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1323 攻撃が止んで
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「はぁ・・・はぁ・・・ぜぇ・・・勝ったぜ・・・・・」
両手を膝に着いて呼吸を整える。
足元に倒れているニメートルの巨体の男、たった今まで自分が戦っていたルーベン・ガルバンが動かなくなった事を確認して、ジャレットは安堵の息をついた。
強敵だった。
身体能力では完全に負けていた。自分が勝てた事は装備によるものが大きい。
全てを受け流す流水の盾、そしてこのオーラブレードでなければ、戦いはより厳しいものだったろう。
そしてなにより、先に戦っていたヴァンが深手を与えていてこそだ。
深く抉れた右半身からは絶えず血が流れていた。あれだけ血を流していれば体力の消耗は激しいものだったはず。それでも驚異的なパワーを見せつけられ、最後の方は際どいところまで追い込まれた。
もしガルバンが万全の状態だったならば、死んでいたのは自分だったかもしれない。
ヴァンと二人で掴んだ勝利だった。
ここでジャレットは座り込みたい衝動にかられるが、そうも言っていられない。
なぜなら敵の大将格は倒したが、大勢の兵士によって自分もラクエルも囲まれているからだ。
「チッ・・・きっついぜ、まったくよぉ・・・」
辺りに視線を向けると、少し離れた場所でラクエルが目に入った。ナイフを構え周囲に気を向けているようだ。
そのすぐそばに、自分の身長よりも高い氷の彫像ができている事から、どうやらあの褐色の女戦士ヴァネッサを凍り漬けにしたらしい。
そうか、無事に勝ったようだな。だったら後はこの包囲された状況を何とかしなきゃな。
ジャレットは足に力を入れて上半身を起こした。
「・・・アラやん、信じてるぜ!」
自分達を囲んでいる帝国兵の数は、数千人はくだらないだろう。満身創痍のこの状態で、これを突破して脱出する事は到底不可能だ。ならば持ちこたえるしかない。
アラタが黒魔法使い達を倒し、クインズベリー軍が川を渡って来るまで。
そう心を決めると、刀身の消えているオーラブレードの柄を硬く握りしめ、もう一度気を送り込んだ。
体力はもうほとんど残っていない。しかしその心はまだ折れてはいない。
「オォォォォォォーーーーーーーーーッツ!」
残り僅かな体力を燃やし、ジャレットのオーラブレードが銀色の闘気を放出させた!
「さぁ雑魚共が!かかってこい!」
ラクエルがヴァネッサを、ジャレットがガルバンを、それぞれが敵を倒し、アラタも帝国の黒魔法使い達を制圧した頃・・・・・
「・・・敵の攻撃が止んで六十秒経った。多分アラタ達がやり遂げたんだ」
ユナニマス大川に張り巡らせた氷の上で、ジーンは自分を含めカチュア達を覆っていた、青く輝く結界を解いた。
一瞬も途切れなかった帝国軍の攻撃魔法が止んで一分。
一分程度であれば、再び攻撃が再開される可能性は十分にあると思っていいだろう。
しかしジーンはもう結界は必要無いと判断した。仲間達が黒魔法使い達を倒したからと・・・
その根拠の半分は直感によるものだが、もう半分は攻撃を止める理由が他に無いからであった。
進軍してくるクインズベリー軍を、一方的に攻撃できていたのだ。このまま撃ち続ければいずれは結界を破壊して、憎きクインズベリー軍を川に沈める事ができただろう。
勝ち筋ができているのにその手を止める理由があるだろうか?いいや無い。
「ジーン、みんな大丈夫かな?」
腰の前で両手をぎゅっと握り、薄茶色の瞳に不安の色を滲ませながら、カチュアが声をかけてきた。
カチュアの心配は当然だ。
何万と待ち構える敵陣に、アラタ、ジャレット、ラクエル、ヴァン、フェンテスのたった五人で乗り込んだのだから。
「カチュア・・・うん、心配だよね。でも大丈夫だよ、アラタもジャレットも、僕達の仲間はみんな強いからね」
こうして攻撃魔法も止まったしね、そう答えてニコリと笑って見せる。
本音を言えばジーンも仲間の身を案じているし、できればすぐにでもかけつけたい。
しかし自分の役目は青魔法使いとして、残っている仲間を護る事である。
感情のままに勝手は出来ない。
それにアラタ達を信じると決めて送り出したのだから、最後まで信じよう。そう心に決めていた。
「・・・うん、そうだよね。みんな強いもんね」
ジーンの言葉を聞いて、不安気だったカチュアの表情も少し柔らかくなった。
自分を安心させるために、あえて明るく答えてくれたのだろうと、カチュアも察してはいた。
それでも人に安心感をあたえるジーンの笑顔と声色は、自然と緊張感を和らげていた。
「はいはい、どいてどいてー、さすがヴァンとレイジェスだね。僕が見込んだだけあるよ。本当に帝国の魔法使い達を止めたみたいだね」
軽い調子の声が後ろから聞こえて、カチュアとジーンが振り返ると、黄金の鎧を纏ったフェリックス・ダラキアンがこちらに向かって歩いて来た。
氷の足場の上に密集していた兵士達も、フェリックスの存在に気が付くと、一斉に端によって道を開ける。
ゴールド騎士のフェリックスは身長160cmにも満たず、体力型でありながら線の細い体付きをしている。
一見すると本当に戦えるのかと、疑わしい目を向けてしまいそうにもなるが、クインズベリーの兵士であれば誰もが知っている。
フェリックス・ダラキアンは、クインズベリー最強の一角であると。
そしてその隣には、現在フェリックスが専属で護衛をしている女性、闇の巫女ルナがいた。
黒い修道服に身を包んでいるが、その肌は雪のように白かった。
少し前までの彼女は帝国から逃げて来て、保護してもらっているという負い目からか、控えめで物静かな印象であった。
しかし今フェリックスと並んで歩いているルナのその黒い瞳には、ある種の覚悟を決めた強い意思が宿って見えた。
「フェリックス・ダラキアン・・・」
少し驚いたようにジーンが呟くと、フェリックスはその声に足を止めてジーンに目を向けた。
「やぁ、確かレイジェスのジーンだったかな?前線の報告は受けていたよ。帝国の魔法攻撃は止んだようだし、ここからは僕がやろう」
屈託のないニコニコとして笑みは、戦場にはそぐわないものだった。
両手を膝に着いて呼吸を整える。
足元に倒れているニメートルの巨体の男、たった今まで自分が戦っていたルーベン・ガルバンが動かなくなった事を確認して、ジャレットは安堵の息をついた。
強敵だった。
身体能力では完全に負けていた。自分が勝てた事は装備によるものが大きい。
全てを受け流す流水の盾、そしてこのオーラブレードでなければ、戦いはより厳しいものだったろう。
そしてなにより、先に戦っていたヴァンが深手を与えていてこそだ。
深く抉れた右半身からは絶えず血が流れていた。あれだけ血を流していれば体力の消耗は激しいものだったはず。それでも驚異的なパワーを見せつけられ、最後の方は際どいところまで追い込まれた。
もしガルバンが万全の状態だったならば、死んでいたのは自分だったかもしれない。
ヴァンと二人で掴んだ勝利だった。
ここでジャレットは座り込みたい衝動にかられるが、そうも言っていられない。
なぜなら敵の大将格は倒したが、大勢の兵士によって自分もラクエルも囲まれているからだ。
「チッ・・・きっついぜ、まったくよぉ・・・」
辺りに視線を向けると、少し離れた場所でラクエルが目に入った。ナイフを構え周囲に気を向けているようだ。
そのすぐそばに、自分の身長よりも高い氷の彫像ができている事から、どうやらあの褐色の女戦士ヴァネッサを凍り漬けにしたらしい。
そうか、無事に勝ったようだな。だったら後はこの包囲された状況を何とかしなきゃな。
ジャレットは足に力を入れて上半身を起こした。
「・・・アラやん、信じてるぜ!」
自分達を囲んでいる帝国兵の数は、数千人はくだらないだろう。満身創痍のこの状態で、これを突破して脱出する事は到底不可能だ。ならば持ちこたえるしかない。
アラタが黒魔法使い達を倒し、クインズベリー軍が川を渡って来るまで。
そう心を決めると、刀身の消えているオーラブレードの柄を硬く握りしめ、もう一度気を送り込んだ。
体力はもうほとんど残っていない。しかしその心はまだ折れてはいない。
「オォォォォォォーーーーーーーーーッツ!」
残り僅かな体力を燃やし、ジャレットのオーラブレードが銀色の闘気を放出させた!
「さぁ雑魚共が!かかってこい!」
ラクエルがヴァネッサを、ジャレットがガルバンを、それぞれが敵を倒し、アラタも帝国の黒魔法使い達を制圧した頃・・・・・
「・・・敵の攻撃が止んで六十秒経った。多分アラタ達がやり遂げたんだ」
ユナニマス大川に張り巡らせた氷の上で、ジーンは自分を含めカチュア達を覆っていた、青く輝く結界を解いた。
一瞬も途切れなかった帝国軍の攻撃魔法が止んで一分。
一分程度であれば、再び攻撃が再開される可能性は十分にあると思っていいだろう。
しかしジーンはもう結界は必要無いと判断した。仲間達が黒魔法使い達を倒したからと・・・
その根拠の半分は直感によるものだが、もう半分は攻撃を止める理由が他に無いからであった。
進軍してくるクインズベリー軍を、一方的に攻撃できていたのだ。このまま撃ち続ければいずれは結界を破壊して、憎きクインズベリー軍を川に沈める事ができただろう。
勝ち筋ができているのにその手を止める理由があるだろうか?いいや無い。
「ジーン、みんな大丈夫かな?」
腰の前で両手をぎゅっと握り、薄茶色の瞳に不安の色を滲ませながら、カチュアが声をかけてきた。
カチュアの心配は当然だ。
何万と待ち構える敵陣に、アラタ、ジャレット、ラクエル、ヴァン、フェンテスのたった五人で乗り込んだのだから。
「カチュア・・・うん、心配だよね。でも大丈夫だよ、アラタもジャレットも、僕達の仲間はみんな強いからね」
こうして攻撃魔法も止まったしね、そう答えてニコリと笑って見せる。
本音を言えばジーンも仲間の身を案じているし、できればすぐにでもかけつけたい。
しかし自分の役目は青魔法使いとして、残っている仲間を護る事である。
感情のままに勝手は出来ない。
それにアラタ達を信じると決めて送り出したのだから、最後まで信じよう。そう心に決めていた。
「・・・うん、そうだよね。みんな強いもんね」
ジーンの言葉を聞いて、不安気だったカチュアの表情も少し柔らかくなった。
自分を安心させるために、あえて明るく答えてくれたのだろうと、カチュアも察してはいた。
それでも人に安心感をあたえるジーンの笑顔と声色は、自然と緊張感を和らげていた。
「はいはい、どいてどいてー、さすがヴァンとレイジェスだね。僕が見込んだだけあるよ。本当に帝国の魔法使い達を止めたみたいだね」
軽い調子の声が後ろから聞こえて、カチュアとジーンが振り返ると、黄金の鎧を纏ったフェリックス・ダラキアンがこちらに向かって歩いて来た。
氷の足場の上に密集していた兵士達も、フェリックスの存在に気が付くと、一斉に端によって道を開ける。
ゴールド騎士のフェリックスは身長160cmにも満たず、体力型でありながら線の細い体付きをしている。
一見すると本当に戦えるのかと、疑わしい目を向けてしまいそうにもなるが、クインズベリーの兵士であれば誰もが知っている。
フェリックス・ダラキアンは、クインズベリー最強の一角であると。
そしてその隣には、現在フェリックスが専属で護衛をしている女性、闇の巫女ルナがいた。
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しかし今フェリックスと並んで歩いているルナのその黒い瞳には、ある種の覚悟を決めた強い意思が宿って見えた。
「フェリックス・ダラキアン・・・」
少し驚いたようにジーンが呟くと、フェリックスはその声に足を止めてジーンに目を向けた。
「やぁ、確かレイジェスのジーンだったかな?前線の報告は受けていたよ。帝国の魔法攻撃は止んだようだし、ここからは僕がやろう」
屈託のないニコニコとして笑みは、戦場にはそぐわないものだった。
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