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第8話 悪役令嬢キレる
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こうして私はクリスをお持ち帰りしたのです……が、それがきっかけとなって前世の記憶が次第に戻ってきたのです。
ここは『剣の乙女のエンゲージ』の世界――
クリスはヒロインで、この私は悪役令嬢――
その記憶が戻った時は冷や汗もんでした。
まあ、やっちまったもんはしょうがない。
それに設定にない指輪紛失事件から、クリスの指輪を盗んだ乙女ゲームを知る転生者がいる可能性が高い。
きっと、その転生者はクリスに成りすまして学園に入学するつもりなのでしょう。
そう踏んでクリスを専属侍女にしてショーテルという偽名を与えて一緒に入学したの。
指輪を取り戻し、ショーテルと攻略対象の仲を取り持つために。
本編では攻略対象と結ばれて大団円ですが、後日談で異形の王が復活します。
この異形の王を倒せるのは剣の聖女が変身した『絆の剣』だけ。
しかも、攻略対象との親密度が剣の強さに反映されるので、ショーテルが攻略をしないと世界が滅ぶの。
きっと、ショーテルから指輪を盗んだ転生者は本編しかプレイしていないニワカなのでしょう。
指輪があれば自分がヒロインになれると思ったんでしょうけど、後日談でエストック家が剣の聖女の傍流であるのが判明するの。
剣の紋章の指輪は聖女の証明に必要だけど別に何の力もない。
必要なのは聖女の血筋で、偽物のクリスでは『絆の剣』に変身できず異形の王が復活した時に困った事になる。
しかも『絆の剣』を使えるのは王家の血を引いている攻略対象だけなんです。
なので本物の聖女がその誰かを攻略しないと『絆の剣』がヨワヨワで使いものにならない。
はたして入学式で登場した偽クリスことサワラーさんは本編しかプレイしてないにわか転生者だった。
私がいくら説得しても悪役令嬢の言うことなんて信じられないの一点張り。
しかも、殿下や側近達を攻略してからは一緒になって私を攻撃し始めたの。
仕事のできない殿下達は生徒会の仕事を山積み状態にしており、諸先生方や各委員の生徒達が困り果て、仕方なしと尻拭いしていた私に対してだ。
もともと権力のごり押しで生徒会長となって役員も自分の側近で固めたくせに、偽クリスと遊び回って仕事放棄とかどんだけですか!
もういい知らん!
私はキレた。
こうなったら生徒会室を占拠してショーテルを引っ張り込み、キャッキャウフフの2人だけの世界を築いてやるんだから!
ここは『剣の乙女のエンゲージ』の世界――
クリスはヒロインで、この私は悪役令嬢――
その記憶が戻った時は冷や汗もんでした。
まあ、やっちまったもんはしょうがない。
それに設定にない指輪紛失事件から、クリスの指輪を盗んだ乙女ゲームを知る転生者がいる可能性が高い。
きっと、その転生者はクリスに成りすまして学園に入学するつもりなのでしょう。
そう踏んでクリスを専属侍女にしてショーテルという偽名を与えて一緒に入学したの。
指輪を取り戻し、ショーテルと攻略対象の仲を取り持つために。
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この異形の王を倒せるのは剣の聖女が変身した『絆の剣』だけ。
しかも、攻略対象との親密度が剣の強さに反映されるので、ショーテルが攻略をしないと世界が滅ぶの。
きっと、ショーテルから指輪を盗んだ転生者は本編しかプレイしていないニワカなのでしょう。
指輪があれば自分がヒロインになれると思ったんでしょうけど、後日談でエストック家が剣の聖女の傍流であるのが判明するの。
剣の紋章の指輪は聖女の証明に必要だけど別に何の力もない。
必要なのは聖女の血筋で、偽物のクリスでは『絆の剣』に変身できず異形の王が復活した時に困った事になる。
しかも『絆の剣』を使えるのは王家の血を引いている攻略対象だけなんです。
なので本物の聖女がその誰かを攻略しないと『絆の剣』がヨワヨワで使いものにならない。
はたして入学式で登場した偽クリスことサワラーさんは本編しかプレイしてないにわか転生者だった。
私がいくら説得しても悪役令嬢の言うことなんて信じられないの一点張り。
しかも、殿下や側近達を攻略してからは一緒になって私を攻撃し始めたの。
仕事のできない殿下達は生徒会の仕事を山積み状態にしており、諸先生方や各委員の生徒達が困り果て、仕方なしと尻拭いしていた私に対してだ。
もともと権力のごり押しで生徒会長となって役員も自分の側近で固めたくせに、偽クリスと遊び回って仕事放棄とかどんだけですか!
もういい知らん!
私はキレた。
こうなったら生徒会室を占拠してショーテルを引っ張り込み、キャッキャウフフの2人だけの世界を築いてやるんだから!
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