人は救いを求めるとき神に祈る。
ならば、化け物は何に祈れば良いのだろう。祈る対象さえ存在せず、求めることすら出来ずに、救済も償いも無く、死んだら何処に行き着くんだろう。化け物は
馬鹿みたいに手が震えている。殺すのは2度目だ。1度目は緑鬼。2度目は毒魂。もしかして3度目もあるのだろうか……
思えば俺は何のために。誰のために。こんな転生をしているのだろう。転生を自分から望んだわけではなく、未だに何の事情も判ってない。巻き込まれているだけだ。しかも人ではなく龍。最早どんなに望んでも人並みの人生を送る事すらできない。
姫の下にいて、待っているのはこれに似た戦いの毎日じゃないのか?何度か戦ってみて、俺はそもそも戦いが好きではないことが分かった。殺すのも殺されるのももうウンザリだ。これが終わったら姫との契約破棄してどこか人のいない場所に引き篭もろう。そうだ。そうしよう。それが良いと決意して、俺はアナムを殺す為に大きく翼を広げる
「ねえ、偉大なる龍王様」
考え事をしていたせいだろうか。いつの間にか白い彼女が背後に立っているのが分かった。息遣いと気配で声をかけるまえから背後に立っているのが誰か分かってはいた
「奇跡を起こした事ありますか?」
姫は何を言っているんだろう
姫は言葉を区切りながら口をゆっくりと動かす
「《……あるよ。起こしたというか、奇跡が起きたから此処にいるんだからな》」
「私の夢はとある奇跡を起こす事です。だけど私はとても弱い。だから時々奇跡の存在を信じられなくなるの」
「でも貴方の強さが弱い私に勇気をくれる」
「そんな貴方の強さに弱い私は励まされてるの」
「ううん。貴方の強さは、弱い私の……いつかきっと弱いみんなの希望になる。と勝手だけど信じてるわ」
姫は自分の掌を見ている。いや、そこを通して何処か別の何かを見ているようだった
「《なんだよ、それ。本当に勝手だな》」
「だから、偉大なる龍王様。私のもとにいてくれませんか?」
差し出された小さな掌を見て、何故か笑みが溢れた
「《……ああ。そう言ってもらえて嬉しいよ。ありがとな》」
震えはもう止まっていた。心は静まっていて、目を閉じて感謝を告げる。
すると彼女の手の甲と俺の胸あたりの消えかかっていた文字が再度クッキリと濃くなって現れた
「はい。これで再度契約を結び直しました」
「《……へっ!?》」
「ふう。危なかったわ。契約が殆ど無効になりかかってたから。はい、これで契約成立ね」
「《なん、だと?俺の感動を返せ!》」
白い悪魔のような女は口を半月にして、邪悪な笑みを浮かべている
「ああ、それと契約にもう一つ条件を付け加えて良いですか?」
「《もう好きにしたら良いんじゃないすかね》」
「力を振るうなとは言いません、でも、力の振るい方を間違えないで下さい。貴方は偉大なる龍王様なんですから」
「そんな化け物みたいに暴れて相手を殺さなくても解決する手段はありますよ。困った時には私に頼る。良いですね?」
「《へいへい……》」
力の振るい方。今の俺は思いがけず得た大きな力に闇雲に振り回されてるだけなのだろうか。
大いなる力には大いなる責任が伴う。どこぞのスーパーヒーローも大切にしていた格言だ。俺も大切にしようと心に強く決めた
「《じゃあ早速とお手並み拝見させて貰っていいですかね。解決方法他にあるのか》」
見てなさいと言わんばかりに、アナムの元へと雪姫はゆっくりと立つ
「ねえ、そこの貴方。お名前、教えてくれる?」
虚な瞳でアナムは姫を見上げている
「ア……アナム」
「アナム。そう貴方が毒魂なのね。契約と魂を司る始祖。契約って言葉私好きよ。良い言葉よね。じゃあ、貴方に合わせて契約を結びましょうか?」
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