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1535 それが答えか
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砂漠に吹いた一陣の風が、赤い髪の女戦士レイチェルの髪を撫でる。
数メートルの距離を空けて向い合うのは、帝国軍第一師団長レイ・ランデル。
レイチェルはレイ・ランデルが話し終えるまで、その場から一歩も動かなかった。戦場で黙って敵の話しを聞く事など到底考えられないが、レイチェルはそれでも最後まで聞かねばならないと判断した。
なぜならこの男は、ウィッカー・バリオスの師である、ブレンダン・ランデルと同じ姓であったからだ。
それは直感だった。だがこの帝国の地で対峙した男が、ランデルを名乗ったのだ。
レイチェルにはこれが単なる偶然だとは、どうしても思えなかった。そしてやはりそれは間違いではなかった。
「・・・クラレッサから三~四代くらいまでは、同じ土地に住んでいたそうだ。だが更に世代が変われば、いつまでも同じままのわけはない。俺の曽祖父は帝国に移住を移した。当時帝国は戦争からの復興を完全に遂げており、再び隆盛を極めていた。身分を問わない実力主義に強く共感した曾祖父は、帝国で力を付けて着実に地位を上げていった。そして俺の代で師団長まで上り詰めた・・・・・」
そこで言葉を切ると、レイ・ランデルは深く息を吐いて空を見上げた。
そしてゆっくりと顔を下して、レイチェルの目を見つめた。
話す事は話した。
「・・・・・クラレッサの話しは、伝え聞いたのか?」
レイチェルはレイ・ランデルの視線を受け止めた。嘘偽りなく答えた。そのくらいは目を見れば分かる。あとは確認だけだ。
「・・・十五の時、親に連れられて一族の墓参りに行ったんだ。そこで俺は、突然霊力に目覚めた。クラレッサの墓の前で、手を合わせた時の事だったよ。そしてクラレッサの感情と記憶が流れ込んできた・・・何を思い、どう生きてきたのか・・・一族に伝わっていた歴史とは、ずいぶん違っていたな。クラレッサが帝国を抜けた事実は、無かった事になっていたからな。当然だ、曾祖父の代から俺達は帝国で、重要な立場を担うようになっていたからな」
「そうか・・・ではもう一つ聞かせろ。真実を知ってなお、なぜお前は帝国で戦う?」
クラレッサの気持ちを理解したのであれば、帝国のために戦うなどできないはずだ。
突然霊力に目覚めたというのも、クラレッサが何かを伝えたかったからではないのか?
レイチェルはウィッカーから聞いたクラレッサの人物像で、クラレッサが本当は争いを好まない心優しい人間だと知った。
やっと自分の居場所ができた。孤児院で家族として迎えられた。そんなクラレッサから、かけがえのない大切なものを奪った帝国のためになぜ戦う?
それともレイ・ランデルにとっては、クラレッサの過去など知った事ではない。そう言う事なのか?
レイ・ランデルの返答次第で、この後の展開が明確に分かれる事になる。
レイチェルの体から発せられる気が、空気を張り詰めたさせた。
レイ・ランデルは静かに目を閉じた。少しの沈黙が流れる。
それは己の気持ちを確かめているのか、心に問いかけているのか・・・・・
今この瞬間に、レイチェルが攻撃をしかける事はできた。絶対に負けられない戦いをしてるのだ。
卑怯と言われてもそうすべきだったろう。
だが、レイチェルは答えを聞くまで動くつもりはなかった。この答えだけは聞かなければならない。
師ウィッカー・バリオス、その師であるブレンダン・ランデルが、姓を継がせた血統なのだ。
本当に自分が拳を向けるべき相手なのか、見極めねばならない。
「・・・クラレッサの気持ちを軽んじているわけではない。一族の祖先としての敬意もある。だが、今この時代を生きる俺には、俺の人生がある。曾祖父の代から俺達は帝国で生きてきた。俺にとってはこの帝国が故郷だ」
戦うしかないんだよ、俺達は・・・
その答えにレイチェルの黒い目が、鋭く細められる。
「・・・それが、お前の答えか」
後ろに引いてた右足に力が入り、今すぐにでも飛びかからんと身構える。
張り詰めた空気が更に緊張感を増した。
「・・・最後に聞かせろ。お前に霊力を教えた師とは、何者だ?」
レイ・ランデルは両の拳を握ると、肘を曲げて顔の横で構えた。
そして重心を後ろに置きつつ左足を前に出す。
「・・・名は言えないが、姓はバリオスだ。クラレッサの血筋なら、聞いた事があるんじゃないか?私に闘気と体術を教えてくれた師であり、この戦争を終わらせるために、たった一人で・・・今日まで戦い続けた人だ」
込み上げてくるものをぐっと押さえた。
代わりにやり場のない感情、怒りや苛立ち、そしてどうしようもない悲しみを、闘気に変えて放出した。
「・・・バリオス、だと?・・・カエストゥスのバリオスか?・・・ああ、なるほど、そうか。バリオスの子孫がお前の師という事か?それならお前のその強さも納得だ」
確か聞いた名だった。
一族の歴史を伝え聞く中で、カエストゥス国の中心人物の一人として出て来た魔法使いの名前だ。
だが、そのバリオスも200年前の人物であり、あの戦いでの生死は不明だがすでに過去の人間である。
今ここでその名が出て来るという事は、バリオスの子孫がいたという事だろう。
そしてあのバリオスの子孫に師事したのであれば、霊気を知っている事も、それに対抗できる力を身に付けた事も納得できる。
「・・・レイ・ランデル、決着をつけよう」
レイチェルは、あえてレイ・ランデルの認識を正さなかった。
ウィッカー・バリオスが200年もの時を生きている事など、まず誰も考えないだろう。
そのためレイチェルの師は、ウィッカーの子孫だと考えてしまう事は、無理からぬ事ではある。
だが、その認識の誤りを正すためには、師ウィッカーの事情を話さねばならない。
それは自分達を信頼して、全てを明かしてくれた師への裏切りになるのではないか?
そう考えると、どうしても話す事ができなかった。
選んだ道は戦う事
もう、言葉はいらない
分かり合えるかもしれないと思った
だが、手を取り合うには置かれた立場が違いすぎた
共に大切なものが、護るべきものがある
戦うしかないのだ
睨み合う二人
レイチェルとレイ・ランデル、両者の実力は拮抗していた
互いに僅かな隙も見逃さないと、集中力は極限まで研ぎ澄まされていく
攻めぎ合う気のぶつかり合い
張り詰めていく空気が両者の肌を打つ
瞬きすら許されないこの一瞬
「シッ!」
鋭く短く息を吐き、地面を蹴って飛び出したのはレイチェルだった
数メートルの距離を空けて向い合うのは、帝国軍第一師団長レイ・ランデル。
レイチェルはレイ・ランデルが話し終えるまで、その場から一歩も動かなかった。戦場で黙って敵の話しを聞く事など到底考えられないが、レイチェルはそれでも最後まで聞かねばならないと判断した。
なぜならこの男は、ウィッカー・バリオスの師である、ブレンダン・ランデルと同じ姓であったからだ。
それは直感だった。だがこの帝国の地で対峙した男が、ランデルを名乗ったのだ。
レイチェルにはこれが単なる偶然だとは、どうしても思えなかった。そしてやはりそれは間違いではなかった。
「・・・クラレッサから三~四代くらいまでは、同じ土地に住んでいたそうだ。だが更に世代が変われば、いつまでも同じままのわけはない。俺の曽祖父は帝国に移住を移した。当時帝国は戦争からの復興を完全に遂げており、再び隆盛を極めていた。身分を問わない実力主義に強く共感した曾祖父は、帝国で力を付けて着実に地位を上げていった。そして俺の代で師団長まで上り詰めた・・・・・」
そこで言葉を切ると、レイ・ランデルは深く息を吐いて空を見上げた。
そしてゆっくりと顔を下して、レイチェルの目を見つめた。
話す事は話した。
「・・・・・クラレッサの話しは、伝え聞いたのか?」
レイチェルはレイ・ランデルの視線を受け止めた。嘘偽りなく答えた。そのくらいは目を見れば分かる。あとは確認だけだ。
「・・・十五の時、親に連れられて一族の墓参りに行ったんだ。そこで俺は、突然霊力に目覚めた。クラレッサの墓の前で、手を合わせた時の事だったよ。そしてクラレッサの感情と記憶が流れ込んできた・・・何を思い、どう生きてきたのか・・・一族に伝わっていた歴史とは、ずいぶん違っていたな。クラレッサが帝国を抜けた事実は、無かった事になっていたからな。当然だ、曾祖父の代から俺達は帝国で、重要な立場を担うようになっていたからな」
「そうか・・・ではもう一つ聞かせろ。真実を知ってなお、なぜお前は帝国で戦う?」
クラレッサの気持ちを理解したのであれば、帝国のために戦うなどできないはずだ。
突然霊力に目覚めたというのも、クラレッサが何かを伝えたかったからではないのか?
レイチェルはウィッカーから聞いたクラレッサの人物像で、クラレッサが本当は争いを好まない心優しい人間だと知った。
やっと自分の居場所ができた。孤児院で家族として迎えられた。そんなクラレッサから、かけがえのない大切なものを奪った帝国のためになぜ戦う?
それともレイ・ランデルにとっては、クラレッサの過去など知った事ではない。そう言う事なのか?
レイ・ランデルの返答次第で、この後の展開が明確に分かれる事になる。
レイチェルの体から発せられる気が、空気を張り詰めたさせた。
レイ・ランデルは静かに目を閉じた。少しの沈黙が流れる。
それは己の気持ちを確かめているのか、心に問いかけているのか・・・・・
今この瞬間に、レイチェルが攻撃をしかける事はできた。絶対に負けられない戦いをしてるのだ。
卑怯と言われてもそうすべきだったろう。
だが、レイチェルは答えを聞くまで動くつもりはなかった。この答えだけは聞かなければならない。
師ウィッカー・バリオス、その師であるブレンダン・ランデルが、姓を継がせた血統なのだ。
本当に自分が拳を向けるべき相手なのか、見極めねばならない。
「・・・クラレッサの気持ちを軽んじているわけではない。一族の祖先としての敬意もある。だが、今この時代を生きる俺には、俺の人生がある。曾祖父の代から俺達は帝国で生きてきた。俺にとってはこの帝国が故郷だ」
戦うしかないんだよ、俺達は・・・
その答えにレイチェルの黒い目が、鋭く細められる。
「・・・それが、お前の答えか」
後ろに引いてた右足に力が入り、今すぐにでも飛びかからんと身構える。
張り詰めた空気が更に緊張感を増した。
「・・・最後に聞かせろ。お前に霊力を教えた師とは、何者だ?」
レイ・ランデルは両の拳を握ると、肘を曲げて顔の横で構えた。
そして重心を後ろに置きつつ左足を前に出す。
「・・・名は言えないが、姓はバリオスだ。クラレッサの血筋なら、聞いた事があるんじゃないか?私に闘気と体術を教えてくれた師であり、この戦争を終わらせるために、たった一人で・・・今日まで戦い続けた人だ」
込み上げてくるものをぐっと押さえた。
代わりにやり場のない感情、怒りや苛立ち、そしてどうしようもない悲しみを、闘気に変えて放出した。
「・・・バリオス、だと?・・・カエストゥスのバリオスか?・・・ああ、なるほど、そうか。バリオスの子孫がお前の師という事か?それならお前のその強さも納得だ」
確か聞いた名だった。
一族の歴史を伝え聞く中で、カエストゥス国の中心人物の一人として出て来た魔法使いの名前だ。
だが、そのバリオスも200年前の人物であり、あの戦いでの生死は不明だがすでに過去の人間である。
今ここでその名が出て来るという事は、バリオスの子孫がいたという事だろう。
そしてあのバリオスの子孫に師事したのであれば、霊気を知っている事も、それに対抗できる力を身に付けた事も納得できる。
「・・・レイ・ランデル、決着をつけよう」
レイチェルは、あえてレイ・ランデルの認識を正さなかった。
ウィッカー・バリオスが200年もの時を生きている事など、まず誰も考えないだろう。
そのためレイチェルの師は、ウィッカーの子孫だと考えてしまう事は、無理からぬ事ではある。
だが、その認識の誤りを正すためには、師ウィッカーの事情を話さねばならない。
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そう考えると、どうしても話す事ができなかった。
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攻めぎ合う気のぶつかり合い
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